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出社? 在宅? 社員が出社したくなる「チーム」をベースとしたオフィスづくり

  • 2024.9.26
出典:シティリビングWeb

社員が出社したくなる

チームをベースとしたオフィスへ

出典:シティリビングWeb

集まりたくなるオフィスの環境づくりが大切 ※写真はイメージ

在宅でも仕事ができるのに、オフィスに社員を呼び戻している企業が増えています。なぜ、企業は社員に出社してほしいのでしょうか?

在宅とオフィス、決定的な差はメンバーが近くにリアルで存在するかです。メンバーと雑談ができ、すぐ相談ができる。社内で何が起きているのか、雰囲気で理解できる。こうした当たり前に社内で見られた光景が、コロナ禍をきっかけに減少しました。孤独感からメンタル不調を起こす社員が増え、仕事へのモチベーションも低下。会社への帰属意識が薄れ、離職につながるなど、さまざまな問題が発生しているのです。

こうしたコミュニケーションの問題を解決するのにオフィスの再編は有効な手段です。業務内容や気分によって自由に働く場所を選べるABW(アクティビティ・ベースド・ワークプレイス)を採用している企業も多いですが、フレキシブルに働ける半面、常にメンバーが近くにいる環境ではありません。ですからチームで集まりやすい、グループアドレスの導入は有効でしょう。部署ごとに仕事をするゾーンが決まっていて、その中で自由に座る形です。さらに、周囲に集中ブース、ミーティングスペース、オンラインブースを配置すれば、チームを中心に考えられたTBW(チーム・ベースド・ワークプレイス)の完成です。

大事なのは強制的に出社させるのではなく、社員自ら来たくなるオフィスであることです。チームを体感し、チームワークを実現できる。これこそ、オフィスに人が集まる意味ではないでしょうか。

出典:シティリビングWeb

教えてくれたのは…豊田健一さん

月刊総務代表取締役社長、戦略総務研究所所長。総務部門向け専門誌「月刊総務」前編集長。FOSCの代表理事、ワークDX推進機構理事等として、講演、執筆、コンサルティングを行う

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