発酵バターづくりで余ったヨーグルト(ホエー)を使って簡単なパンが焼けます。こねない、発酵時間なし。パン初心者もぜひ。体がホッとする発酵食品を取り入れたレシピを、料理研究家の真藤舞衣子さんに教えてもらいました。
■“ヨーグルトブレッド”のつくり方
◇材料 (つくりやすい分量)
薄力粉:170g
全粒粉:30g
ベーキングパウダー:小さじ1と1/2(6g)
塩:4g
きび砂糖:大さじ1
ヨーグルト(ホエー):100g(無糖)
水:70ml
打ち粉:適量(薄力粉または全粒粉)
(1)粉類をふるう
オーブンを210℃に温めておく。薄力粉、全粒粉、ベーキングパウダー、塩、きび砂糖を合わせてボウルにふるう。
(2)ヨーグルトを加える
ヨーグルトと水を混ぜ合わせて①に加える。
(3)混ぜ合わせる
ゴムベラで粉気が少し残る程度にさっくりと混ぜ合わせる。
(4)まとめる
ボウルから取り出し、打ち粉をふってひとまとめにする(こねなくてよい)。
(5)切り込みを入れる
オーブンの天板にオーブンペーパーを敷き、④をのせる。茶こしなどに打ち粉を入れて生地の上に薄くふりかけ、十字に切り込みを入れる。
(6)焼く
オーブンに入れて35~40分間焼く。
――教える人
「真藤舞衣子 料理研究家」
会社員を経て、京都の大徳寺塔頭(たっちゅう)にて1年間生活。フランスに料理留学後、発酵研究家、料理家の活動を開始。雑誌や書籍、料理教室、講演など多方面で活躍。近著に『真藤舞衣子の まいにちおいしい! 豆腐と油揚げ』(高橋書店)がある。
この記事は『四季dancyu 2023 秋』に掲載したものです。
文:柿本礼子 写真:山田薫