【ぶどうの長期冷凍保存】何と3か月も保存可！おいしさ長持ちの秘密は…え、軸を残す⁉どゆこと⁉

管理栄養士のともゆみです。ぶどうが旬を迎え、スーパーでもいろいろな種類が並んでいるのを見かけるようになりました。瑞々しくておいしいぶどう、買ってきたのはいいものの、一度に1房食べ切れないことってありますよね。そんな時、保存はどのようにしていますか? 夕方のテレビ番組『スーパーJチャンネル』で、この季節ならではの保存法をプロの方が紹介していました。その方法とは？

ANN系列の報道・情報番組『スーパーJチャンネル』では、ニュースの他にも、日々のあらゆる情報を放送しています。この日はぶどうのおいしい保存法を紹介していました。ぶどうはどのように保存するのがいいのか、料理研究家で食品保存アドバイザーの島本美由紀さんに教えてもらいました。

ぶどうのおすすめの保存方法とは？

島本さん「この季節おすすめのぶどうの保存方法、それは1粒ずつ冷凍するのがおすすめです。約3か月保存できます」
プロのおすすめの保存方法は1粒ずつにして冷凍するんですね。

島本さん「そして、3か月持たせるためにはコツがあります。それは、3～5mmくらいを目安に枝（軸）を残して切ります」

なぜ、軸の部分を数ミリ残すのでしょうか？
島本さん「実をもぎ取ってしまうと、穴が開いてしまいます」

「そこから乾燥して劣化の原因につながってしまうので、軸を残して保存するのがポイントです」

なるほど、軸を残して穴が開かないようにするんですね。

ぶどうのおいしい冷凍保存方法

【冷凍方法】
1.ぶどうは軸を残して1粒ずつに切ります。軸からポロっと外れやすいので慎重に。

2.軽く洗い、水気を切ります。冷凍用保存袋に入れて冷凍します。

1晩冷凍しました。

カチコチです。凍ったぶどうは流水にあてます。流水にあてると皮がツルンと剥けるそうなのでやってみます。

数秒流水にあてました。剥いてみます。おぉ、思った以上にスルスルっと剥けました。
食べてみますね。あ、ひんやりしていてとってもおいしいです。

外側は溶けていますが、真ん中はまだ凍っているので冷え冷えです。ぶどうの味はフレッシュなときと変わらず、甘くてジューシーです。半分凍ったぶどうがシャーベットみたいでおいしいですね。

疲れ目対策

仕事でパソコンを使ったり、テレビやスマホ、現代の人は目を酷使しがちです。これでは疲れ目やドライアイになってしまいます。目がショボショボする、目が乾くなど違和感を感じたら、遠くの方を見るなどして、目を休めましょう。食事で摂りたいのは、ビタミンAです。涙の量を増やして、目の乾燥を防ぐ働きがあります。ビタミンAはにんじんやほうれん草など緑黄色野菜に多く含まれています。ポリフェノールの一種である色素成分アントシアニンも目の疲れに作用します。目の網膜のロドプシンという色素の再合成を助け、目の働きを高めて疲れ目や視力を回復する働きがあります。アントシアニンは青紫色の色素で、ブルーベリーやぶどうに多く含まれています。

ぶどうを凍らせても、ぶどう本来の味が変わらないで食べられることがわかりました。また、今日はとても暑かったので、冷え冷えのぶどうはとてもおいしかったです。余ったときだけでなく、ぶどうを冷凍してストックしておくのもいいですね。軸の部分を数ミリ残すのをお忘れなく。ぜひお試しくださいませ。

参考文献：
最新改訂版 知っておきたい栄養学 監修 白鳥早奈英 学研プラス