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坂口健太郎、イ・セヨンとダブル主演作「愛のあとにくるもの」で韓国ドラマ初挑戦!「台本という道標があれば、文化の差や言葉の差はほとんど関係ない」

  • 2024.9.24

坂口健太郎とイ・セヨンがダブル主演を務めるドラマ「愛のあとにくるもの」の来日記者発表イベントが9月24日に東京都内で開催され、坂口とセヨン、ムン・ヒョンソン監督が登壇した。

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「愛のあとにくるもの」の来日記者発表イベントが開催された
「愛のあとにくるもの」の来日記者発表イベントが開催された

本作は、辻仁成とコン・ジヨンによる小説を原作に、韓国でも絶大な人気を誇る俳優の坂口と、韓国ドラマ「赤い袖先」などで活躍する女優セヨンをダブル主演に迎えて描く純愛ラブストーリー。主人公は、韓国から日本へ留学に来たチェ・ホン(セヨン)と、小説家を目指す大学生の潤吾(坂口)の2人。現在の冬の韓国と5年前の春の日本を舞台に、それぞれが抱えた愛の“跡あと”が重なり合っていく。制作は韓国の動画配信サービスCoupang Playが務めた。

ホンとの別れに後悔を募らせ過ごしていた潤吾を演じる、坂口健太郎
ホンとの別れに後悔を募らせ過ごしていた潤吾を演じる、坂口健太郎

坂口が韓国制作のドラマに出演するのは、今回が初めてのこと。坂口は「初めての韓国の作品。スタッフ、キャストの皆さんなど、韓国のチームと一緒に撮影するのは最初は少し不安な気持ちもあった。いままで自分が培ってきた経験のようなものが、コミュニケーションの問題、言葉の問題で通用しないんじゃないかと不安があった」と告白。しかし韓国から始まった撮影では「一つのシーンを丁寧に作っていく時間を設けてもらった。スタッフのなかで台本という道標があれば、文化の差や言葉の差はほとんど関係ないんだなと思った」と国境を超えたものづくりで新たな発見があったと語った。

監督のムン・ヒョンソン
監督のムン・ヒョンソン

映画『ハナ 奇跡の46日間』(12)などで知られるヒョンソン監督は、「子どものころから、メロドラマやラブストーリーをたくさん観て育った世代。いつかラブストーリーを演出してみたいと思っていた」と胸の内を吐露。

「9年前に原作と初めて出会って、タイトルを見ただけで子どもの時に夢見ていたラブストーリーだと思った。すぐに挑戦したいという想いが芽生えた」と前のめりになって準備を始めたという。続けて「制作スタッフ一同、満場一致で、主演は坂口健太郎さんにお願いするべきだという大原則ができあがった」とキャスティングの経緯を明かし、「それから本格的な準備を進めることになりました。それもすべて坂口健太郎さんのおかげ。私にとって恩人」だと感謝しきり。坂口は「それは僕のほうも」と照れ笑いを浮かべ、「言葉が堪能ではない僕をキャスティングしてくれて、本(脚本)を作っていくことにも加わらせてもらって。彼女は現場ですごくポジティブで、とても明るい雰囲気を持っている。このお二人がいて、風通しのいい現場だった」とセヨンにも支えられたと感謝を口にした。

イ・セヨン演じるホンは、日本での思い出をすべて心に閉じ込めて新たな人生を歩んでいる
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またこの日は、坂口が好きな韓国語、来日ゲストは好きな日本語をカタカナでフリップにしたためて、披露する場面もあった。セヨンは「アイタイ」とフリップを掲げ、「私はいつも、現場にいらっしゃる皆さんに会いたいと思っていました。“アイ”の部分だけを見ると、挨拶の“アイ”にもなるし、ラブという意味もある。いろいろな意味があるのもいいなと思いますし、4文字が合わさった時もすごくいい。口にも馴染みます。(共演者の)中村アンさんにも“アイタイ”という気持ちがあって、メッセンジャーのやり取りにも書いていました」と愛情を傾けた。

坂口健太郎の回答に爆笑!
坂口健太郎の回答に爆笑!

ヒョンソン監督は「キレイ」という言葉が好きだと語ったが、坂口は「チャジャンゴ チナガムニダ」と自転車のイラストを添えて、好きな言葉を発表。隣にいたセヨンが大笑いするなか、坂口は「日本語訳をすると、“自転車が通ります”という意味です。現場で、本当によく聞いたんです。潤吾の家のまわりは、自転車が多かったので。これはいい響きだなと思いました。まさかお二人が“キレイ”、“アイタイ”(という回答)にしているとは思っていなかったので…。僕は“自転車が通ります”で果たしていいのか」と目尻を下げつつ、「丁寧に撮影をしていました」と地域に配慮しながら、心を込めた撮影ができたと力強く語っていた。

ドラマ「愛のあとにくるもの」は、Prime Videoにて10月11日より見放題独占配信(全6話)。

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