「商品のミニチュアキーチャーム」系のカプセルトイは「どんなオマケがついているか」にご注目あれ

Togetterオリジナル編集部のふ凡社です。

私は日々「二ッチなカプセルトイ」を探し求めて街をさまよっている。

今回のテーマは「商品ミニチュア系キーチャームのオマケ」について。商品そのものの二ッチさではなく、「鑑賞ポイントの二ッチさ」を知っていただきたい。

どんなオマケがついているかな？が楽しい

「商品ミニチュア系キーチャーム」とは、その字面の通り実際に存在する商品をミニチュアにしたキーチャーム群のことを指す。最近このシリーズが本当に多い。大きめのカプセルトイ売り場にいくと、全体3分の1くらいを占めてるんじゃないかというくらいシェアを誇っている。

商品ミニチュア系キーチャームの多くに共通する特徴として「商品＋おまけのアイテムがセットになっていること」が挙げられる。メーカー側がキーチャームとして商品化するにあたり「商品単体だとちょっと物足りないのでは」と不安になるのかどうかわからないが、とにかく何かしら小さいおまけアイテムがくっつきがちなのだ。

たとえば、2024年9月に発売された「meiji アイスマスコットチャーム2」のラインナップをご覧いただきたい。

meijiのアイスクリームのパッケージミニチュアに、「アイスをすくったスプーン」や「アイス本体」のミニチュアがセットになっているのがお分かりいただけるだろう。

おまけのアイテムを各社趣向を凝らしていて大変興味深いのだが、中でも今回ピックアップしたいのが「キッコーマン 豆乳ミニチュアチャームコレクション」だ。

スーパーやコンビニでよく売られている「キッコーマン豆乳」の200mlパックのミニチュア。今回手に入手したのは「麦芽コーヒー」。こちらのオマケにご注目いただきたい。

まさかのコーヒー豆！！！

そう、こちらの商品には「商品のフレーバーにちなんだ食材のミニチュア」がついているのだ。いい！この「何をオマケにするか悩んだ末の、ちょっと無理やり感」がとてもいいぞ！！！

しかし、クオリティへのこだわりはすごい。コーヒー牛乳の本体は、文字やイラストの再現はもちろんのこと、紙パックの裏側の折り目までしっかり再現してある。

それだけでなく、こちらのコーヒー豆もちゃんと表面の筋や裏側のざらついた質感までしっかり作りこまれているのだ。私はいまだかつて、これほど精巧につくられたコーヒー豆のフィギュアを見たことがない。うーん、素晴らしい！

「きき湯」のミニチュアの潔さ

こんな具合で、「各社どんなオマケをつけているのかな」という視点でカプセルトイコーナーをめぐるとかなり面白い。そんな中、もう一点気になる商品を見つけた。「きき湯 ミニチュアキーホルダー」だ。

こちらは、バスクリンが販売している入浴剤ブランド「きき湯」のミニチュア。入浴剤までカプセルトイになるなんて、「商品ミニチュア系キーチャーム」ブームもここ極まれりという感じがある。とにもかくにも、実物をご覧あれ。

オマケなしの、商品パッケージだけ！！！

「俺たちはもう、ドーンと商品単体で勝負するぜ！」という気概を感じる。多くの競合がオマケをセットにする中、これはこれで潔くて素晴らしい。

「きき湯」パッケージの再現度の高さは言うまでもない。本体の中には入浴剤を再現した何かしらが入っていると思われ（開けられないので確認できない）、振ると本物さながら「シャカシャカ」という音がする。

皆さんも「商品ミニチュア系カプセルトイ」を見つけたら、「おまけがついているかどうか」もチェックしてみてほしい。メーカー側のさまざまなアプローチが見えてくるはずだ。

文：ふ凡社 編集：Togetterオリジナル編集部