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絶対にやらないで!国民生活センターが注意喚起…カップ麺に入れると危険な“食品”にゾッ<日常生活の危険な行動3選>

  • 2024.10.6

私たちの日常生活には、便利さゆえに見落としがちなリスクが潜んでいます。「当たり前」だと思っていた行動が、実は危険を伴うことをご存じでしょうか?

今回は、農林水産省や国民生活センターなどが注意を促す、日常生活でやりがちな危ない行動を3つご紹介します。

【エコバッグ】使い回さないで!

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出典:PIXTA

2020年7月に実施された「レジ袋有料化」により、今では買い物をする上でマストアイテムとして定着した「エコバッグ」。

便利な上、使い回せるためとってもエコですが、この“使い回し”がとあるリスクにつながるのはご存知でしょうか。

農林水産省は、「目につく汚れやニオイがなくても、知らぬ間に肉や魚の汁、野菜の土が、エコバッグに付着することがあります」と指摘した上で、「そのままにして使い続けると、食中毒菌が増殖してしまい、新たに購入した食品に菌が付着してしまいます」と注意喚起しています。

レジ袋代を浮かせるはずが、食中毒になり高額な治療費を支払うハメに…なんてことになったら目も当てられませんよね。

エコバッグ使用上の注意点

農林水産省は、「エコバッグを清潔に使うための日頃から気を付けたいポイント」として、下記の5つを挙げています。

1.エコバッグは定期的に洗いましょう。(頻繁に買い物に使うのであれば、乾きやすいポリエステルなどの素材のものを選ぶと良いでしょう)。
2.肉、魚、野菜ポリ袋に入れましょう。
3.肉、魚、冷蔵・冷凍食品などの冷たい物は、まとめて入れて、温かいものと、密着しないように入れましょう。
4.食品と日用品を入れるエコバッグを区別しましょう。
5.食品を入れたエコバッグの持ち運びは、短時間にしましょう。

とても便利なエコバッグですが、使い方を誤ると、思わぬリスクが生じてしまうかもしれません。農林水産省が指摘するポイントをしっかり守るようにしましょう。

【カップ麺】この食材、入れないで!

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出典:PIXTA

簡単に作れてとっても便利なカップ麺。具材を加えたり調味料でアレンジしたりして楽しんでいる方も多いでしょう。

しかし「カップ麺に入れないように」と、注意喚起されている食品もあるんです。

カップ麺に入れると危険な食品とは?

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カップ麺に入れると危険な食品はズバリ、「MCTオイル」。中鎖脂肪酸が主成分の食用油です。

その理由は、カップ麺でよく使われる発泡ポリスチレン製容器が“変質・破損する”から。実際に「容器の底が抜けて足にお湯がかかった」という危険な事例が報告されており、国民生活センターが再現テストを行い、注意喚起をしています。

なお、MCTオイルだけでなく、ココナッツオイルやエゴマ油、アマニ油も気をつけてくださいとのこと。

容器が発泡ポリスチレン製の即席カップめんには、容器が変質・破損するおそれがあるため、添付以外の食用油等を加えてはならないといった表示が記載されています(注)。また、食用油の一部には、ポリスチレン製の食品容器に使用してはならない等の表示が記載されているものもあります(注)。

そこで、即席カップめん及びMCTオイル、ココナッツオイル、えごま油、アマニ油(以下、「テスト対象食用油」とします。)の表示の調査、発泡ポリスチレン製容器に湯とテスト対象食用油を加えたことによる容器の破損の再現テスト等を行い、消費者に注意喚起することとしました。

再現テスト
MCTオイルを大さじ1杯(15ml)入れた直後に、沸騰した湯を約550ml注いだ場合の発泡ポリスチレン製容器の状態を調べました。
その結果、発泡ポリスチレン製容器全体が数秒で破損し、湯が漏れ出しました。(注)食品表示法等により、表示の義務がある注意・警告表示ではありませんが、即席めん業界が自主的に消費者への注意喚起表示を実施しています。

使用する際は必ず移して!

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MCTオイルの側面をよく見ると、「ポリスチレン製容器とオイルを組み合わせて使用しないでください」と赤字の注意書きがあります。見落としがちですが、ちゃんと書いてあるんです。

ただ、必ずしも絶対カップ麺に加えることが出来ないわけではありません。国民生活センターから消費者へのアドバイスとして、以下のように言われていました。

MCTオイルやえごま油等を発泡ポリスチレン製容器(即席カップめんやコーヒー等)に加えると、容器が変質・破損するおそれがあるため、添付以外の食用油等は加えないようにしましょう。
加えたい場合は、即席カップめん等の中身を、発泡ポリスチレン製以外の容器に移してから加えるようにしましょう。

カップ麺を作る際は、ご注意くださいね。

【乾電池】そのまま捨てないで!

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出典:PIXTA

生活に欠かせない“乾電池”ですが、使い終わったものを回収場所にそのまま捨てていませんか?

乾電池は、“絶縁処理”をしないと他の金属や電池と触れて、ショートしてしまい発熱や発火、破裂などの事故を起こす危険性もあるので捨て方には注意が必要です。では、どのように絶縁処理をするのでしょうか。やり方をご紹介します。

用意するのはセロハンテープだけ!

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必要なものは、セロハンテープ。ビニールテープやガムテープなど、絶縁性のテープならどれでも構いません。

処理の方法もいたってシンプル。セロハンテープをカットして、乾電池の両端にしっかりと貼るだけです!

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このように、乾電池のプラス極とマイナス極をテープで覆って絶縁すればOK!あとは、各自治体の対応に応じて廃棄しましょう。

少し手間に感じるかもしれませんが、全ての電池に必ず行うようにしましょう。

「当たり前」にしていたことが、実は危険かも

企業や農林水産省、経済産業省が注意喚起する、日常生活でやりがちな危ない行動についてご紹介しました。

「今までやってきたけど、何も起きなかった!」という方は、実はラッキーなだけだったかもしれません。

どれも一歩間違えると重大な事故につながる恐れがあります。必ず行うようにしましょう!


出典:経済産業省HP、農林水産省「賢く楽しくお買い物!~エコバッグでも食中毒予防~」、独立行政法人国民生活センター 公式HPアイリスオーヤマ公式X

※写真はイメージです