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ZARAと初コラボのステファノ・ピラーティにインタビュー! 10月3日発売のカプセルコレクションの魅力を語る

  • 2024.9.27

ZARA(ザラ)がデザイナーのステファノ・ピラーティとのコラボコレクションを発表。10月3日(木)より、世界各国の公式オンラインストア、および国内店舗(新宿店と銀座店)にて展開される。

ステファノ・ピラーティは2004年〜2012年の間、イヴ サンローランYVES SAINT LAURENT)のクリエイティブ・ディレクターを務めている。その後、2013年〜2015年までエルメネジルド ゼニアErmenegildo Zegna)のヘッドデザイナーを担っていた。40年に渡るデザインキャリアを誇るピラーティは、直近では2023年11月に「フレンズ・オブ・フェンディ」プロジェクトに参加し、フェンディFENDI)とのコラボも果たしている。

本コレクションは、ウィメンズ00型、メンズ00型、アクセサリー00型が揃う。それら全てのアイテムに共通するのは、“時代を超越したエレガンス”。テーラリングをベースに、ピラーティが得意とするシックと官能性が今の時代に沿うリアルな形に落とし込まれている。

さらに、豪華なキャンペーンビジュアルも注目したい。撮影を手がけたのは、スティーブン・マイゼル。ピラーティ自身がモデルとして出演したビジュアルには長年親交のあるジゼル・ブンチェンも参加し、コレクションのパーソナルかつ親密なムードを体現していて見応えたっぷりだ。

──まず初めに、ZARAからオファーを受けた時の気持ちをお聞かせください。

とても光栄に思い、興奮しました。マルタ・オルテガ(2022年4月、ZARAを手がけるインディテックス社の会長に就任。創業者アマンシオ・オルテガの娘)と私は長い付き合いがあり、何らかの形でお互いにコラボレーションを望んでいました。

──ZARAからのあなたへの要望やテーマは何だったのでしょうか?

私のスタイルからインスピレーションを得ることでした。当初、メンズウェア16着のカプセルコレクションを手がけることになっていたんです。その後、ZARAから同じコンセプトでウィメンズウェアもデザインしてほしいとのオファーをいただきました。

──あなたはこれまでに様々なブランドでのキャリア、コラボレーションを手がけてきました。そして、ZARAは価格に関わらず、デザインとアイデアを通して価値あるアイテムを展開しています。あなたにとって、今回新たなチャレンジは何でしたか?

普段とは違うプロセスの中で集中し、生産性を維持することが一番の課題でした。実は、ZARAのチームとは数回しか会うことができなかったんです。通常、私のチームで行なっている“ハンズオン”という現場で直接作業する方法よりもやや距離感のある立場で監修しなければいけなかったので、最初は戸惑いましたね。それでも、結果的に満足いくものが完成し、ZARAのチームとともにコレクションの出来栄えを実感しました。

──最初のアイデアやコンセプトを元に、どのようにコレクションを組み立てていったのでしょうか?

生地のリサーチから始めて、ZARAの拠点であるスペインのラ・コルーニャとパリでの一連のフィッティングまで、完全に自由なテーマで自律的に行うことができました。

──中でも、あなたが特にこだわったルックやお気に入りのアイテムはありますか?

このカプセルコレクションは、すべてのカテゴリーを包括しており、かなり広範に見えるかもしれませんが、その適切なサイズのおかげで、各アイテムに同じ重点を置いて作り上げることができました。ですから、全体的な結果が気に入っています。

──スティーブン・マイゼルによって撮影されたグローバルキャンペーンについて、どんなビジュアルに仕上がりましたか? ご自身もモデルとして出演していますね。

私のキャリアの中でも最高の日の一つだったと思います。このキャンペーンに関わったチームは業界の最高峰であり、スティーブンと仕事できたことで、自分のレガシーが完成したと感じました。

Stefano Pilati x ZARA」コレクション

発売日/2024年10月3日(木)

アイテム/レディースウェア(アクセ含む)28型、メンズウェア(アクセ含む)53型

世界各国の公式オンラインストア、および国内店舗(新宿店と銀座店)にて発売スタート

https://www.zara.com/jp/

Photos: Steven Meisel, Courtesy of ZARA Interview: Mayumi Numao

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