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市川紗椰が150年の歴史を持つ温泉宿へ 「この宿に行きたい」が旅の出発点になる“宿特化”の番組「宿で、すごす。」

  • 2024.9.25

BSテレ東の「宿で、すごす。~伊豆・創業から150年!伝統建築美の温泉宿」が、9月25日(水)夜10時より放送される。同番組は、旅に欠かせない“宿”にフィーチャー。“旅の通過点”ではなく、「あの宿に行きたい!」が旅の出発点になるような宿の魅力をたっぷり紹介していく。今回は市川紗椰が登録有形文化財の歴史ある旅館へ赴き、番組ラストには気になる一泊料金も明らかにする。

【動画】宿に徹底フィーチャー、市川紗椰が過ごした宿の会計まで全部見せる「宿で、すごす。」

高級旅館の魅力を“素人”の目線から追う

市川が訪れたのは、伊豆湯ヶ島温泉の「おちあいろう」。自然の緑や小鳥の鳴き声に迎えられて進んでいくと、柱が無骨な岩でできた巨大な門に目を惹かれる。「もう期待しちゃいます」と口に出るほど、第一印象から非日常感を演出してくれる「おちあいろう」のたたずまいが気に入ったようだ。

「市川様、お待ちしておりました」と玄関へ進み出てきたのは、総支配人の魚留聡さん。浮かべる柔らかい笑顔は格式ばった緊張感を持たせるものではなく、ふっと気持ちが和らぐようなホスピタリティを感じさせる。

「おちあいろう」は1933年、昭和8年に建てられた90年以上の歴史と伝統ある宿。玄関の欄間や組子細工などは創業当時からのものとあって、市川も自然とあちこちに目が奪われてしまう。

ゆったりとくつろげるロビーでチェックインを済ませた市川は、客室でも驚きの光景を目にする。純和風の客室かと思いきや、使う人のことを考えた数々の工夫は「非常にポイント高い」と高評価。高級旅館ならではの“間”を感じさせる空間に「なんかしたい…けど絶対…1人だし…!」と贅沢に苦悩する姿も、見ている側にとっては共感ポイントといえる。

2024年にはミシュランガイドのホテルセレクションで“1ミシュランキーホテル”に選出された同宿。3500坪の敷地に建てられた宿は2つの川が落ち合う場所に建てられており、それが「おちあいろう」という宿の名前の由来だという。

金採掘で栄えた伊豆という地勢も踏まえた歴史を支配人から聞き、改めて館内を案内してもらう市川。意識せずにいると見過ごしてしまうが、目を凝らすと吸い込まれそうなほど1つひとつこだわられた調度品の数々を紹介してもらうことに。

共感を呼ぶ市川紗椰の視点

樹齢2000年の銘木を使った柱や繊細な飾り彫りなど、見る人が見れば目まいがしそうなほど贅を凝らした造りが散見される「おちあいろう」。しかしその案内を受ける市川はどちらかといえば庶民的な目線で、素直な驚きを表してくれる。

素人目にもわかる感動ポイントや、明らかに違いを感じられる“高級感”の正体を素朴に推察する市川。高級宿に普段から親しんでいる玄人の視点も勉強になるが、高級宿の客室を見て“広くて持て余す”と困惑する市川の方が共感しやすいといえるだろう。

「自分が高級宿に行ったら」というイメージを持ちやすくなるため、没入感もいや増すというもの。普通の旅番組と違って「では地元の観光名所を散策」とはならず、部屋でゆっくり日課のストレッチをおこない、名物の洞窟風呂やサウナを堪能したあとはお食事をいただく。とことん“宿”の魅力に特化した番組なのだ。

客室、風呂ときたら次は食事。美しく盛り付けられた山海の幸と、食事にあつらえられた銘酒…宿に特化しているからこそ、食事コースを前菜からデザートまで一品ずつじっくり紹介できるのも同番組ならでは。

ラストには市川と同じように過ごしたらいくらかかるのか、という会計まで全部見せる同番組。徹底して「自分がここに行くとしたら」という考えに寄り添ってくれるのは、“芸能人が贅沢しているのを見る”だけの旅番組とは大きく異なる。

市川が「この建物に、また会いに来たい」と笑顔で告げた「おちあいろう」。宿の魅力をとことん追った「宿で、すごす。~伊豆・創業から150年!伝統建築美の温泉宿」は、9月25日(水)夜10時から。

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