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【小郡市】イギリス田舎街のアフタヌーンティーは「軽食のフルコース」だ!

  • 2024.9.29

こんにちは。趣味は乗り物、特技は食べ歩きのリビングふくおか・北九州Web地域特派員 ”ほっぺた親爺” です。 旅番組で、田舎街の良い雰囲気のお店が紹介され、行ってみたい!と思うことがあります。国内なら頑張れば行けますが、海外になると主要都市には行けても、郊外の田舎街となるとハードルが上がってなかなか実現は難しいですよね。 今回は、小郡市でイギリスの田舎街の雰囲気のもと、本場のアフタヌーンティーを楽しめる「Bibury Tea Rooms(バイブリーティールームズ)」を紹介します。

ここはまさにイギリスの田舎街そのもの‥

出典:リビングふくおか・北九州Web

「Bibury Tea Rooms」は、「かえる寺」の愛称でも知られる「清影山如意輪寺」の近くに位置し、電車で行けば西鉄天神大牟田線の三沢駅から徒歩9分、自動車だと筑紫野市から鳥栖筑紫野道路を経て久留米市に抜ける県道17号線の園部ICから約8分の所に位置する「アーリントン・アンティーク・ビレッジ」の中にある1軒です。

イギリスのロンドン郊外にあるコッツウォルズという街並みを再現した「アーリントン・アンティーク・ビレッジ」は、建造物の建材はイギリスから輸入し、壁紙や調度品を現地のもので統一するなど、本格的に街並みを造り込んだと言われています。5年前、ほっぺた親爺はコッツウォルズを訪れましたが、イメージそのものです!

出典:リビングふくおか・北九州Web

「Bibury Tea Rooms」の店内は、白を基調とした床と壁、高い天井、大きな窓からの採光でとても明るく感じます。4人掛け、2人掛けのテーブル席が2卓ずつ用意されています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

どうです?映画のセットのように見えませんか?ここに来ると、誰もが映画の主役を演じられそうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

仕切りを隔てたところには、6人掛けのテーブル席が設けられています。 日本ではあまり見ることの無いデザインの壁紙、アンティーク家具から、本当にイギリスのお宅にお邪魔しているように感じる個室感のある席です。

お薦めは 断然3段スタンド!

出典:リビングふくおか・北九州Web

実は、初回訪問時は、大人気店とは知らずにぶらっと立ち寄りました。事前予約なしにはアフタヌーンティーは頂けないことを学習し、今回はしっかり予約しました。予約時にアフタヌーンティー2段スタンドか、3段スタンドか、を選択します。

2段の場合は、サンドイッチ(下段)とスコーン(中段)のみ。3段になると、ペイストリー(上段)が追加されます。ほっぺた親爺は、当然のように3段をオーダー。折角だから、現地では3段が主流らしいから、数は多い方が良いから‥3段を選択する言い訳は幾らでも出てきます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

紅茶はこの日は9種類の中からのチョイス。 メニューの左側の5種類が標準で、右側が追加料金で楽しむオーナーお薦めの特選茶です。普段から紅茶を嗜む習慣が無いので、良く分かりませんが、分からないなりにオーダーしたのが、「アッサム ブレックファースト」と「アールグレイ オレンジ」の2種。因みに、1人1種類。2人で行ったの2種類の選択でした。

「アッサム ブレックファースト」は、インド産の高級茶葉を使用し、濃い水色が美しく、後に残るほのかな甘みが特長‥との説明があり、何だかリッチな雰囲気を感じました。 「アールグレイ オレンジ」は、英国「グレート・テイスト・アワード2011」受賞と書かれており、特別感を感じたしだいです。

結論から言うと、どちらも説明書き通り、上質な香り豊かな紅茶でした。

3段スタンドは「軽食のフルコース」です

出典:リビングふくおか・北九州Web

オーダーした3段スタンドです。 濃色系のテーブル上に、カラフルなティーカップを始めとする食器が置かれ、窓の外には緑の木々‥この写真だけ見ると、ここはコッツウォルズです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

今日は、マナーに従いサンドイッチ(下段)から上がっていきます。 ソーセージロール、海老サンド、玉子とクレスのサンド、キュウリのサンドの4種類はペロッと頂きました。 (正式な名称はそれぞれカタカナ表記されていましたが、ここでは敢えて親爺言語で表現しています) この一皿だけでも、食べ応え十分です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

スコーン(中段)は、プレーンとレーズンの2種類。 先ずは、プレーンスコーンに自家製クロテッドクリームといちごジャムをタップリ付けて頂きました。 クロテッドクリームはなかなか食べる機会がありませんが、バターや生クリームとは違った濃厚なミルクテイストです。

ここのスコーンは「絶品です!」。外はカリカリ、中はしっとりで、絶妙な甘みのある一品でした。 オーナーに聞くと、イギリスからのレシピを基本に、その日の湿度に応じて水分量を微調整しているとのこと、良い仕事しています!

出典:リビングふくおか・北九州Web

3段だけの ”特典” ペイストリー(上段)。 透明なガラス容器にスポンジケーキ、カスタードクリームなどが入ったパフェのように見える「トライフル」、チョコレートの「パウンドケーキ」、シリアルバーのような「フラップジャック」、ハーブの入った「エルダーフラワーのゼリー」がバランス良く置かれています。どれもイギリス伝統のお菓子で秀逸。一瞬で虜になりました!

さて、3段の総括です。 サンドイッチ=4種類、スコーン=2種類、ペイストリー=4種類 の計10種類の大満足な軽食のフルコースでした。

出典:リビングふくおか・北九州Web

最後にSPECIAL TEAで締めくくり。 フルーツの芳醇な香りと抽出される甘味が特長な「ホット フルーツ ティー」。 今日はリンゴ、キウイ、オレンジ、レモンの4種類を紅茶でじっくり温めます。フルーティな味わい豊かな異次元の紅茶で、新たな発見をしました。

元気いっぱいのオーナーシェフは年季が違いました!

出典:リビングふくおか・北九州Web

オーナーシェフの倉光さん。

イギリス大好きなお兄さんの影響で、子供の頃から「アフタヌーンティーごっこ」をして遊んでいたとのこと。 ほっぺた親爺も、幼少のころに「おままごと」で総合的な炊事、食事の遊びをした覚えがあります。ただ、「アフタヌーンティー」に特化した遊びは聞いたことがありません。一体どういう遊びだったのか謎ですが、どれだけ深く、どれだけ広くアフタヌーンティについて造詣を深めたことでしょうか。

ほっぺた親爺は過去、イギリスでアフタヌーンティーを何度か頂きました。確かに美味しいのですが、サンドイッチの具材の味付けが少し違う、スコーンはパサパサ、ペイストリーは大味‥など、若干の違和感を覚えました。 ここ「Bibury Tea Rooms」では、その違和感を全く感じません。オーナーがレシピを日本人の舌に合うように微修正しているのでしょうね。この辺りが「アフタヌーンティーごっこ」の成果、「好きこそ物の上手なれ」だと思います。

「絶品です!」と唸ったスコーンは、スコーン専売の小笹店の他、博多座への出店などで、多くのファンに愛されているとのこと。オーナーは、子供の頃から試行錯誤を繰り返してきた ”年季” が違います。これからもファンを増やしていくことでしょう。

近場の海外旅行、最高でした。

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