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「下着の色は白のみ」「スカートのヒダの数を教師が」学生時代の“理不尽な校則”の数々に…あぜん!

  • 2024.10.31
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

各学校で独自に定められている「校則」。健全な学生生活を送るための規則は必要ですが、中には「寒くてもマフラーをしてはいけない「水道水を飲んではいけない」「女子のみ制服のジャケットを脱いではいけない」など、理不尽な校則もあるようです。

校則とはいえ、納得できない内容にモヤモヤした経験はありませんか?

そこで今回は、学生時代に理不尽だと思った校則について、アンケートをとって詳しく聞いてみました。

学生時代「理不尽だ」と思った自分の学校の校則とは?

実際に自分の小中高時代に理不尽だと思った校則があった、という方を対象にその体験を聞くアンケートを実施しました。

寄せられた回答を、カテゴリごとにいくつか紹介します。

制服に関する校則

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

制服に関する校則では、女子はスカートの長さからヒダの数まで、男子は学ランで開けていいボタンなどを指定されていた学校がありました。

スカートのヒダの数
全校集会で一人立たされて先生4〜5人に囲まれてひだの数を数えられ校則通りと分かっても謝罪されず「おかしいな?」と言われました。痩せていたのでプリーツが多く見えたのか地味なのに校則違反していると思われて悲しかったです。
(50代女性・専業主婦・近畿地方)
学ランのボタンを空けるのは第1ボタンのみ
なぜ第1ボタンはよくて、第2ボタンがいけないのかがわからなく、きちんと説明すべきだと思いました
(20代男性・ITエンジニア・東京)
女子だけ制服のジャケットを脱いではいけない
男子はワイシャツを着ていれば学ランを脱いでも問題ないのに、女子は学校指定のワイシャツを着ていてもジャケットを脱ぐことが禁止されていた。男女で違いがあるのが嫌だった。先生に伝えてもルールだからとしか言われないのが嫌だった。
(20代女性・会社員・東北地方)

服装に関する校則

服装に関する校則は、下着や靴下の色などを指定されているものが多くありました。

制服以外の服装に関する校則

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出典:photoAC(※画像はイメージです)
靴の色は白に限る
外側は白だけど内布が鮮やかな青のスニーカーを履いて登校したら、靴箱チェックで引っかかり、職員室で怒られて買い替えるように言われた。 「履いてしまえば中は見えない」と反論したら「靴箱の中で目立つからダメだ」と言われた。
(50代女性・会社員・大分県)
女子生徒のみ靴下を三つ折りにする
生徒は白ソックスを着用義務がありましたが女子生徒のみは膝下からくるぶし上で指2本分ほど三つ折りで履かなければなりませんでした。
靴下が伸びるし三つ折りする必要性が全くわかりませんでした。当時生徒会役員をしていたので生徒にアンケートを実施してこの校則の必要性を問うと、8割以上は不要であると回答でした。1か月間の徹底の後に廃止できました。
(20代女性・アルバイト・兵庫県)
上履きはサンダル(歩きにくい)
「これでは歩きにくいから上履きを変えてほしい」と生徒会などが話したと思います。 理由は「登下校の靴との差別きちんとしたい」とのことでした・ 災害があったら逃げきれなかったと思うと ぞっとします
(50代・ 女性・専業主婦・関東地方)

下着に関する校則

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出典:photoAC(※画像はイメージです)
下着の色指定
思春期の中学時代に下着まで決めてくるのはすごく嫌だった。違う色を着ていたら男性の先生が注意することもあった
(10代女性・学生・福岡)
下着の色は白色のみ
私が通っていた中学は体操着で一日を過ごすことが多かったため、下着の色が透けて見える白色を私の母親は買わず透けにくい色をと、ベージュ等肌に近い色を購入してくれたのですが、生活指導の先生に指導され叱られたのが嫌でした。
(20代女性・会社員・岐阜県)

白の下着は透けやすいということは、大手下着メーカーの調査でも示されています。そもそも、下着の確認を教師が行うこと自体、問題です。

健康を害するおそれのある校則

中には健康被害が出そうな校則も。特に、寒さをしのぐための対策を禁じる校則についてはかなりの数が寄せられました。

防寒を妨げる校則

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出典:photoAC(※画像はイメージです)
カーディガン没収
雪が深い学校だったにもかかわらず、寒さ対策でカーディガンを着て出席すると問答無用で没収されました。大変理不尽に感じました。
(30代・会社員・東北出身)
スカートの下にズボンを穿いてはいけない
登校する際にどれだけ寒くてもスカートの下には体操服の長ズボンなどを穿いてはいけないというものでした。見た目のこともあると思うのですが、あまりにも寒い時は登校することが嫌になるほどだったので許して欲しかったです。
(20代・エンタメ系・近畿地方)
マフラー禁止
どんなに雪が降っていてもマフラー禁止でした。校門で没収されるのですが、没収覚悟でマフラーをして行ってたので卒業式に何十本も返却されました。最寄り駅から徒歩30分位かかります。先生はマフラーしてるので理不尽と感じました
(50代女性・会社員・愛知県)

特に「冬場にスカートは寒いのに、校内でもスカートの下にジャージやズボンを穿いてはいけない」という規則のせいで非常に寒い思いをした、体調を崩したという声が多く寄せられました。

また「学校指定の高価だが温かくないコート以外禁止されていた」「ブレザーは衣替えの季節になるまで着ていなければいけない」という校則も。

健康を害するおそれのある校則

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出典:photoAC(※画像はイメージです)
水道水を飲んではいけない
水筒持参してはいけないのに、水道水ものんではいけないので、体育の後が辛かった
(30代・女性・専業主婦)
日焼け止めの禁止
昼休み前の授業で日焼け止めを使用した生徒がいたクラスが、昼休みに入っても教師からの指導が終わらず結局全員昼食を取れなかった。皮膚を守るための道具を化粧品と一括りにして禁止にしていたことが今でも納得できない
(30代女性・主婦・九州地方)

地毛なのに変えろと言われる

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)
高校。髪を染めるのはNGだが地毛が黒以外の生徒は黒く染めなければならない。地毛が茶色の女子生徒が反論していたが相手にされず結局染めていてかわいそうだった。
行き過ぎた校則は誰も幸せにならない。モンスターペアレントの前にモンスター校則があったのだと思う。
(30代男性・会社員・青森県)
高校生のときに髪が黒くなければならなかったこと。そこまではいいが、少しでも茶色いと呼び出しをされていた。
ドライヤーをすると少し茶色くなることもある。あと頭髪検査の会場が大体体育館などの明るいところだったため、茶色く見えることもある。そのときに美容室である髪のサンプルと照らし合わされた。染めていないのに勘違いされて嫌だった
(30代女性・小売業・九州地方)
天然パーマでもパーマと疑われ、坊主頭にしていた。私はいわゆる天然パーマです。パーマがダメと校則があり、天然パーマでもパーマと先生に疑われ、仕方なく坊主頭にしていた。精神的に嫌でした。
(50代男性・学習支援・大阪府)

全国どこでも理不尽な校則が

また、複数票寄せられた中には「前髪は眉毛より上にカットする」「お弁当は15分以内に食べる」「セーターはOKだがカーディガンは着用禁止」といった、わざわざルール化する必要があるか不明なものもありました。

一定のルールは必要ですが、一体なんの意味があるかわからない規則が数多くあるのも事実。

特に、健康や安全を害する恐れのある校則はすぐにでも見直してほしいですよね。

今回紹介したものの中には、今は改善されているものもあるかもしれませんが、形骸化した校則は時代の変化とともに変えていく必要があるでしょう。



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2024/10/25~2024/10/30
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:400