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《東京チョコレートサロン2024》渋谷で開催!チョコレートの最新トレンドセミナー&国内外の専門店集結

  • 2024.9.29

こんにちは!MORE“TOP”インフルエンサーズ、東京⇄富山の2拠点生活を送るグルメライターの【岩井なな】です♡
1日に5軒カフェをはしごすることもあるほど、スイーツとオシャレな空間が大好きです。

2024年9月21日(土)、22日(日)の2日間に渡って、渋谷ヒカリエ9階のイベントスペースで開催された『東京チョコレートサロン2024』国内外の約50ブランドのチョコレート専門店が出店したほか、有識者によるセミナーが開催されるなど盛り上がりを見せました。
私がとくに気になったチョコレート専門店と、食のトレンドをキャッチできたセミナーの内容をレポートします!

国内外のチョコレート専門店が大集結!【東京チョコレートサロン2024】

東京チョコレートサロンには、国内外からチョコレート専門店が大集結!今年は新たに15ブランドが加わり、合計で約50ブランドがブースを出展しました。パティシエやシェフが自らブースに立ち、商品について直接説明する場面もあり、より専門的な情報が得られる貴重な機会となりました。
入場料は前売り券1,320円、当日券1,650円で、小学生以下は無料。なお、今年の開催はすでに終了していますが、来年の開催があればぜひ参考にしてみてください。

物販会場はもちろん、会場外の通路にも多くのお店が出店。「日本ビーントゥバー協会」のブースでは、富山の無添加チョコレート専門店「「Humming Bird(ハミングバード)」」が出店していました!
富山県産いちごやブルーベリー、氷見(ひみ)のはとむぎ茶、白えびやホタルイカなど富山の特産品を使用したタブレットは、個性豊かな素材とチョコレートの組み合わせがおもしろいです。おしゃれなパッケージでカジュアルギフトにもおすすめ。

会場入り口には、カカオフルーツのストレート果汁が設置されていました!ほとんどいただく機会がない貴重なドリンク。無料で飲めるとあって長蛇の列ができていました。

バーカウンターもあり、東京チョコレートサロン限定パフェなども販売されていました。2023年よりも今年度はイートインスペースが広々していて、落ち着いて食べられる環境が整っていました。

注目のチョコレートブランド3選

東京チョコレートサロンに出店した国内外のチョコレートブランドのうち、私がとくに気になったショップを3店舗ご紹介します。

1. 金沢からチョコレートの新しい美味しさを発信【FILFIL CACAO FACTORY】

「”チョコレートの新しい美味しさ”を金沢から。」をコンセプトとした、クラフトチョコレート専門店『FILFIL CACAO FACTORY』加賀棒茶や石川県産ブルーベリーなど地元食材を使用したチョコレートも販売し、購入することで北陸を支援できます。
地元金沢にはカフェ併設の店舗があり、カカオの風味を活かしたジェラートやパフェ、かき氷がいただけるそうでそちらも気になりました!

2.チョコレートのセレクトショップ【c7h8n4o2(チョコガカリ)】

チョコレートのセレクトショップ『c7h8n4o2(チョコガカリ)』。普段は、渋谷スクランブルスクエアの1階で営業をしています。
小さなタブレットやチョコ菓子を選んで巾着に入れる販売スタイルが新鮮。4個で1,700円、8個で3,000円とわかりやすい料金形態になっていました!

3. 発酵カカオ豆とチョコレート専門店【カカオもの】

発酵カカオ豆とチョコレート専門店『カカオもの』は、兵庫県神戸市湊川からの出店。低温でじっくり時間をかけて加工したという「発酵カカオ豆(ローカカオ豆)」はポリフェノールたっぷり。そんな発酵カカオ豆をビターチョコ、ミルクチョコ、ホワイトチョコなどでコーティングした「カカオだま」は、気軽に美味しいチョコレートを味わえる商品です。

気になるチョコレートブランドやショップがあればぜひお店に行ったり、オンラインショップでお買い物したりしてみてくださいね。

ネクストトレンドが知れる!百貨店バレンタイン催事担当者によるセミナー

東京チョコレートサロンでは、チョコレートの専門家によるスペシャルセミナーが開催され、私も2つのセミナーに参加しました。無料のセミナーも多く、すぐに予約が埋まってしまうため、気になる方は情報をこまめにチェックし、予約開始日にすぐ申し込むことをおすすめします。
『史上初!?百貨店バレンタイン担当者の集い』では、高見さゆり氏(阪急うめだ本店)、小泉翔氏(松屋銀座店)、吉村翔子氏(高島屋大阪店)がご登壇

松屋銀座店の小泉さんは、コロナ禍における催事会場の変遷や特徴について、「コロナ禍をきっかけに、消費者の関心が国産素材に向かい、それに合わせて国内のショコラティエを取り上げ、ストーリー性をもたせて出店・販売するようになった」と語りました。
また、「バレンタインシーズンに和菓子のショコラティエを展開して9年目になります。当初はさまざまな意見がありましたが、今ではバレンタイン催事の売上の2割を占めるようになりました。継続することが最も重要です」と、企画者ならではの経験と苦労を共有してくださり、非常に貴重な機会となりました。

高島屋大阪店の吉村さんは、出店ブランドのシェフとのコミュニケーションを大切にし、シェフや地域の方々に愛されるイベントにするため尽力されています。「個人店に出店をお願いすることも多く、"イベントってどうすればいいの?"という段階からサポートするのも私の仕事です。ブランドさんと一年がかりで準備を進めてきた催事に、お客様が足を運び、目をキラキラさせている姿を見ると、本当にやってきてよかったと感じます」と話されました。全部で約80ブランドが出店されており、すべてのお店を見てもらえるよう、通路をワンルートにすることにもこだわったそうです。

阪急うめだ本店の高見さんは、常に「産みの苦しみ」を感じながらも、それをいい意味で受け入れていると言います。イベント準備の中でも、特にバレンタイン催事のガイドブックは2センチの厚さになるほどのボリュームで、毎年多くのファンが楽しみにしています。「紙媒体が減っている中でも、あえてガイドブックを作り続けています。それは、すぐに捨てられるものではなく、コレクションしたくなるようなものを作りたかったからです」と語り、会場だけでなくガイドブックにも注がれる情熱に驚かされました。

カカオパルプの可能性を感じる!チョコ企業4社による試食つきセミナー

『カカオパルプを楽しもう!パルプを使った商品大試食会!!』では、小西 栄二氏(YOSANO ROASTER KYOTO)、渡部 紘子氏(株式会社明治)、讃井 里佳子氏(ノエルベルデ)、佐藤 辰則氏(Tatsunori Sato)がご登壇し、カカオパルプを使った商品やレシピについてプレゼンテーションをされました。

下画像右のNoel Verde (ノエルベルデ)の「カカオパルプピューレ」は、エクアドル産カカオの果肉をピューレ状にしてパウチに詰めた商品です。とろみがあり、バナナのような南国の風味とパッションフルーツのような爽やかな酸味が感じられるこのカカオパルプピューレは、さまざまな用途で楽しむことができます。例えば、グラスの底に入れてその上からビールを注いで飲んだり、お酢を加えてドレッシングにしたりと、幅広いレシピに活用できるそうです。

YOSANO ROASTER KYOTOの小西さんが用意してくださったのは、カカオパルプと搾りたてのミルクを使ったアイスクリームをあえてマーブルに混ぜ合わせたスイーツ。パルプのさっぱり感とアイスのクリーミーさが絶妙にマッチし、これまでに味わったことのない美味しさでした。

チョコレートの商品を購入したり食べたりするだけではなく、製造やマーケティングなどビジネス面からも学ぶことができる東京チョコレートサロン。チョコレートの世界を深く知ることで、自分の意思で選んで、より大切にいただきたいと思うきっかけになりました。来年もとても楽しみにしています!

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