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10月3日は社交性を司る天秤座の新月──絶大なパワーを持つ金環日食が予兆する、人間関係の秘訣

  • 2024.9.27
Photo_ Robert Nieznanski / 123RF
Photo: Robert Nieznanski / 123RF

10月になると日が短くなって、昼より夜の時間が長く感じられるようになります。そんな10月の新月は、3日に天秤座の位置で起こります。今回の新月は「日食」です。しかも金環日食(金環食ともいう)ですから、なにやらパワーが強そう。では日食というのは、どうして起こるのでしょうか。

晴れた日に空に登る太陽は通常丸い形をしています。しかしその手前を月が横切るとき、太陽を隠してしまうのが日食です。昼間に突如、陽の光が月に遮られあたりが暗くなる神秘的な天体現象。残念ながら、10月3日の日食は日本では見ることができません。南太平洋やチリ、アルゼンチンといった南米などで観測されるそうです。

日食は決して頻繁に起こる現象ではありません。太陽の通り道である黄道と、月の通り道である白道がちょうど重なっていないと見られないからです。少しでも太陽より下の位置を月が通過すれば日食にはなりません。そしてこの日食は、新月のときにしか起こらないのです。新月は月が太陽の影になって夜空には現れませんが、地球から見えないだけで空に存在することは確かです。その見えないはずの新月が日中に太陽の手前を横切るとき太陽の光を遮って、突如黒い姿を表すのが日食です。ちなみに月が欠けたように見える月食は、満月のときにしか起こりません

古くから知られる日食の持つパワー

Photo_ frankfichtmueller / 123RF
Sun eclipse 21 August 2017 Kimberly Oregon, USAPhoto: frankfichtmueller / 123RF

日食には3つのパターンがあります。「部分日食」「皆既日食」「金環日食」です。太陽の一部が月によって隠れるのが、部分日食。太陽より月のほうが大きく見えるため、太陽がすっぽり丸ごと月に隠されてしまうのが、皆既日食。太陽より月のほうが小さく見えるため、月から太陽がはみ出して、太陽の光がちょうど金の輪の状態に見えるのが、金環日食です。10月3日の新月はこの金環日食となります。

昼間に突然、太陽が隠れて周囲が暗くなってしまう日食を昔の人はどう思ったのでしょうか。天変地異の予兆や悪魔の祟り、神の怒りなど何か不吉な予兆だと考えられていたことが、世界各国の歴史的な書物に記されています。

日本では平安時代である975年に、皆既日食が平安京で観測されたという史実が残っています。そのとき祟りを恐れた朝廷は、罪人に恩赦を与えたそうです。さらに歴史を遡り紀元前6世紀には、古代ギリシャの哲学者・ターレスが、紀元前585年に起きた日食を予測したともいわれています。日本でも日食の観測は行われていたようで、『源平盛衰記』には水島の戦いで金環日食が起こったことが記されています。

天秤座で起こる日食は「対人関係」を予兆する

Interracial couple holding hands on the bed.

では日食となる新月には、占星術的にみてどのような意味があるのでしょうか。占星術では、日食は予期せぬ出来事の予兆を表します。その日食がどの星座で生じるかによってどんな分野で予期せぬことが起こる可能性があるのか、そしてどう対処すればよいのかの心構えを私たちに示してくれるのです。

今回は天秤座の位置で起こります。天秤座は社交性を司る星座。そのため日食の影響は人間関係や社交に関する分野に出てくるのではないかと予想できるでしょう。どの星座の人にとっても、対人面がよくも悪くもクローズアップされるのが10月3日の頃というわけです。その時期に生じた人間関係は疎かにしてはいけません。何か重要な意味をもっていると考えたほうがいいでしょう。他人と上手にやっていく方法を月が教えてくれるときですから、直感と意識を高めてそのメッセージを受け取ってください。

今回は人間関係の築き方のヒントを12星座別に占ってみました。ぜひ参考にして10月3日の新月のころに起こりうる対人関係に役立てましょう。

【12星座別・日食の新月が教える人間関係の築き方とは?】

牡羊座

1対1の関係をしっかりと築くことが大事。一人の人間として相手ときちんと向き合いなさいと、新月は伝えています。向き合うのを避けたり、逸らしたりすれば、それは決して良い結果を生みません。正面から率直に、単刀直入に気持ちを伝えてお互いに本音で話し合うことが良好な関係を築く第一歩です。

牡牛座

相手のことをもっと知って、自分なりに分析しましょう。今の状態では、相手についてあまりにも情報不足です。相手を知らないがゆえに衝突や誤解がうまれている可能性が高いと、新月は告げています。相手の性格や考え方、価値観、今の状態や環境、背負っている立場といったものをもう一度調べていくと、自分の知らない意外な事実が見えてくるはずです。

双子座

もっと心を開きましょう。今のあなたは相手の前で本心をさらけ出すことに躊躇があるのでは? 安易に本音をさらしてはいけないと思っている節があります。でもその壁を取っ払って自分から心を開いていくと、相手との関係がガラリと変わる瞬間が訪れるはず。そう新月は教えています。

蟹座

相手のことを親身に考えていますか? 相手の気持ちや心情をわかろうとしていますか?── そう新月が問いかけています。人間関係は理屈や正論では割り切れないものがあります。いけないとわかっているのに相手に冷たくしたり、気持ちと裏腹な行動をとってしまったり。そういうことが自分にも相手にもあるのだということを理解しましょう。そうするとお互いの気持ちが通じ合うようになってくるでしょう。

獅子座

もっと気楽な気持ちでコミュニケーションをとってみましょう。構えずにちょっとした会話や挨拶から交流を始めてみなさいと、新月がアドバイスしています。話をすればするほど、心の溝も距離も埋まっていきます。意外と相手はあなたからの気軽なアプローチを待っているような予感がします。

乙女座

「物」がふたりをつなぐよき媒介となってくれそうです。物を貸し借りしたり、プレゼントを贈ったり、物作りをいっしょに行う、買い物に同行する、物を運ぶのを手伝ってもらうなど、物をきっかけとして交流の糸口にすることが、人間関係を築くのに役立ちそうだと、新月が告げています。

天秤座

自分のことをわかってもらう努力をしていますか? どうせわかりっこない、話しても無駄などと思っていませんか? 例え価値観や考え方が違っていても、コミュニケーションをとってわかり合う努力を重ねないと、本当の意味で相手と信頼関係を結ぶことはできません。この時期あなたと何らかの形で関わってくる人は、今のあなたにとって必要な相手。だからこそ自分をわかってもらう努力をしてほしいと新月が伝えています。

蠍座

想像や憶測を排除しましょう。たぶん相手はこう思っている、おそらくこんな態度に出てくるだろうといったあなたの考えはどこまでも想像でしかありません。本当に相手がそう思っていたり、そういう行動をとるという確証はどこにもないのです。そんな想像をめぐらせるより、直に相手と話すこと。直接気持ちを聞くことで予想もしなかった答えが相手から返ってくるだろうと、新月は告げています。

射手座

今は直接交渉したり相手と直に話し合うべきときではないと、新月が伝えています。少し距離を置いて、お互いに冷静に考える時間をとることが大事。冷静になるための材料として、第三者に意見を求めるのはいいでしょう。当事者以外の意見やアドバイスをもらうと、思わぬ解決策が見つかったりしそう。「そういう考え方もあるな」と自分の思考回路を変えるきっかけにもなりそうです。

山羊座

相手より自分が優位に立ちたい、相手の方が自分より下……そんな気持ちが心の奥底にありませんか。相手とあなたは対等で、どちらが上でも下でもありません。年齢も立場も関係なくお互いに一人の人間として認め合い、尊重しあうことが良い関係を構築していくための基本です。それに気がつきなさいと新月は告げています。

水瓶座

もっと自由な発想で人間関係を捉えてみましょう。どちらが正しいとか間違っているとか、常識や固定概念に縛られた小さな枠のなかで関係を考えてしまうと、自ずとぶつかることも多くなります。人間はどんな人も長所もあれば欠点もあります。もっと単純に相手のことが好きか、付き合っていきたいと思えるか、人間として魅力のある相手か、そこを考えてみなさいと、新月は伝えているようです。

魚座

今はもっと慎重に人間関係を築いていくべきだと、新月は教えています。信頼を裏切るのは一瞬ですが、絆を紡いでいくには大変な時間がかかります。迂闊なひと言や行動でせっかく築いた人間関係が崩壊することもありそう。特に大切にしたい相手ほど丁寧にきめ細やかに、相手の気持ちを慮って対応していきましょう。この時期のあなたのその想いは必ず相手に届くと、新月は予言しています。

Text: Glorious Hoshiko Editor: Nanami Kobayashi

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