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朝それとも夜?運動の最適なタイミングと習慣化のメリットとは

  • 2024.9.26

仕事、子どもの世話、就業時間の後は自由に過ごしたい――理由が何であれ、夜ではなく朝のうちに運動する習慣を身につけたいと思っている人もいるかもしれない。

アラームの設定時刻を早めることが“価値ある”ことなのかどうか、そうであれば、少しでも楽にそれをルーティーンにするためのヒントはあるのか、陸上の元オリンピック代表選手で理学療法士のミシェル・グリフィス=ロビンソンさんに、話を聞いた。

なお、誤解のないように言っておくが、必ずしも「朝型」になるべきだというわけではない。ただ、朝型であることには、いくつかの長所がある。

朝のうちに運動するメリット

過去のある研究によると、高血圧の人が朝のうちに30分間の運動を行い、その後もなるべく座ったままの姿勢を続けないよう注意して過ごした場合、運動から8時間後まで、血圧が普段より低下していたことが確認されたという。

また、午前中に運動をすれば睡眠・覚醒のサイクルがより早い時刻から始動することになるほか、「睡眠ホルモン」のメラトニンが早い時刻から分泌されるようになるため、夜の入眠がスムーズになる(ちなみに、心拍数を増加させ体温を上昇させる運動は、就寝する時刻に近づいてから行うと睡眠の妨げになる)。

そのほか、朝のうちに最も多く分泌される「ストレスホルモン」のコルチゾールは、ストレスへの適応力を高めるものであり、このタイミングで運動をすることは、その日一日のストレスへの対処能力をより良くコントロールしてくれることになる。さらに、運動している間に分泌される「幸せホルモン」のエンドルフィンは、気分よく一日を過ごすことを助けてくれる。

何か行動を起こすとき、何より重要なのは、自分を律すること。朝のうちに運動するのは寒くない時期の方が簡単なはずだが、年間を通して継続できるよう、努力してみよう。

Women's Health

「朝型」になるための4つのヒント

朝起きて着替えたらすぐに始められるように、運動に必要なものを前の晩のうちに準備しておこう。(平日は朝7時から、など)毎朝同じ時刻から始め、ルーティーンにできるように努めよう。

一緒に運動するわけではなくても、怠けてしまったら理由を説明しなければならないような誰かと、“約束”をしておこう。また、運動したら普段は節約のために控えているもの、コーヒーなどを買ってもいいことにするなど、自分にちょっとしたご褒美をあげることも、モチベーションを保つことにつながる。

以前に朝の運動をあきらめたことがあるなら、あなたにはその運動の種類や方法が合っていなかったのかもしれない。楽しめるものにすれば、ずっと簡単に早起きができるようになるはず。

まず、運動すると決めた時刻が妥当なのかどうか、確認しておこう。それは、すぐにあきらめてしまう可能性が最も低い、現実的な時刻だろうか? 楽しめなければ、または目が回るほど忙しくなりすぎてしまうのであれば、せっかくの運動がほとんど意味のないものになってしまう。現実的な見通しをもって、自分にプレッシャーをかけすぎることがないように、計画を立てよう。

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

From Women’s Health UK

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