ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、新作のタイムピース「エスカール・ア・アニエール」を発表した。
「エスカール・ア・アニエール」は、フランス・アニエールに構えるヴィトン家の邸宅兼歴史的なトランク製造のアトリエと、ウォッチメイキングのアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン」が有する卓越した職人技を讃える1点モノのポケットウォッチだ。
1859年に創業者ルイ・ヴィトンがアニエールに構えたトランク製造のアトリエは、メゾンの歴史を語る上で欠かせない場所。その母屋は1980年代後半まで、何世代にもわたりヴィトンファミリーの私邸として使用されていた。現在、アトリエではメゾンの希少な製品やスペシャルオーダー品が製造されており、歴史ある邸宅はヴィトン家の歴史を紹介するミュージアムとなっている。
メゾン初となるポケットウォッチの文字盤には、そんな伝説的なアニエールのアトリエが再現されている。アトリエの手前にはメゾンのトランクを積んだ19世紀の馬車が描かれた。1887年に発表された広告や、1888年頃に撮影されたファミリーのポートレートを踏襲したデザインだという。
ウォッチを駆動するのは、オンデマンドミニッツリピーターと7つのアニメーションからなるオートマタ機構を備えた手巻き機械式のムーブメント。その画期的な自社性ムーブメントは、なんと480個もの部品で構成されている。
6時に位置するトリガーを押すと、直径50mmの文字盤の上で、ミニチュアの御者が腕を振り上げ、金細工の馬が馬車の車輪の回転に合わせて左右にステップを踏むという素晴らしい物語が始まる。さらに御者の背後では、積み上げられたトランクがチャーミングに開き、それぞれの中から小さなモノグラム・フラワーが姿を現すというサプライズも。
12時の位置で燦然と輝く太陽には、タイムピースには初採用だというLVモノグラム スターカットダイヤモンドがセットされている。
製作に2年以上を要し、最高峰のタイムピース製造のノウハウと、彫金やエナメル加工などの卓越したメティエダール(芸術的な手仕事)を融合した世界に一つだけの「エスカール・ア・アニエール」。プレイフルでポエティック、喜びと歓喜に溢れるマスターピースに、メゾンの無限の創造性とイマジネーションを感じて。
問い合わせ先/ルイ・ヴィトン クライアントサービス 0120-00-1854
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Photos : Courtesy of LOUIS VUITTON Text : Makiko Awata