ジョージ・クルーニーとジュリアナ・マルグリーズ、メールで「ER」の役名を使用

医療ドラマ「ER緊急救命室」で、恋人同士を演じたジョージ・クルーニーとジュリアナ・マルグリーズ。2人の友情は現在も続き、メールの署名はお互いに役名のダグとキャロルにしているそうだ。ドラマの放送30年を記念して、全米テレビ芸術科学アカデミーで行われた講演で、ジュリアナが「結局はキャロルとダグに行きつきます。ジョージと私は今も、メールでやり取りするときに『愛を込めて、キャロル』とか、『ダグ』と署名しています」と明かした。

1994年にスタートし、2009年まで15シーズンにわたりNBCで放送された「ER緊急救命室」は、シカゴにある架空のカウンティ総合病院の救急外来を舞台にした群像劇。原作を手がけたマイケル・クライトンが製作総指揮を務め、シリーズを通じて23ものエミー賞を獲得した。ジュリアナはシーズン6を最後に卒業したが、彼女のファイナルエピソードには一足先にシーズン5で卒業したジョージがサプライズ出演し、ファンを喜ばせた。

「母は叫んでました。大勢が同じリアクションだったと思います。キャロルとダグは結ばれる運命だったので、正しいエンディングでした」とジュリアナは当時を振り返る。今もあのテーマ曲を耳にすると感極まるそうで、「ER」のおかげで彼女とジョージのキャリアがあると感謝した。「私はこれからもずっと『ER』の恩義を忘れません」

Text: Tae Terai