この秋何買う？ スタイリストが本気で狙うファッションアイテムをチェック。【33. X | 大人の新ベーシックAtoZ】

斬新なプロポーション、アイデアに満ちたスタイリング、意外性に満ちた素材など、2024年にアップデートされた大人のベーシックをAからZのキーワード別にご紹介。

今季のショッピングリスト、スタイリストたちによる呟き。

今シーズン、リアルに買った&これから買おうと決めているマイベーシックとなるアイテムについて、スタイリストが思い思いに呟きます。#大人の新ベーシックAtoZ

Yuuka Maruyama

丸山佑香

エンジニアブーツが大好きなのですが、年齢を重ねると履きこなすのが難しく、しばらく遠ざかっていました。ロエベらしい毛足の長いブラッシュドスエードに花柄模様がプリントされたこの一足は、エンジニアブーツなのにハードすぎず、まさに理想的なバランス。こんなモダンな花柄のエンジニアブーツには二度と出会えないと思うので、絶対に手に入れます。

￥229,900（予定価格）／ロエベ（ロエベ ジャパン クライアントサービス）

Chikako Aoki

青木千加子

独創性のある個性的なデザイナー達が次々と表舞台から姿を消し、寂しくもある昨今ですが、東京にも強烈なデザイナーいるよーってことでデビュー当時から応援しているのが、榎本実穂さんが2021年にスタートさせたミオズモーキー。2024AWの展示会で一目惚れしたのがこのフリルシャツ。デコラティブな袖のフォルムやフリル使いが昔好んで着ていたヴィンテージのヴィクトリアンジャケットを思わせるけど、フォルムやディテールは斬新。デザイナーの好きが詰め込まれたこのアイテムは、私の戦闘服にもなり得る一着。

ブラウス￥57,200／ミオズモーキー（クオン ショールーム）

Tomoko Iijima

飯島朋子

ザ・ロウが描く、日常からかけ離れない地に足の着いた女性像に共感します。同じ形の異なる2枚の素材を重ねたセパレートのジャケットは、ジャケット好きな私にとって理想的な一着。未完成なほつれたディテールや、裏地を見せて着るというコンセプトもいい。シンプルにTシャツに羽織りたいですね。

￥660,000／ザ・ロウ（ザ・ロウ・ジャパン）

Tamao Iida

飯田珠緒

ミウッチャさんの作る服が大好きなのですが、ショーを見た瞬間に一目惚れしたのがブルーのパジャマシャツとパンツのセットアップ。パジャマ風セットアップにVネックニットを重ねて、ヴィンテージショップにありそうなミンクの毛皮を模したシアリングジャケットを重ねたスタイルは、クローゼットに合ったものを適当に組みわせたような気負わないムードもいい。ルックごと着たい!と思ったくらい。

シャツ￥181,500、パンツ￥146,300（すべて予定価格）／以上ミュウミュウ（ミュウミュウ クライアントサービス）

Naomi Shimizu

清水奈緒美

装いに応じてバッグを毎日必ず変えることもあり、新作のバッグは常に意識して見ています。ロゴがなく、自立していて、ショルダーではなく、ハンドバッグが好きです。1947年に誕生したシグネチャーであるバンブーバッグをアップデートした新作をランウェイで見て、その佇まいにあらためて惹かれました。

￥5,060,000／グッチ（グッチ クライアントサービス）

Tomoko Kojima

小嶋智子

ストイックさと色気が共存し、足元を抜かりなく美しく見せてくれるアライアの靴が好きです。リボンが沢山ついている大胆なところが思いがけずチャーミングで、なおかつ大人の女性が履いてみたいと思えるミニマルでヘルシーな要素もあり、展示会で見て心を奪われました。日本では買い付けがないので、オンラインで購入するつもりです。

￥364,100／アライア（リシュモン ジャパン アライア）

問い合わせ：

ロエベ ジャパン クライアントサービス

03-6215-6116

https://www.loewe.com/jap/ja/home

 

クオン ショールーム

03-5766-0160

https://www.instagram.com/miosmokey/

 

ザ・ロウ・ジャパン

03-4400-2656

https://www.therow.com/ja-jp

 

ミュウミュウ クライアントサービス

0120-45-1993（フリーダイヤル）

https://www.miumiu.com/jp/ja.html

 

グッチ クライアントサービス

0120-99-2177（フリーダイヤル）

https://www.gucci.com/jp/ja/

 

リシュモン ジャパン アライア

03-4572-4500

https://www.maison-alaia.com/jp

 

＊「フィガロジャポン」2024年10月号より抜粋