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SixTONES松村北斗は“最も信頼する俳優” 新海誠監督アニメ「秒速5センチメートル」が実写映画化

  • 2024.9.24
新海誠「秒速5センチメートル」実写化 松村北斗が映画初の単独主演を務める ※提供写真
新海誠「秒速5センチメートル」実写化 松村北斗が映画初の単独主演を務める ※提供写真

【写真】新海誠監督と奥山由之監督

新海誠監督が手がけた劇場アニメーション「秒速5センチメートル」(2007年公開)を原作とした実写映画の制作が決定。主演は、新海監督作品「すずめの戸締まり」にも参加したSixTONES・松村北斗が務める。松村は本作が映画初単独主演。実写映画では、奥山由之氏が監督を務め、脚本を鈴木史子氏が担当。新海監督との意見交換なども経て作られた脚本をもとに、約2時間の長編映画として制作される。

新海誠監督作品初の実写化 「秒速5センチメートル」

劇場アニメーション「秒速5センチメートル」は、「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」に続く、新海監督の3作目の商業公開作品。主人公の小中学生時代、高校生時代、会社員時代を3つの短編が全63分の連作形式で描かれている。

物語の主人公は遠野貴樹。小学生の頃に出会った転校生・篠原明里と心を通わせたみずみずしい日々、小学校の卒業と同時に離ればなれになり種子島で過ごした高校生活、東京でシステムエンジニアとして働きながら漠然とした閉塞感と焦燥感をかかえ過ごす30歳を手前にした青年期という18年間にわたる人生の旅が描かれる。

松村北斗が映画初の単独主演を務める

「すずめの戸締まり」ではオーディションで宗像草太役に選ばれた松村。本作への出演について新海監督は「最も信頼する俳優である松村北斗くんに主演を務めてもらえることにも、人生の不思議さを感じます」と語った。

松村は「僕自身、何度も見返してきた作品だからこそ、重責を日々感じています。この原作はたくさんの方の人生に深い影響を与えてきました。ファンの皆さんはそれぞれの解釈と世界を持っていて、僕もその一人です」と葛藤を明かしつつ、「新海さんから言っていただいた『北斗くんで見たいですね』というお言葉がこのチームで挑戦する理由をくれました」と明かした。

原作/新海誠氏 コメント

私が二十年近く前に監督したアニメーション映画「秒速5センチメートル」は、とても未熟で未完成な作品でした。しかしその未完成さ故に、今でも長く愛し続けてもらえている作品でもあります。

初期衝動――未知への憧れとおそれだけをただぶつけたあのような映画は、今の自分には決して作れないでしょうし、再現も出来ません。ですから、奥山監督をはじめとした若く熱心なチームがふたたび「秒速5センチメートル」に向き合ってくれていることに、私はとても興奮しています。

最も信頼する俳優である松村北斗くんに主演をつとめてもらえることにも、人生の不思議さを感じます。どうか、皆さんの今でしか作れない映画にしてください。誰よりも完成を心待ちに、応援しています。

主演/松村北斗(遠野貴樹役) コメント

僕自身、何度も見返してきた作品だからこそ、重責を日々感じています。この原作はたくさんの方の人生に深い影響を与えてきました。ファンの皆さんはそれぞれの解釈と世界を持っていて、僕もその一人です。そんな作品の実写化に未熟な僕が参加するのかと一歩踏み出せないでいました。

しかし、奥山監督をはじめとする製作陣の原作への憧れと愛。そして、新海さんから言っていただいた「北斗くんで見たいですね」というお言葉がこのチームで挑戦する理由をくれました。「秒速5センチメートル」に影響を受けて憧れてきた者が集まったチームで作る今回の作品。原作チーム、ファンの方への敬意を胸に挑ませていただきます。

監督/奥山由之氏 コメント

新海誠さんが当時33歳の時に紡ぎ上げていた物語を、今33歳の僕が撮らせていただくことに、ただの数字とはいえ、大切な巡り合わせを感じております。今しか作れないものがあるということ、いずれは忘れてしまう眼差しがあるということに気付かされながら「秒速5センチメートル」と向き合っている日々です。

どことない喪失感、焦燥感を抱える貴樹の背中に、温もりある手を添えるようにして、心から信頼するチームの皆さんと共に、1シーン1シーン、1秒1秒を丁寧に、切実さと誠実さをもって、真摯に撮り重ねたいと思います。僕の中に残る「センチメンタル」をこの作品に全て置いていきますので、どうかご期待ください。

脚本/鈴木史子氏 コメント

新海誠監督の「秒速5センチメートル」を初めて観たのは20代の頃でした。チームの中には中学生や高校生で観たという方も多く、どの地点でこの作品と出会ったかによって違う切実さを感じる深遠な原作を前に、喜びと緊張を持って向き合わせていただきました。

人と人が近づいたり離れたりする巡り合わせのことを。とても真摯な奥山監督や信頼するスタッフ、誠実なキャストの皆さんとたくさんの対話を重ね、その時間のすべてを脚本に込めました。多くの方々の"今"に届くことを願っております。

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