1976年に南仏プロヴァンスの職人がその土地の手法で手がけた店舗でブランドをスタートさせたロクシタン(L'OCCITANE)。ブランド創設から40年以上経った今も熟練した職人と協働し、伝統的技術を継承したいという願いを持って、CSR活動の一つとして力を入れて取り組んでいる。
これまでも日本の伝統工芸である漆の技術伝承のために、NPO法人ウルシネクストをパートナーにさまざまな支援を行ってきたが、今回は能登の地で200年以上続く輪島塗りの老舗、輪島屋善仁とのコラボレーションが実現。作業の途中、輪島屋善仁は能登半島地震による多大な被害を受けながらも監修を務め、ロクシタンで人気の香り「オスマンサス」シリーズの日本限定デザインを作り上げた。
シリーズにラインナップしているのは、神秘的で可憐な金木犀の香りのオード トワレと、手肌でとろけるホイップ状のハンドクリーム、そしてシリーズ初のネイルオイルの計3品。漆黒の夜と月明かりに咲く金木犀の美しい世界観が描かれた特別なデザインは、輪島塗りの技法、蒔絵を表現。漆をイメージした漆黒に、輪島漆に近い朱色をアクセントにしている。
また、単品のほかに輪島屋善仁による特別デザインのカップとオードトワレがセットになった、限定30個の「オスマンサス プレミアムキット」も登場する。限定シリーズの売上の一部は、能登復興支援の一環として、輪島屋善仁の工房・社屋の再建のために寄付されるという。購入することで支援につながる、能登半島の復興支援チャリティプロジェクトに参加してみては。
問い合わせ先/ロクシタンジャポン カスタマーサービス 0570-66-6940
http://jp.loccitane.com
Text: Manami Ren