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大人が意外と間違える「(179+299)+101」→5秒で計算できる?

  • 2024.11.4
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足し算は、掛け算や割り算に比べて計算しやすいですが、繰り上がりが多いと答えを出すのに時間がかかることがあります。

しかし、少し視点を変えるだけで、意外と簡単に計算できる場合もあります。

今回の問題もその一つです。工夫して計算し、5秒以内の解答を目指しましょう!

問題

次の計算をしてください。
(179+299)+101

※制限時間は5秒です。

解答

正解は、「579」です。

制限時間内に計算が終わったでしょうか?

次の「ポイント」で、この問題をスピーディーに計算する方法を解説します。ぜひご覧ください。

ポイント

この問題のポイントは、「結合法則」です。

結合法則とは、簡単に言えば「式の計算順序を変えても答えは変わらない」という法則のことです。

算数の範囲で習うのですが、すっかり名前を忘れてしまっていたという人もいるかもしれませんね。そんな人は、次の式の形を確認してください。

結合法則
(a+b)+c=a+(b+c) →a+bから計算しても、b+cから計算しても答えは同じ

今回の問題は、(179+299)+101となっているため、179+299から計算しなければならないように見えます。

しかし、179+299はなかなか面倒な足し算です。さらに、101との足し算も大変そうです。

結合法則によれば、足し算はどこから計算しても答えに変わりはありません。そこで、先に299+101を計算してしまいましょう。

(179+299)+101
=179+(299+101)

299+101は下二桁がちょうど00になる切りのよい足し算なので、計算しやすいです。

179+(299+101)
=179+400

179+400は、実質下二桁の計算をしなくてよいようなものなので、答えを出すのは簡単ですね。

179+400
=579

これで答えが出ましたね。

まとめ

今回の問題はいかがでしたか?

どこから計算しても足し算の答えが変わらない「結合法則」のことを覚えておけば、面倒な計算を回避してすばやく答えが出せるケースがあります。ややこしい足し算を見たら、一度「どこから計算すると楽なのか」考えてみてくださいね。

他にもさまざまな法則がポイントになる問題を用意していますので、ぜひご覧ください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。