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オルカン、S&P500以外も!初心者も分散投資できる3つのバランスファンド【NISA】

  • 2024.9.25

新NISAでは「オルカン」や「S&P500」といった外国株式で運用する投資信託が人気ですが、リスクを減らすには投資対象の分散が望ましく、限られたお金で分散投資するには「バランスファンド」という選択肢があります。バランスファンドにはいくつかの種類があり、目的に合わせて選べます。

■ターゲットデートファンド──目標年に向けて自動調整される

ターゲットデートファンドはターゲットイヤーファンドとも呼ばれ、あらかじめ設定された目標年(ターゲットイヤー)に向けて、自動的に資産配分が調整されるバランスファンドです。

「〇〇ターゲットデートファンド2040」(2040年がターゲットイヤー)のように、商品名にターゲットイヤーが明示されています。

ターゲットデートファンドの仕組みは、運用開始当初は株式などの割合を高くして積極的に利益を狙い、ターゲットイヤーに近づくにつれて、債券のような安定資産の割合を高めて資産を守る運用へ移行していくというものです。

ターゲットデートファンドが向いているのは、教育資金や老後資金の準備など、まとまった資金が必要な時期が分かる場合です。教育資金であれば子供が大学に入学する年、老後資金であれば退職時期という具合にターゲットイヤーを合わせます。

■4資産均等分散型──国内外の株式と債券の4つに分散される

4資産均等分散型は国内株式、海外株式、国内債券、海外債券の4つの資産に、それぞれ25%ずつ均等に投資するバランスファンドです。

この配分は、実は日本の公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の資産配分比率とほぼ同じです。公的年金の運用を参考にして、長期にわたって安定した資産の成長を目指します。

ちなみにGPIFの2001年度から2024年度第1四半期までの収益率は、年率4.47%のプラスです。年単位ではマイナスの年もありますが、長期では比較的安定しています。

■リスク別のバランスファンド──取れるリスクに応じて商品がある

バランスファンドは一般的に、リスクに応じて選べるように、積極型、標準型、安定型といったタイプが用意されています。商品名は「〇〇バランスファンド積極型」のように、リスクの度合いが分かるようになっています。

たとえば、積極型なら株式などの割合を多くして高い利益を目指し、安定型は債券のような資産の割合を多くして安定した成果を目指します。

初心者で選び方が分からない場合、安定型から始めるとよいでしょう。投資信託の値動きに慣れてから、目標に合った投資信託を選び直しても遅くありません。

複数の資産に分散投資をする場合、リバランスが必要です。リバランスとは、個々の資産の値上がりや値下がりで変化した投資配分の割合の見直しをすることです。バランスファンドのメリットには、面倒なリバランスが自動的に行われる点もあります。

まずは1本のバランスファンドを選んで、NISAを始めてはいかがでしょうか。

文・松田聡子(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部

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