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NGな話し合いとの違いとは…? 長続きカップルが実践する「愛が育つ話し合い」

  • 2024.9.26

会話は大事。とはよく言いますが、やみくもに会話をしては、2人の関係が悪くなることもあります。愛を生む会話と壊す会話には、明確に言い方や会話のスタンスに違いがあります。それぞれポイントを3つずつ解説しました。

2人の愛を深める話し合いと壊す話し合いの違い

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 264

彼と真面目な話をしなくてはいけないとき、どんな風に話を切り出し、どんな口調や順番で話を進めますか?
「良い恋愛には話し合いが大事」とよくいいますが、実のところ、この良い恋愛に発展する話し合いとは、どういうモノかはあまり語られていません。
今回は、愛が冷める話し合いに共通する言い方を3つ紹介します。同時に、2人の間で愛が育つ話し合いに必要なことも、3つ紹介します。
彼との会話の中でも、意識してみてください。

愛が冷める話し合い

最初に紹介するのは、熱々の愛情も一気に冷める可能性大の、NGな話し合いに共通することです。話し合いというより、喧嘩に近いのですが、喧嘩だったとしても、これからご紹介する言い方は、2人を良い未来へ向かわせません。
私もダメ恋愛をしていたときは、よくやっていました。だからこそ、該当するかたは意識的に直していってくださいね。

自分の正当性を主張し続ける

話し合いで意見がぶつかったとき、つい自分の正当性を強く主張したくなります。確かに、明確に相手が悪い場合もあるでしょう。でも逆の立場で考えると、自分の非を延々と逃げ場なく指摘してくる彼女って、彼からすると地獄です。また、たとえ彼自身が原因を作ったことだとしても、当人は正当性の主張を聞かされたら、逃げたくなるし、逆ギレしたくなるものです。

相手を説得するのが目的

2番目は、誤った話し合いにおいて非常に多いやり取りです。それは、話し合いと称しながらも、目的は話し“合う”のではなく、相手を説得しようとして話すことです。
「私はだと思うけど、どう思う? あってるよね。じゃあ××してよ!」みたいな主張は、一見相手の意見を聞いていると見せかけた、命令や誘導です。
こうした主張のぶつかり合いは、話し合いを前に進めず、関係を硬直状態にしてしまうので、スタンスを変える必要があります。

感情をぶつけるだけ

良い話し合いとは、本音のぶつかり合いである。こんな発想から、感情をガンガンぶつける人がいます。確かに、感情を抑え込むのは良くありません。でも、話し合いというのは、問題に対して解決に向かって歩みを進めるためにするものです。
つまり、感情の開示だけでは足りません。感情と合わせて、事実や解釈の共有も必要になります。

「どうしてそんなこと言うの!」「私の気持ちはだもん!」「(彼くん)だから言ってるの!」こんな表現はしていませんか?
もししていたら要注意。感情によって話し合いがこじれるサインです。

愛が育つ話し合い

関係を壊す話し合いの仕方があれば、愛が育まれていく話し合いにも、共通することがあります。
実は筆者は、この愛を育む話し合いは、結構な年齢になるまでできていませんでした。
なぜなら、一つひとつの理論はシンプルだけれど、実践するには相手と自分の心の距離を近づける必要があるため、勇気がいるからです。

ご紹介する3つの方法を実践するには勇気がいります。でもその勇気が、間違いなく愛に変わっていきますので、ぜひ取り入れてみてください。

新たな答えを見つけるために話す

話し合いとは、どちらの主張を採用するかを決めるものではありません。話し合いとは、お互いが納得する新しい答え、いわば第三の答えを見つけるためにするものです。
そのためには、自分の主張や要求を手放し、相手の主張に徹底的に耳を傾けていく必要があります。それはあなたにとっては、納得できない話かもしれませんし、全然理解できない主張かもしれません。
でも、ここで見つけるべきは合理的な答えではなく、お互いが納得できる答えでなくてはいけません。

その一歩として、まずはご自身の主張を全て脇に置き、彼の声や気持ちに寄り添ってみてください。

愛情を持って言葉を選ぶ

話し合いの際に感情が高ぶると、どうしても語彙が強くなり、トゲが加わります。でも、愛が育まれる話し合いは、相手を愛する目線を意識した上で、愛を持って言葉を選ぶ必要があります。

もう少し具体的な手法を言うなら、トゲがある話し方は「Y(YOU)メッセージ」と言って、相手を主語にして自分が語るようなやり取りが多いです。
「あなたはいつもしないよね!」「どうしていつも、××なの?」などは、相手を主語にしているから、すごく批判的ですよね。

逆に、愛を持った伝え方の代表は、「Iメッセージ」と言われ、自分を主語にあらゆることを伝えています。
「私はしないことが、いつも悲しいの」「私は××されると耐えられない」など、先程の表現と比べ、かなり優しくなっているのがわかるでしょう。

相手の非を伝えるときも、あくまでも自分の感想や自分の要求として話すこと。そうすれば、相手を尊重していることとなり、気まずくなるような話題でも、話し合いをするうちに愛が深まっていきます。

相手を信頼して何でも話す

最後は、話しにくい話題も、相手を信頼し、言葉や相手の気持ちを慮りながらも、自分の本音をなんでも話すという、会話の基本です。
意外とカップル間でも、「相手を怒らせたらどうしよう」とか「相手に言いにくい」といった理由から、本音を濁したり、要求をオブラートに包みすぎたりしてしまうものです。

こうなると十中八九、男性には女性の本音は伝わらず、話し合いは平行線です。男性が理解をしないまま話が進むと、女性側にも苛立ちが募り、「なんで言っているのに伝わらないの?」といった怒りが芽生えます。

こうしたすれ違いが置きないためにも、自分から相手を信頼し、勇気を持って本音を伝えていく必要があります。

ここまで、愛を冷めさせる会話と愛が育まれる会話のポイントを、3つずつ紹介しました。
会話は誰しもするものですが、2人の関係がいい方向に向かう“正しい会話”のやり方は、それぞれが経験の中で身につけています。

自分の会話のクセを見つけ、意識的にいい方向に整えることで、相手を傷つけることなく、愛をどんどん深める会話に変わっていきます。今日の話を参加に、1つでも日常に取り入れてみてください。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

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文・おおしまりえ

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