アメカジとは？主なスタイルとコーデ例をアイテム別に紹介【FUDGE編集部厳選】

「アメカジ」ことアメリカンカジュアルは、アメリカの大学生のファッションをベースに生まれたスタイル。今回はそんなアメカジの歴史や主なスタイル・アイテムを徹底解説します！

 

アメカジの歴史

アメリカのカジュアルウェアが日本のファッション文化と結びつき始めたのは、1960年代ごろのこと。当時はアメリカの名門大学「アイビー・リーグ」のファッションを参考にした、「アイビールック」が流行しました。この「アイビールック」は紺ブレザーやコットンパンツを使ったもので、今のようなデニムやスニーカーを使ったアメカジスタイルが流行ったのは1980年ごろのこと。渋谷センター街で生まれたことから、後に「渋カジ」と呼ばれるようになりました。

1990年代になると、「渋カジ」をベースにさらに多様なアメカジスタイルが生み出されます。しかし、2000年代に入ると大きなブームは収束。その後、アメカジはファッションの定番スタイルの一つとして定着するようになりました。

 

アメカジの主なスタイル

「アメカジ」と言っても、実はスタイルはさまざま。まずはアメカジの代表的なスタイルを、3つ紹介します。

 

カレッジスタイル

「カレッジスタイル」は、学生っぽさのあるコーディネートのこと。アメカジブームの火付け役で、ブレザーやシャツ、コットンパンツなどを取り入れたスタイルです。画像のように白シャツやローファーなど上品なアイテムを選べば、大人っぽく着こなせます。

 

ワークスタイル

「ワークスタイル」とは、働く人の服装をモチーフにしたスタイルのこと。主にデニムやオーバーオール、ワークブーツなどを使ってコーディネートします。画像のようにオーバーオールのインナーにブラウスを合わせれば、きれいめに着こなすことも◎。

 

ミリタリースタイル

「ミリタリースタイル」とは、アメリカ軍の洋服を取り入れたスタイルのこと。MA-1やモッズコート、ベイカーパンツなど使ったスタイリングが一般的です。ミリタリーアイテムはスカートとも相性が良いため、画像のようにワンポイントだけ取り入れると洗練された着こなしになります。

 

アメカジを楽しむならまずは押さえておきたい代表的なアイテムとコーデ例

アメカジを楽しむコツは、アイテムを軸にコーディネートすること。押さえておきたい代表的なアイテムを一挙に紹介します！

 

デニム（ジーンズ）

アメカジの定番アイテムといえば「デニム」。合わせるアイテムを選ばず、取り入れるだけでアメカジスタイルが完成します。コーディネートの一部に取り入れるのはもちろん、トップスもアウターも全てデニムでまとめれば、ワンランク上のアメカジスタイルに。

 

ロゴTシャツ

「ロゴTシャツ」もアメカジの鉄板アイテム。デニムにもコットンパンツにも合わせやすく、ロゴで個性を演出できる点も◎。また、画像のようにロゴの色味とボトムの色、ロゴのテーマと小物をリンクさせるのも、ロゴTを使ったアメカジを楽しむポイントです。

 

スウェット

「スウェット」はアメカジの中でも、カレッジスタイルと相性抜群！パーカーやロゴスウェットはボーイッシュになりがちなので、バレエシューズやレザーバッグなど、あえてレディな小物と合わせるのもおすすめです。スウェットパンツならブラウスと合わせるのもアリ。

 

スタジャン

「スタジャン」はアメカジブームの始まりである「アイビールック」を代表するアイテムの一つ。インパクトがあり、1枚でサマになるアイテムです。デニムやスニーカーと合わせて定番に振り切るのはもちろん、同色系でまとめるとクールな着こなしに。ワイドパンツを選べば今っぽさも◎。

 

ワークパンツ、ワークスカート

ワークスタイルを代表するアイテム「ワークパンツ」は、大きなポケットが特徴的。ボリューミーで存在感があり、シンプルなTシャツと合わせてもアメカジを楽しめます。ちょっとだけレディな雰囲気をプラスしたいなら、画像のような「ワークスカート」もおすすめです。

 

スニーカー

今やスタイルを問わず定番のアイテム「スニーカー」も、実はアメカジアイテムの一つ。黒や白などシンプルな色なら、カレッジスタイルにもミリタリースタイルにもマッチします。赤や青などはっきりとした色味を選んでコーディネートの差し色にするのも、アメカジを楽しむコツです。

 

まとめ

アメカジはロゴTシャツやデニム、スニーカーなど馴染みのアイテムが多く、誰でもチャレンジしやすいスタイルです。カジュアルすぎるのに抵抗がある人は、ブラウスやパンプスなど、きれいめなアイテムをワンポイント取り入れると◎。ぜひトライしてみてくださいね！