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大人が意外と解けない算数「100+500−100×500÷250」→正しく計算できる?

  • 2024.10.8
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大人になると、電卓やスマホなど、自動で計算できるツールに頼ることが増えていきます。その分、計算力の衰えを感じている人も多いのではないでしょうか。

特に忘れがちなのが、基本的な計算ルールです。単純な足し算や引き算とは違い、長い計算式を計算するときは、計算ルールを守らなければ間違えてしまいます。

今回の問題に挑戦して、基本の計算ルールを確認してみませんか。

問題

次の計算をしてください。
100+500−100×500÷250

解答

正解は、「400」です。

無事、正解にたどり着けたでしょうか?

違う答えを出してしまった人は、ルール通りに計算を進められなかったのかもしれません。

次の「ポイント」で、正しい計算過程を確認してみましょう。

ポイント

この問題のポイントは、「計算の順番」です。

今回の問題のように足し算・引き算・掛け算・割り算の四則が混ざった式では、左から順に計算をすると、答えを間違えることがあります。なぜなら、四則演算の優先順序がそれぞれ異なるからです。

計算の優先順のルールをまとめると、次のようになります。

  1. 掛け算、割り算
  2. 足し算、引き算

四則演算の中で優先順が高いのは掛け算と割り算で、優先順が低いのは足し算と引き算です。同じ優先順の計算に関しては、左から順に計算すればOKです。

では、改めて今回の問題を見てみましょう。

100+500−100×500÷250

最初に計算すべき部分はどこでしょうか? 先ほど紹介した「計算の優先順のルール」に従えば、掛け算・割り算が現れる100×500の部分ですね。

100+500−100×500÷250

では、さっそく計算してみましょう。

  100+500−100×500÷250
=100+500−50000÷250

次に計算すべきは直後の割り算です。

  100+500−50000÷250
=100+500−200

これで足し算と引き算だけの式ができました。足し算と引き算の計算の優先順序は同じなので、左から順に計算していきましょう。

  100+500−200
=600−200
=400

これで答えが出ましたね。

まとめ

今回の問題では、計算の順番について覚えているかどうかが重要でした。

計算問題では、足し算と引き算の優先度は掛け算と割り算に比べて低くなります。四則演算が混ざった式を見かけたら、優先度の高い演算の部分を探すことから始めましょう。

「そういえばこんな計算ルールがあったな」と思い出した人は、ぜひ他の問題にも挑戦して計算力を鍛えてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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