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「キャー!!それはダメ!」穏やかなひとときが戦慄!認知症の祖母が出してくれたおやつにヒヤリ!

  • 2024.12.16

孫かわいさゆえ、祖父母が思わぬ食べ物を与えていたという話をよく耳にします。赤ちゃんや幼児がおいしそうに食べる様子は、見ているこちらまで幸せにしてくれるもの。食べ物をあげたい気持ちはよくわかります。しかし、成長途中の子どもには、食べられないものや食べるときに注意が必要なものがあります。でも、祖父母はそれを理解しているのでしょうか……。ときに誤って与えようとして、ヒヤッとすることがあるのです。

認知症の祖母が出してくれたおやつ

子どもたちがまだ幼いころ、子どもたちと一緒に実家に帰省しました。

姪や甥と遊ぶ子どもたちをニコニコ見守っていたのは、認知症を患っていた私の祖母。この穏やかな時間に緊張が走ったのは、祖母がおやつを出してくれたときでした。

祖母が出したおやつを我先に取ろうとする子どもたち。しかし、姪だけは血相を変えて、「食べちゃダメ!」と叫びました。私も知らなかったのですが、実は甥はナッツアレルギー。祖母が出し出したのは、ナッツの入ったお菓子だったのです。

姪にお菓子を取り上げられて、甥は大号泣。不思議そうな顔をしておやつを渡そうとする祖母に、姪は懸命にアレルギーの怖さを説明していました。認知症の祖母に悪気はないのですが、姪も甥を守るために必死です。

一部始終を見ていた私も、姪に代わってアレルギーについて説明しましたが、認知症の祖母に理解してもらうのはやはり難しいようでした。

この一件から、他人の子どもに安易に食べ物や飲み物を渡してはいけないと肝に銘じた私。お友だちが家に遊びに来るときも、事前にアレルギーについて確認するようにしています。

※ピーナッツは少量でも重篤なアレルギー反応を起こす可能性の高いアレルゲンです。アレルギーの疑いがある場合は、特に注意しましょう。また、ピーナッツのように硬くて噛み砕く必要がある物は、小さなかけらが気管に入り込んで喉や気管に詰まらせて窒息したり、肺炎や気管支炎を起こしたりする危険性があります。6歳未満の子どもには食べさせないようにしましょう。

著者:星 あきら/3歳・8歳の姉弟を育てる母。医療機関に勤務。趣味はお絵描きで、子どものお帳面描きに毎日奮闘中。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

◇ ◇ ◇

幼い子どもは、自分にアレルギーがあるのか申告できず、また、アレルギーを起こす原因となる食べ物を避けることができません。アレルギー食材を誤って摂取してしまうと、アナフィラキシーショックを起こし、中には命を落とす人もいます。

アレルギーの子どももいるということを理解し、食べ物をあげるときには慎重にならねばなりませんね。

アレルギーへの理解はまだまだ浅いよう。まだアレルギーがあるかわからない小さな子どもにも、注意が必要です。

0歳児にアイス!?義父の許せない行動に…

息子が離乳食を始めたころの話です。義実家で食事をしたあとに、義父がふざけてアイスクリームをひと口舐めさせてしまいました。

息子はアイスの冷たさに驚いて、びっくりした顔を見せます。その様子がおかしかったのか、夫は笑いながら動画を撮り始めました。

突然の出来事に呆然としている私をよそに、義父は再びアイスを口につけ、食べさせようとします。私が制しても、義父や夫は「びっくりしてたな~!」と笑うだけ。義父への遠慮からあまり強く注意できなかったことが悔やまれます。

幸い息子の体調に変化はありませんでしたが、ハラハラせずにいられませんでした。

帰宅後、「もしアレルギーがあったらどうするの!?」とキツく伝えても、夫は「何も起きてないのにヒステリックすぎ!」と茶化し、私はモヤモヤ……。

しかし数日後、義父から夫経由で「この前はすまなかった」と連絡をもらいました。どうやら義父は、看護学校に通う夫の妹に厳しく注意されたそう。

例の動画を義父が見せたところ、義妹は「アイスなんて早すぎる! アレルギーが出たらどうするの!? 病院も近くにないのに……。ちゃんと確認したの?」とキツく言ってくれたと聞きました。義実家に遠慮しモヤモヤしていましたが、義妹のおげでスッキリしました。

義父と夫はアレルギーについて詳しく知らなかったのだそう。私は、改めてアレルギーの怖さを伝えました。危険性を理解してくれた夫も「軽く考えててごめん」と謝罪してくれたのでした。

著者:下野香月/30代・主婦。面倒見のいい6歳の長男と、ひょうきんな4歳の長女、甘えじょうずな2歳の次女を育てている元保育士ママ。在宅勤務を目指しスキルアップ中。日々子どもたちに癒やされながら、忙しくにぎやかな毎日を送る。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。

◇ ◇ ◇

離乳食を食べ始めたばかりの時期は、アレルギーが出る可能性のある食べ物は避けるべきと言われています。また、アレルギーが心配な食材は小さじ1杯から。初めて食べさせるときには、異常が出ても小児科を受診できるよう、なるべく平日の午前中に与えるといいと考えられています。

知らなかったでは済まされないのがアレルギー。パパやママはもちろん、赤ちゃんに関わるすべての人が、知識を持ってほしいですね。

しかし赤ちゃんが注意すべきはアレルギーだけではありません……。

目を離したすきに義母がまさかの行動を…

2歳の息子と義実家に遊びにいったとき、急に電話がかかってきて、少しの時間、義母と義姉に息子を見ていてもらいました。

私が席を外している間、義母は息子におやつのブドウを出してくれたよう。しかし義母が出したブドウはカットされておらず、息子は丸ごとひと粒口に入れようとしたのです。

それを見ていた義姉は「ちょっと待って!」と息子を制止。「ブドウ切って渡していたよね!?」と私に確認をとってくれました。

丸のままのブドウは喉に詰まらせてしまう恐れがあります。私は急いで息子の元に戻り、無事カットしたブドウを与えることができました。

義姉が止めてくれなかったらと思うと、冷や汗が止まりません。義姉が普段から私たち親子を気にかけてくれていることに感謝しかありませんでした。

もちろん義母にも悪気はありません。息子の好物を用意してくれたことに心からのお礼を伝え、幼い子どもには小さくカットしないと危ない食べ物があるということを丁寧に説明しました。それから義母は、毎回「これ食べさせても大丈夫?」と聞いてくれます。

※球形の食材はそのまま飲み込むと喉に詰まってしまい、窒息する危険があるため、4つに切り分けるなど小さく切って与えましょう。また、種や皮がある場合は取り除いてください。

著者:中村みさ/2歳の息子と夫の3人暮らし。義実家の近くに住んでおり、義両親との関係は良好。そろそろ2人目の出産を考えており、妊活をしている

監修:松田玲子

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。

◇ ◇ ◇

ブドウのように丸くてツルッとした食べ物は口の中で滑りやすく、噛み切りにくいという、のどに詰まらせやすい特徴を持っています。4分の1にカットするなどの工夫をしたり、歩きながら食べないなど、食事中の子どもの行動にも注意を払ったりしましょう。

良かれと思って出してくれる食べ物ですが、一歩間違えると事故につながってしまいます。パパやもちろん、祖父母にもきちんと伝えていきたいですね。

ベビーカレンダー編集部

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