アレック・ボールドウィンとジーナ・デイヴィスが、『ビートルジュース ビートルジュース』に出演しない理由

ティム・バートン監督が1988年に世に送り出したホラーコメディ映画『ビートルジュース』。その35年後を描く新作『ビートルジュース ビートルジュース』には、マイケル・キートンやウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラらオリジナルキャストが戻ってくるが、アレック・ボールドウィンとジーナ・デイヴィスは出演しない。なぜ2人が演じたアダムとバーバラは登場しないのか、その理由をバートン監督が明かした。

「チェックボックスに印をつけていくだけの作品にはしたくなかった。一作目では、彼らは必要不可欠な役どころだったけれど、違うことにフォーカスしたかったんです」と『ピープル』のインタビューで語っている。続編では、アダムとバーバラ夫妻に代わり、ディーツ家の娘リディアと母親デリア、そしてリディアの娘アストリッド（ジェナ・オルテガ）という母娘3世代の物語が描かれる。

前作から実に35年もかかったが、バートン監督は続編を実現するために時間が必要だったという。「本作のような続編には、時代を反映させるべきです。母と娘、祖母と3世代の物語に引き込まれ、作品の核となりました。1989年頃だったら制作できなかったと思います」

Text: Tae Terai