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気持ちはわかるけど!母の質問攻めに面倒そうな態度を取られて悲しくなり<母の認知症介護日記>

  • 2024.9.28

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ワフウフさんが区役所に直接問い合わせをして、終わりを迎えたと思っていた母・あーちゃんの実印騒ぎ。しかし、実際にはまだ終わっていなかったようで、またあーちゃんから「健康診断証のことで実印がいるんだけど……」と電話がかかってきました。ワフウフさんが何度説明しても、理解できているのは少しの間だけ。結局、11日連続で同じ電話がかかってきて、さすがのワフウフさんも電話が鳴るだけで恐怖を感じるほど……。

10年ぶりに社会復帰をしたワフウフさん。家事に育児に介護に仕事に……と、忙しい日々を過ごしています。先日、あーちゃんの通院に付き添ったときには、自分がどの検査を受けたのかを忘れるだけではなく、勝手に受けていない検査を受けたことにする記憶の改ざんに振り回され、心身ともに疲れてしまいました。

食生活を知る方法

以前「薬がない!」と騒いだとき、1週間分だけ処方してもらった薬があるので、今回の処方はイレギュラー。私と薬剤師さんの間では話が通じていたのですが……。

納得のいかないあーちゃん。

薬剤師さんは、質問攻めをするあーちゃんに対し、あからさまに面倒そうな溜め息をついていて……。

とりあえず状況を説明しますが、理解できていない様子。

病気のせいだから仕方ないけれど、仕方ないだけで済ませるのは悲しい……。

いつも自信満々にこう言うあーちゃん。しかし、持病の糖尿病の数値が少し悪くなっていました。

姉が食生活を探るため、レシートをチェックすると、あまり飲む習慣がなかったはずのジュースを買っていたことが判明。

さらに、普段は手を出さないアイスまで……!

自己申告していた朝食の材料を買っている様子はありませんでした……。

無事にたくさんの検査を終えたあーちゃん。あとは院内で薬を処方してもらうだけとなりましたが、今回は以前「薬がない!」と騒いだとき、無理を言って1週間分だけ処方してもらった分との調整が必要になり、いつもとは違う量での処方となっています。私と薬剤師さんの間では、話が通じているのですが、あーちゃんは理解できずに混乱している様子。私は、そんなあーちゃんを見て、薬剤師さんが面倒くさそうに溜め息をつくのを見逃しませんでした。

私も同じことを何度も説明しても理解してもらえず、イライラするときがあるので、薬剤師さんの気持ちもよくわかります。ただ、やはり目の前でそういう態度をされると複雑で……。病気だから仕方ない、面倒だと思われても仕方ない……頭では理解しているけれど「仕方ない」で済ませるしかないのは、やはり悲しいのです。

今回、たくさん受けた検査の中で、糖尿病の数値が少しだけ悪くなっていました。体重も減っているのが気になり、何を食べているのかを探るために、あーちゃんの財布に入っていたレシートをチェックしました。すると、今まであまり食べていなかったアイスやジュースを買っていることがわかり、ビックリ。いつも自信満々に「朝食は茹で大豆とほうれん草のおひたしにしている」なんて自己申告しているのですが、その材料を買っている様子はありませんでした……。

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食生活を知るためにレシートをチェックするというのは、購入した日付や場所もわかるので、良いアイデアですね。年を取ると食の好みも変わることもあると思いますが、あーちゃんがジュースやアイスを食べ始めたのもそういうことでしょうか……? いずれにしろ、認知症と合わせて持病の糖尿病も、もう少し管理が必要になりそうですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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