ケンダル・ジェンナー、コレクター垂涎のヴィンテージドレスを纏ってパリへ

ファッションウィークに出席するため、パリに滞在中のケンダル・ジェンナー。ここ数日の間に彼女は次から次へとシックな装いを披露しており、ストリートはもはやランウェイと化している。最近はクワイエット ラグジュアリーに傾倒しているのか、ザ・ロウ（THE ROW）やアライア（ALAÏA）、ボッテガ・ヴェネタ（BOTTEGA VENETA）といったブランドのミニマルでありながらも趣向の凝らされたルックをよく選んでいるようだ。

そんなジェンナーがつい先日纏っていたのは、彼女のヴィンテージルック史上最高とも称すべきジョン・ガリアーノ（JOHN GALLIANO）のアーカイブドレス。コレクター垂涎のこの一着はセレブスタイリストのダニ・ミシェルが入手したものだが、まるで彼女のために仕立てられたかのよう。絶妙なブルーの色合いにウエストラインを際立たせたコルセット、そして美しく流れるようなドレーピングが見事だ。ジェンナーは仕上げにクラシックなポインテッドトゥパンプスを合わせ、品を携えたレディライクな印象を作り上げていた。

この日の午後、ジェンナーはザ・ロウによる黒のシフトドレスへとチェンジ。一見すると何の変哲もないデザインに見えるが、ほつれたヘムラインやコントラストの効いた素材感、そして透け感のあるレイヤーのスカートディテールにファッション性の高さが光る。

パリ・ファッション・ウィークはまだ始まったばかりだが、すでに私たちの目を十分に楽しませてくれているジェンナー。髪色をブロンドに変え、ファッションもよりマチュアに進化させている彼女が今後どんな着こなしを見せてくれるのか、引き続きウォッチしたい。

Text: Christian Allaire Adaptation: Motoko Fujita

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