通勤や通学、またはちょっとしたお出かけで電車やバスを利用される方も多いでしょう。乗車券やモバイルSuicaなどを使用すれば特に問題なく乗ることができますが、念のため「乗車駅」を覚えておいた方がよいかもしれません。もしもの時に役に立つ可能性があるようです。
鉄道会社に勤める、鉄道会社は辞めるな君(@tetsudo_yameru)さんがX(旧Twitter)に「旅客に酷いと言われたこと」を投稿したところ、注目を集めています。
鉄道会社は辞めるな君さんは、旅客の方にどのような言葉をかけたのでしょうか?
注目の投稿は、こちらです。
※下記の日付のリンクからX(旧Twitter)に移動します
鉄道会社は辞めるな君@tetsudo_yameru 2024年10月3日
『乗車駅を覚えていない』とおっしゃる旅客に『乗車駅が分からない場合は、最も遠い駅からの運賃精算になります』と伝えると『なんでそんな酷いこと言うんだ』って言われたけれど、酷いことではなく、規則に則り対応してるだけです。 次回からは乗車駅をしっかり覚えておくことですね。
鉄道会社は辞めるな君さんが仰っているように、こちらはJR東日本の『旅客営業規則』第266条に明記されています。
第264条の規定により旅客運賃・増運賃を収受する場合において、当該旅客の乗車駅が判明しない場合は、その列車の出発駅(出発駅の異なる2個以上の列車を併結運転している場合は、その最遠の出発駅。また、接続列車のある場合でその接続列車に乗車したことが明らかなときは、その接続列車の出発駅)から、また、乗車車両が判明しない場合で、その列車に特別車両が連結されているときは、その特別車両に乗車したものとみなして同条の規定を適用する。
出典:JR東日本『旅客営業規則』(https://www.jreast.co.jp/ryokaku/02_hen/07_syo/03_setsu/03.html)
そのため、旅客の方は酷いと思ったのかもしれませんが、鉄道会社は辞めるな君さんの対応に全く非はありません。
投稿に対するコメントも、
これは鉄道会社側の正義
てか?なんで乗車駅すら覚えないか?
などのコメントが寄せられていました。
基本的に、このようなトラブルに遭う方は多くないかもしれません。しかし、万が一の際に支払う金額が少なくなるよう、今後は乗車駅を覚えておくようにした方がよさそうです。
取材協力:鉄道会社は辞めるな君(@tetsudo_yameru)さん