世界の“自動車の生産台数”ランキング！3位『日本』、2位『アメリカ』を抑えた第1位はどこの国？

自動車メーカーといえば、日本やアメリカの他に、ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国をイメージするかもしれませんね。たしかに、どの国も世界有数のブランドカーを生産している国ですが、自動車生産台数が最も多い国は別の国であることはご存知でしょうか。

そこで今回は、「2023年の自動車の生産台数」世界ベスト3をランキング形式でご紹介します。第1位の国は、近年、自動車の輸出台数もトップになったあの国です。経済の動向を知るために、ぜひチェックしてみましょう。

第3位 日本（899万7,440台）

日本の生産台数は減少傾向にあったものの、2023年は久しぶりに増加。世界第3位の実績をキープしています。日本にはホンダ・トヨタ・日産のような、世界に誇る自動車メーカーが数多くあります。2023年のホンダの生産台数については、5年ぶりの増加となり、387万162台と好調でした。

コロナ禍が明けたことで、自動車の生産自体には追い風が吹いているようです。さらに、最近の円安傾向によって、海外への輸出は好調に。一方で、円安や資源高騰により、国内生産の場合は海外部品の仕入れ額が上がっています。2024年の日本の自動車生産台数は、どのようになっていくのでしょうか。

第2位 アメリカ（1,061万1,555台）

アメリカは、2021年が915万7,205台、2022年が1005万2,958台と順調に生産台数を伸ばし、2023年には前年比5.6%増の1,061万1,555台と好調です。日本と同じく、コロナ禍が明けてから生産台数を伸ばしています。

アメリカの自動車メーカーは、ゼネラルモーターズ（GM）やフォード・モーターなどが有名です。GMの2023年の生産台数は、前年比14.1%増の260万台前後と好調。その原因の一つとして、GMは電気自動車（EV）の販売比率が大きくなったことがあげられます。2023年のGMのEV販売台数は全体の8%前後を占めているため、今後のEV生産台数の伸びに注目したいですね。

第1位 中国（3,016万966台）

そして、第1位となったのが『中国』です。2008年にはアメリカを、2009年には日本を抜き、現在も中国は首位を独占しています。その生産台数の規模はアメリカの約3倍。さすが、世界人口ランキング2位の国といえる、圧倒的な生産台数ですね。

また、2023年の中国の自動車輸出台数は522万台と、2019年からの4年間で約4倍に成長し、日本を抜いて世界一となりました。中国の自動車メーカーでは、「上海汽車集団」が最も輸出台数を伸ばしており、次いで「奇瑞汽車」や「長城汽車」が好調のようです。今後もアメリカや日本を抑えて成長していくのでしょうか。その動向に注目です。

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資料：GLOBAL NOTE 出典：OICA