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おしゃれなライブラリで本に囲まれながらとびきりステイを♪「芝パークホテル」【すみずみ宿泊ルポ】

  • 2024.9.27

東京・芝公園にある「芝パークホテル(しばぱーくほてる)」。1948年創業の老舗ホテルが、2020年から2023年にかけて全館リニューアルを行い、新たな魅力が加わりました。日本の歴史や文化が息づく雰囲気でゆったりくつろげる客室はもちろん、「銀座 蔦屋書店(ぎんざ つたやしょてん)」監修のおしゃれなライブラリーなど、その魅力を実際に泊まって体験しました!

1948年創業の歴史あるホテルがリブランド!

るるぶ&more.編集部

東京は芝。緑豊かで落ち着いた雰囲気のなか、増上寺や東京タワーなど、東京を代表する観光名所も複数存在しているこの地に「芝パークホテル」はあります。

終戦後、外国貿易使節団が宿泊する施設として運営されていた歴史あるホテルで、シンプルながらも上品さをまとった外観からも、その歴史がうかがえます。

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ホテルに足を踏み入れ、ロビーへ向かいます。エントランスを入って左手には、本が立ち並ぶライブラリースペースが。
高級感あるベロアソファもあいまって、おしゃれな書斎のような雰囲気。チェックアウトの前後に、本を読みながら旅の疲れを癒やせます。

宿泊すみずみinfo
ホテル内のライブラリースペースは、それぞれ異なるテーマで本が所蔵されていて、1階ライブラリーラウンジは「普遍的で揺るぎない美」がテーマ。写真集から小説まで、時代や人が変わっても大事にしたいものを伝える本が並んでいます。

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ライブラリーラウンジの奥にあるロビーは、高級感のあるウッド調で洗練された雰囲気。かつて、バーとして使われていたスペースをロビーとして再利用しているそう。

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ロビーのカウンターは、バーカウンターとして使われていたものをそのまま利用しています。重厚感のある木製カウンターから、当時の名残が感じられますね。

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宿泊者が利用できるドリンクバーも用意されていて、ホテルオリジナルのブレンドティーやコーヒーを、自由に楽しめます。

アルコールドリンク 1杯 1000円
アルコールドリンク 1杯 1000円

また、14時からはアルコールドリンクが提供され、ワイン・ビール・日本酒などさまざまな種類のお酒をたしなめます。

るるぶ&more.編集部

ドリンクはどれもセルフサービス。ワインや日本酒は専用コインを投入後、ボタンを押せば1杯分が自動的に注がれる仕組みになっています。

モダン×和の洗練された客室でくつろぎ時間を

今と昔の“日本らしさ”が感じられるデザイン

スタンダードツイン(税別・サービス料込み) 2万3490円〜
スタンダードツイン(税別・サービス料込み) 2万3490円〜

今回宿泊したのは「スタンダードツイン」。ベージュトーンにボルドーやブラックの差し色がおしゃれ! ビジネスやレジャーなど、さまざまなニーズに合わせて利用が可能です。

るるぶ&more.編集部

モダンな雰囲気のなかに映える、日本らしいあしらいもすてき。客室の壁に飾られている絵のほか、ベッドボードには和風テイストの装飾が施されています。

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21~22平方mながら広々とした空間作りで、ベッド以外にもしっかりスペースがあるので、スーツケースや荷物を広げるときも楽ちん。部屋の奥には、足を伸ばしてくつろげるソファもあります。

ベッド以外にくつろいだり作業ができるスペースがあるのは、うれしいポイントですよね♪

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クローゼットスペースは、客室に入って右手の場所。 コンパクトに見えて実は大容量なので、ロングステイでも安心です。

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靴べら・ブラシ、消臭スプレーのほか、衣服に使えるスチームアイロンが常備されています。ハンガーにかけたまま洋服のお手入れができるので、旅行中もお気に入りの服を整えて観光できますよ!

はきものも、スリッパと別に館内靴が用意されているので、宿泊中、ライブラリースペースやレストランに行く際などにとても便利です。

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バスルーム&洗面台は、スタイリッシュなモノトーンに統一され、なんともおしゃれ! アメニティを置くプレートやカップにはウッド素材が使われていて、どこか温かみも感じられます。

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洗面台のミラーはサイドに照明がついているので、メイクをするときにとても便利! 女性には結構うれしいポイントですよね♪

充実のアメニティで宿泊も身軽!エコを意識したアイテムも

るるぶ&more.編集部

飲食系や雑貨、スキンケアなど、充実したアメニティも「芝パークホテル」の魅力ポイントのひとつ。こちらはホテルオリジナルのレターセットで、封筒、和箋、ポストカードが入っています。

充実した宿泊期間、旅先から誰かに手紙を送ってみたくなる粋なアイテムです!

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ポストカードの写真は、創業当初の「芝パークホテル」外観と、リニューアル後の現在のホテル外観。こちらは、手紙として誰かに送るのはもちろん、旅の思い出に自分で持ち帰りたくもなります。

るるぶ&more.編集部

飲み物のアメニティは、ドリップコーヒー、ティーパック(緑茶・紅茶)など。おしゃれなグラスセットも合わせて常備されているので、客室でほっとひと息つきながら時間を過ごすのもいいかもしれません。

なお、客室にはペットボトルはなく、その代わり、各階にウォーターサーバーが設置されていて、客室にあるピッチャーで水を飲むことができます。環境に配慮した、こまやかなサービスが素敵ですよね。

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電気ケトルは、イギリスの人気ブランド「Russell Hobbs(らっせる ほぶす)」のものが用意されています。

るるぶ&more.編集部

美容好きが気になる、バス&スキンケアアメニティもチェック。ブラシ、カミソリ、ボディタオル、ヘアバンドなどの基本のアメニティはもちろん、ヘア(シャンプー・コンディショナー)、ボディ(ボディソープ・ボディクリーム)、使い切りのスキンケアセットなどのケアアイテム、バスソルトまで常備されています。

おしゃれなパッケージで、一目見たときのテンションもUP! 基礎のスキンケアセットだけでなく、ボディクリームも用意されているのは、意外とうれしいところです。

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ヘアブラシや歯ブラシなどは、天然ののわらを配合したプラスチックを使用した、環境にやさしいアイテム。また、化粧品には、植物・ミネラル由来成分使用&合成香料不使用の「ミレニアムオーガニックス ブルーベル」が採用されているので、肌にも環境にもやさしくケアできます。

「銀座 蔦屋書店」監修のライブラリーで宿泊しながら読書を楽しむ

るるぶ&more.編集部

新しくなった「芝パークホテル」で欠かせないお楽しみスポットが、豊富なライブラリースペース。人気書店「銀座 蔦屋書店」監修のもと、1500冊もの本がこのホテルに所蔵されているんです!

ライブラリースペースは、ロビーの中央階段、1階ラウンジ、2階ホワイエをメインに設けられていて、6〜7階のエレベーターホールにもプチライブラリーがあります。

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「芝パークホテル」が位置している場所は、江戸時代に「増上寺(ぞうじょうじ)」の僧侶たちが学ぶ「学寮」であったそう。かつては学びの場であったこの場所にちなんで“ライブラリー”を作り、宿泊しながらこの地の文化や歴史にふれられるような空間になっています。

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なかでも、ロビーの中央大階段は圧巻! ぐるっと本棚に囲まれた階段は、まるで映画や本の中に飛び込んだかのような、非日常的な気分を味わえます。なお、本は実際に手に取って読むこともできますよ。

るるぶ&more.編集部

2階ホワイエのライブラリースペースには、過去・現在・未来をテーマにセレクトされた本が並んでいます。

グリーンやオブジェもあり、大階段や1階とはまた違った、静かで温かみのある雰囲気。ゆったりリラックスしながら読書時間を楽しめます。

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ライブラリースペース内では、書籍とともに日本文化を軸とした「職人ものがたり」展も開催。展示内容は時期によって変わるので、そのときどきの展示を楽しむことができます。

展示内容に合わせて、レストランではオリジナルモクテル・カクテルが、期間限定メニューとして登場するのだとか。

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ちなみに、ドリンクバーの紅茶やコーヒー、ワインをライブラリースペースに持ち込むことも可能です。こんなふうに、ワインをたしなみながら気になる本を読むのもいいですよ♪

また、ライブラリーの本を借りて客室で読むのもOK。文庫本や小説などを客室でじっくり読み込むのもおすすめです。

るるぶ&more.編集部

今回の宿泊では、『翻訳できない 世界のことば』を読みました。題名のとおり、“翻訳できない”絶妙な表現や意図をはらんだ世界の言葉の数々を紹介してくれる本で、その内容はくすっと笑ってしまうようなことわざ・言い回しから、美しく繊細な意味を持つ言葉までさまざま。

実際にそれぞれの国の文化にふれながら言葉を知って、言葉から海外旅行をしているような、不思議な気分を味わえました!

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また、6〜11階の各階に設けられたプチライブラリースペースには、それぞれ旅、建築、工芸など、階ごとに設定されたテーマをもとに、セレクトされた本が並んでいます。

小さな書斎のような空間で、ひっそり本を読みふけるのも楽しそうです♪

種類豊富な食事&アフタヌーンティーが楽しめるレストラン「ザ ダイニング」も必見

るるぶ&more.編集部

「ザ ダイニング」は、和食・洋食・中華の3つのジャンルの食事を提供しているレストラン。その日・その場の気分に合わせて、絶品の本格料理を選んで味わうことができます。

「至福のアフタヌーンティー」5500円(サービス料別)
「至福のアフタヌーンティー」5500円(サービス料別)

ランチやディナー、モーニングはもちろん、注目すべきメニューはアフタヌーンティー。季節ごとに変わるメニューで、和洋中の要素を取り入れた絶品スイーツ&フードを、アフタヌーンティー形式で楽しむことができるんです。

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アフタヌーンティーは事前予約制で、ホテル宿泊者以外も利用可能。ホテルの公式サイトから直接予約をすると、人気のオーガニックティーブランド「ART OF TEA(あーとおぶてぃー)」のティーパックセットの特典がもらえ、自宅で本格ティータイムを楽しめます。

るるぶ&more.編集部

豪華な3段のスタンドには、季節限定の和洋中スイーツ&フードが並んでいて、宝箱を目の前にしたかのようなワクワク感です!

青梅を使ったスイーツや生食感の月餅、マンゴーブラマンジェなど、和洋中の素材や要素を取り入れたスイーツはどれも絶品。

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「至福のアフタヌーンティー」には、スコーン、ウェルカムフードのクッキーがついてくるほか、ティータイムと一緒に楽しむおすすめの本も用意されていて、料理が来るまで読書も楽しめます。

るるぶ&more.編集部

紅茶、日本茶、中国茶など、種類豊富な12種類の茶葉も用意されていて、アフタヌーンティーのスイーツと合わせてさまざまなフレーバーティーを楽しむことができます。

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2杯目以降はティーカップを選ぶこともできます。そのときの気分で、見た目もぜいたくなアフタヌーンティーをより堪能できるなんて幸せ♪

※ティーカップを選べるのは平日のみ

「コラボレーションカクテル メロディ」 1400円
「コラボレーションカクテル メロディ」 1400円

また、ライブラリースペース内で行われる「職人ものがたり」展にちなんだドリンクメニューも見逃せません。取材時(2024年8月)は、東京の伝統工芸品“江戸切子”から、その透明感や涼やかなビジュアルを再現したドリンクが提供されていました。

さわやかなライムとミントのコンビネーションで、すっきり大人な味わいです。

ホテルからすぐ行ける、周辺のおすすめ観光スポット3選

【ホテルから徒歩3分】芝大神宮

るるぶ&more.編集部

東京・飯田橋駅近くにある「東京大神宮」と同様、「伊勢神宮」の天照大御神、豊受大神をお祀りしている神社。千年の歴史を持つ古社で、縁結びのパワースポットとして人気で、良縁に恵まれるというお守りや強い運気を呼び込むとされるお守りなどをいただけます。

【ホテルから徒歩11分】旧芝離宮恩賜庭園

るるぶ&more.編集部

老中大久保忠朝[おおくぼただとも]が延宝6年(1678)から約8年の歳月をかけて造営した回遊式泉水庭園。約4万3000平方mの広大な敷地に、約9000平方mの泉水池を中心とした造りで、現存する大名庭園としては最も古いもののひとつ。

【ホテルから徒歩15分】虎ノ門ヒルズ

るるぶ&more.編集部

平成26年(2014)6月11日、環状第2号線の道路上空に誕生した「虎ノ門ヒルズ 森タワー」。虎ノ門ヒルズのキャラクターは、22世紀からやってきたネコ型ビジネスロボット「トラのもん」です。地上52階建ての1~4階部分は商業施設フロアで、レストランやカフェなど24店舗が立ち並びます。また、47~52階の最高層部分には、日本初進出のライフスタイルホテル「アンダーズ 東京」があり、令和2年(2020)には「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」も開業。3階には東京の名だたる人気店、計26店舗が集結した「虎ノ門横丁」が入っています。

リアルなおすすめタイムスケジュール

【1日目】
11:00 東京駅に到着
11:30 ホテル到着。チェックインまで時間があるので、芝大神宮や旧芝離宮恩賜庭園など付近の観光地を散策
13:00 「ザ ダイニング」でアフタヌーンティーを堪能
16:00 チェックイン&客室で荷物を広げてちょっと休憩
16:30 夜ご飯まで時間があるので、虎ノ門ヒルズでショッピング
18:00 「ザ ダイニング」でディナー
20:00 ワインを飲みながらライブラリーラウンジで読書
22:30 就寝


【2日目】
9:30 「ザ ダイニング」で朝ご飯を食べながらゆっくり準備
11:00 チェックアウト
12:15 チェックアウト後、荷物を預けて築地・浜離宮を観光
16:00 ホテルに戻って荷物を受け取り。まだ時間があるので、コーヒーを飲みながらラウンジで読書

るるぶ&more.編集部

おしゃれなライブラリーで、本に囲まれた宿泊ができる「芝パークホテル」。特に、本好きにはたまらないスポットです。

東京観光を思い切り楽しむのもいいけれど、たまにはホテルの中でおこもり体験を堪能してみては?

■芝パークホテル(しばぱーくほてる)
住所:東京都港区芝公園1-5-10
TEL:03-3433-4141
チェックイン/アウト:15時/11時
料金:1泊 2万3490円〜(税込・サービス料別、食事別)
アクセス:都営三田線・御成門駅A2番出口より徒歩5分


Photo:鳥居まなみ、河合華子(vivace)
Text:鳥居まなみ(vivace)

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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