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“陽キャ”はリスク!?Z世代の7割が陰キャを自称…陰キャを演じる「ファッション陰キャ」も登場!演じてでも回避したい切実な理由とは

  • 2024.9.26

Z世代の7割は自称“陰キャ”

Z世代の7割が“陰キャ”を自称
Z世代の7割が“陰キャ”を自称

第一生命保険の100%子会社「第一スマート少額短期保険」が展開する保険ブランド「デジホ」が、Z世代を対象にした「世代別でみる新たなチャレンジに関する実態調査」を実施し、その結果を発表しました。調査は、2024年8月、全国の15~27歳の男女・合計500人を対象に、インターネット上で行われました。

陽キャと自称することがなぜ“リスク”なの!?

「自認する性格と、他人から見た性格」を聞いたところ、69.2%が自称する性格を「陰キャ(※陰気なキャラクター・性格の略)」と回答しました。自身を「陰キャ」と感じたシーンについては、「大人数の集まりで気疲れした時(77.5%)」、「人前で話す時(75.3%)」「大人数の前に立つ時(74.9%)」が上位にあがりました。

この“陰キャ”を自称する人のうち、他人からは「陽キャ(※陽気なキャラクター・性格の略)」と見られているが陰キャを自称する層(=ファッション陰キャ層)が10.8%ほど存在することも明らかになりました。

Z世代全体の31.6%が『陽キャとカテゴライズされる』ことに「抵抗がある」と判明しました。さらに、全体の半数に迫る49%が「自身を陽キャと明言することはリスク」と回答しました。

これらの結果から、Z世代は他人からの“安易な陽キャ認定”にリスクを感じており、自身の性格を周囲の評価以上に陰キャとする“ファッション陰キャ”層の存在など、全体的に陰キャでいることを好む傾向にあることが伺えました。調査を行った「デジホ」は、“陰キャ”を自称することで、Z世代は仕事、プライベートの両方でリスクを回避しているといいます。

全体を対象に、『陰キャを自称することで回避できるリスク』をシーン別(仕事・プライベート)にたずねたところ、両シーンで「幹事やリーダー役をやらされる(仕事:22.8%/プライベート:15.6%)」「飲み会に誘われる(仕事:18.8%/プライベート:12.6%)」に回答が集まり、最も共感を得る結果となりました。

なお、『陽キャにカテゴライズされることで不利になる場面』としては、仕事・プライベート共に「期待をされすぎてプレッシャーを感じる(仕事:30.6%/プライベート:16%)」「無理に社交的な行動を求められる(仕事:21.6%/プライベート:18.2%)」「交流がふえることでプライベートな時間や空間が侵害される(仕事:19.6%/プライベート:18.6%)」などの場面に回答が集まりました。

陰キャだと判断されることが必ずしもいいことではない

一方で、陰キャと判断されることにもネガティブな意見はあり、『陰キャであることで損をすること』を訪ねたところ、「人脈が広がりにくい(30.0%)」「コミュニケーション能力が低く見られる(26.8%)」「社交的な場に誘われづらい(21.4%)」などの懸念を感じている事も分かりました。

自己認識のキャラクター別(陽キャ:n=154/陰キャ:n=346)に、『直近1ヵ月で会った友人の人数』をたずねたところ、「陽キャ:平均4.1人/陰キャ:平均5人」と、プライベートで直接友人に会う機会には差がない結果となりました。一方で、『職場でプライベートな話をした同僚・上司の人数』では「陽キャ:17.5人/陰キャ:5.7人」と、職場での交流においては約3倍の差が確認できました。

SNSでも陰キャは利用率低め!?

さらに、オンライン上での人との交流を示す『各種SNS上でのフォロワー数』を調査したところ、全てのSNS(X、Instagram、LINE、TikTok、BeReal)で陽キャの方がフォロワー数を多く抱えており、特にXとInstagramの300人以上フォロワーを抱える層に割合において、大きな差が開く結果となりました。また、全てのSNSにおいて陰キャの方が利用率が低い傾向にあることが分かりました。

陰キャは“堅実”な年収を希望

陽キャ、陰キャ別「30代の目標年収」
陽キャ、陰キャ別「30代の目標年収」

キャラクター別に、『30代になった時に目標とする個人年収およびパートナーに求める年収』を伺ったところ、個人年収は「陽キャ:平均612万円/陰キャ:平均463万円」、パートナーに求める年収は「陽キャ:平均620万円/陰キャ:465万円」となりました。また、同結果を男女別に見ると、全ての項目において陽キャの方が自他ともに求める理想額が高い結果となりました。

一方で、陰キャは堅実な年収額を目標としていることが伺え、国税庁が発表している給与実態の「平均年収458万円」※4と比べても同水準の年収を目指していることが判明しました。※4)出典:「令和4年分 民間給与実態統計調査」国税庁

『将来的な給与所得の理想像』もたずねたところ、陽キャ/陰キャ共に「親(共に15.6%)」が1位となりました。次いで、陽キャは「所属する会社の上司(10.4%)」「所属する会社の役員・幹部などの上層部(9.7%)」となりました。

一方、陰キャは「所属する会社の上司(9.5%)」に次いで「フリーランスで仕事をしている人(8.4%)」が続く結果となり、陽キャは給与重視で出世意欲が高い一方、Z世代の約7割を占める陰キャは自身の内面(やりがい)重視でフリーランス意向が強い傾向が垣間見える結果となりました。

調査を行った「デジホ」は、「今回の調査では、Z世代はリスクマネジメントに敏感な陰キャ傾向であることがわかりました。特に約7割を占める陰キャの人たちは、30代の目標年収が堅実な一方でキャリアパスとしては興味がもてる業界・業種であることなど、堅実さを持ち合わせながらも自分らしい働き方を求めてチャレンジしている姿が垣間見られました」とコメントしています。

(LASISA編集部)

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