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【コーヒーとスポーツ】最もコーヒーを飲む《競技》は…?3位「野球」2位&1位は…?“ムネリン”もコーヒーを活用!

  • 2024.9.25

約6割のアスリートが運動にあたりコーヒーを飲む

コーヒーを取り入れるアスリートは6割
コーヒーを取り入れるアスリートは6割

デロンギ・ジャパンが、10月1日の「コーヒーの日」に合わせ、「コーヒーの飲用調査 2024年度版」を行い、その結果を発表しました。調査は、2024年8月、「自宅で週に1回以上コーヒーを飲む」人で、月1回以上競技を実施しているアスリート1000人を対象に、インターネット上で行われました。(※本調査の「アスリート」の定義:自身もしくは所属チームが競技団体(例:日本サッカー協会、日本バスケットボール協会など)に登録をしている人)

それによると、トレーニングや試合など、運動にあたってコーヒーを飲むことがあるかを尋ねると、63.9%のアスリートが「飲むことがある」と回答しました。

飲む場面としては「運動(トレーニング)前、試合前」(36.3%)、「運動(トレーニング)後、試合後」(35.7%)が多く、3人に1人以上が回答しています。

「運動(トレーニング)中・試合中」に飲む人も22.2%で2割以上となっています。運動にあたってコーヒーを飲むアスリートに、どのような効果を感じているかを聞いたところ、1位は「リラックスできる」(35.4%)、2位「リフレッシュできる」(32.1%)と、気持ちの切り替え効果を感じているアスリートが多いことが分かりました。3位「集中力が上がる」(26.9%)、4位「緊張がほぐれる」(25.2%)と、トレーニングや試合に臨む状態への影響もあるようです。

アスリートは一般人より頻繁にコーヒーを飲む

1日あたりのコーヒーの飲用量を尋ねると、アスリートは平均「2.52杯」で、一般生活者(1.95杯)の1.29倍多く、より頻繁にコーヒーを飲んでいることが明らかになりました。

過去1カ月以内の出場大会のレベル別に見てみると、「国際大会相当」出場者は3.64杯(一般生活者の1.87倍)で特に高い割合となり、「全国大会相当」出場者では2.97杯、「地区大会相当」出場者では2.83杯と、出場する大会のレベルが上がるほど、1日あたりに飲むコーヒーの量が多くなることが分かりました。

コーヒーの飲用量は、サッカーが最多

コーヒーの飲用量は、サッカーが最多
コーヒーの飲用量は、サッカーが最多

1日あたりのコーヒーの飲用量を競技別に見ると、「サッカー」が2.6杯で最も多く、次いで「ラグビー」「野球」と続きました。コーヒーの好みは、6割以上のアスリートが「ブラック派」でした。ブラック派が特に多いのは野球とラグビーで、それぞれ74%と高い割合でした。ラテ派が多いのは、卓球、バレーボール、バスケットボールでした。

また、コーヒーの温度はホットとアイスどちらを好むか聞いたところ、アスリートの約7割がホット派でした。ホット派が多いのはテニス、野球でした。アイス派が多いのは、バスケットボールとサッカーでした。

また自宅で飲む1杯のコーヒーにかける金額で、平均金額が最も高いのは野球で184円。2位のサッカーに21円の差を付ける結果でした。一方、平均金額が低いのはテニス、バレーボールでした。

コーヒーに砂糖を入れる量で一番多いのはバスケットボール、2位は卓球でいずれも「ラテ派」が多かった競技となり、甘さやミルクのコクを求めるアスリートが多い用です。最も少ないのは「ラグビー」で「ブラック派」が最も多い競技であることも分かりました。

川崎宗則選手が取り入れる「コーヒーナップ」

川崎宗則選手
川崎宗則選手

調査を行った「デロンギ・ジャパン」が、“ムネリン”の愛称でメジャーリーグやWBCの大舞台で活躍し、今も現役選手としてプレーする傍ら解説者である川崎宗則選手に、「コーヒー」の飲み方や「コーヒー」にまつわるエピソードについて聞きました。

「野球選手がよくコーヒー飲むというのは納得ですね。ぼくが25年前にプロの世界に入ったときでも、先輩たちがよくコーヒーを飲んでいて、作ってこいと言われて作っていたんですよ。

なぜかというと野球は一試合が4~5時間にもなることがあって、長いんです。その間にずっと集中し続けることは不可能なので、ちょっとリラックスしたい、気持ちを切り替えたいというときにコーヒーを飲むという人が多いのだと思います。僕も試合中に飲むこともありますよ。

海外でプレーしていた期間もありましたが、海外でもコーヒー文化はすごく根付いている気がしますね。メジャーリーグの施設にもコーヒーマシンはすごいのがあって、必ず朝みんなで作って飲んでました。ちなみに僕は、暑くても寒くてもコーヒーは『ホット』が好きです。香りがより楽しめるので」(川崎選手)

「最近はコーヒーを飲んでから昼寝をする「コーヒーナップ(Coffee Nap)」を毎試合前にやっています。コーヒーを飲んでから20~30分寝て起きると、ちょうど起きるタイミングでカフェインの効果が表れてすごくスッキリと目覚めてよく動ける。

30代後半でトレーナーに教わった方法ですが、元々コーヒー好きなのもあって自分にはすごく合っています。これは本当にみんなにすすめたいです」(川崎選手)

「上げる」だけでなく「下げる」にも注目

他にもチームメイトとのコミュニケーションに役立てているようです。

「チームメイトとは喫茶店でもよくコーヒーを飲みます。ミーティングも学びも「リラックス」が大事。アメリカに行った当初は通訳をつけていなかったので、英語が全然分からなかったけど、机に向かう勉強より、チームメイトと一緒に練習場やカフェでコーヒーを飲みながらコミュニケーションをとるような時間が一番勉強になりましたね。

『リラックス』した状態が一番脳に入ってくる。ミーティングもミーティングしようじゃ無理なんだなと。そういうリラックスした環境をみんなでつくれるかが大事なのだと思います。これから日本でも注目されなくてはいけないのは『上げる』ことよりも『下げる・リラックスする』ことだと思いますね。」(川崎選手)

※川崎宗則選手の「崎」は「たつさき」

リカバリー効果を高めるコーヒーのおすすめの飲み方

おすすめは『コーヒー×ミルク×はちみつ』
おすすめは『コーヒー×ミルク×はちみつ』

また、サッカー専門のパーソナルトレーナー・斎藤岳さんは、「アスリートにとって運動後のリカバリーは重要です。コーヒーは筋グリコーゲン(運動により失われる筋肉の中の糖質)を回復させるのに有効だといわれますが、さらに牛乳と糖分を加えると効果が高まるという研究もあります。

僕のおすすめは『コーヒー×ミルク×はちみつ』。ホット・アイスはどちらでもOKですが、「体温を正常に戻す」という観点で、季節や環境によって選ぶのが良いと思います。

ただ、コーヒーに限らず、トレーニング方法や栄養摂取など全てに言えることですが、効果の出方は人それぞれですので、まずは試してみて自分に合うと感じたものを取り入れていってほしいと思います」と、コメントしています。

(LASISA編集部)

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