【国立】昔の名店が進化！料理人達のランチも人気☆セルフカフェ「葡萄屋」

こんにちは。リビング多摩特派員のあかつきです。最近はテレワークなどが普及し、職場の外でお仕事をされる方も多いですよね。私もですが、家の近所に落ち着いて作業できる場所があればいいな♪と思っていました。

そんな折、国立のかつての名喫茶店が引き継がれて“セルフカフェ”となり、日替わりのおいしいランチも味わえると聞いて、早速訪問してまいりましたので、ご紹介します。

国立の学園通りを、大学通りから西国立方面に進むと、桐朋学園を過ぎた辺りに、茶色い煉瓦造りの建物が現れます。あれ、ここは以前、"街の社交場”と言われた、知る人ぞ知る喫茶店「葡萄屋」があったところですよね?!

看板は変わってないみたいですけど・・・そうです、ここがリニューアルした現在の「葡萄屋」で、朝7時～夜9時迄、出入り自由なセルフカフェとして営業しているんです!!

扉を開けると、カウンターと丸テーブル、それに窓に面した席があります。昔の「葡萄屋」で使われた調度品も、多く引き継がれているそうで、広々として落ち着ける空間です。

飲み物やお菓子は、基本的にセルフサービスで、券売機で購入するシステムです。営業時間中は、お店の人がいない時間も自由に使用でき、パソコンなどを持ち込んで仕事をするお客さんの姿が絶えません。

このお店のもう1つの魅力は、週に3～4日、ここだけのランチが味わえることです！

“シェアキッチン”として、お店でランチを提供したい料理人の方に場所を提供していて、この日はcookpad等でレシピが人気の、野菜ソムリエfumiさんが登場☆

メニューは「きゅうりとハムの春雨サラダ」「コク旨白和え」の野菜の小鉢2品がついたお稲荷さんです。

薄味ながら最後まで美味しく食べられるやさしい味わいで、すっかり私もファンになってしまいました♪（くにニャン箸置きも💛）

お惣菜の販売もあり、テイクアウトもできます♪近所の方々が買いに来られて、あっという間に売り切れていました！

5～6人の料理人の皆さんが日替わりで腕をふるっていますが、さらに人気店とのコラボもあります☆

8月には矢川のカフェ「Lapin（ラパン）」とのランチ企画が実現しました！

人気のバインミーセットが、「葡萄屋」で食べられるんです♪

それだけでもうワクワクですが、暑い日でかき氷も急遽、メニューに加わる充実ぶり！

「ラパン」のオーナー、はまじさんも参加し多くのお客さんが訪れる日となりました。こんなにいろいろなメニューを楽しめる“セルフカフェ”なら、飽きないですよね！

現在の「葡萄屋」オーナーで、笑顔が印象的な小田理恵さんは、実は現役の会社員でもあります。会社が副業を認めていたため、この建物との出会いをきっかけに思い立ち、ご夫婦で“セルフカフェ”の経営を始めました。

「お客さんは何故かいい人ばかり💛」で、テレワークや自営業、受験生などの常連さんに加え、昔の「葡萄屋」に通った方々が訪ねて来てくれることもあるそう。

ピアノの上にある「葡萄屋ノート」には、「ここに来るとほっこりします」「試験頑張ります」「懐かしいです」・・・そんなお客さん達の思いがつづられています。

「国立の若者から年配の方までみんなが集まって、楽しさや幸せを共有できる場所を作りたい」と話す小田さん。

お店は貸しスペースとしても提供ができ、ワークショップや学生さんの宴会などにも使われているそうで、地域活動の拠点としても注目されています。

自宅以外に落ち着いて仕事ができる場所がほしいという方や、おいしいランチを味わいたい方、自分のやりたいことができる場所を探しているという方は、ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。