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100均のキッチングッズと少ない花で、簡単「花遊び」 プチプラ花コーデVol.143

  • 2024.9.24

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラな手作りアイデアを教えていただきます。

花遊びに活用できるキッチングッズを100均で発見

最近、100均に行くたびに気になる商品がありました。それが「折りたためるザル」です。

陳列されているのは、折りたたんでいる状態でした。

ザルは、中央部分に小さな穴がたくさんあります。折りたたんでいる状態だと、ザル部分の外側にくぼみがありました。見つけたとき、そのくぼみに水を入れて花を飾れそう! と、ひらめいたのです。色が黒なので、花を合わせやすそう。

折りたためるザル

ザルの直径は約23.5cm。中心部分を手で押すと、底が深めのザルになります。

折りたためるザル

折りたためることでコンパクトに収納でき、また持ち手部分を壁に掛けることができるので、なにかと便利に使えます。

今回はこのザルを折りたたんだ状態で使い、花遊びをしてみたいと思います。

神コスパ! 140円で10輪もついていた花苗

折りたためるザルで楽しむ花遊び。用意した花はこちらです。

秋の花

向かって左の葉はドラセナ。ドラセナは2本買いました。他はアスターと秋の七草の一つ、キキョウです。

キキョウとアスターは苗で購入しました。

キキョウとアスター

花屋さんで、最初に目にとまったのがキキョウでした。キキョウに合わせて、同系色の薄い紫色のアスターを選びました。

アスターは一つの苗に薄い紫と濃い紫、それから濃いピンクと3色咲いていて、140円。しかも小さなつぼみの花も数えると、花が10輪もついていて神コスパです。

キキョウとアスター

キキョウと同じような紫色に、濃い色が入るとアクセントになって、全体が引き締まります。

花苗は、プチプラでフラワーアレンジを楽しみたいときの強い味方。その季節のものが手軽に入るのも魅力で、花をアレンジに使った後の苗は、土に植えて長く楽しめるのもいいですね。

ドラセナの葉を花留めにした、アレンジの方法

折りたためるザルにアレンジをしていきます。まずはドラセナの葉を用意して、茎の部分からカットしました。

ドラセナ

このドラセナの葉を、花留めとして使っていきます。

ドラセナの花留め、作り方をご紹介します。

①ザルはたたんだ状態で使います。底のくぼんでいる部分に水を入れます。

プチプラフラワーアレンジ

②カットしたドラセナの葉を、くぼんでいる部分に写真のように入れます。

プチプラフラワーアレンジ

③ドラセナの葉と葉を重ねながら、ザルのくぼみを1周するように何枚も入れていきます。

プチプラフラワーアレンジ

④ホッチキスを用意して、入れたドラセナの葉同士を何か所か留めて、形が崩れないようにします。

プチプラフラワーアレンジ

⑤同じ要領でくぼみにドラセナの葉をどんどん入れていくと、ドラセナの花留めができあがりました。

プチプラフラワーアレンジ

ドラセナ2本分の葉を全部使いました。私が買ったドラセナは1本に葉が8枚ほどついていたので、全部で16枚ほど入ったことになります。

葉の所々をホッチキスで留めると、きれいにまとまった円になります。これで、花が留まりやすくなりました。

ナチュラルでおしゃれで、簡単にできるのが魅力

ドラセナの葉で作った花留めに、花をアレンジしていきます。

まずは、キキョウとアスターの花をカット。

キキョウとアスター

花は、水に浸かる下のほうの葉は落としておきます。

プチプラフラワーアレンジ

キキョウは茎をカットすると、白い液体が出ます。

プチプラフラワーアレンジ

この白い液体は水を吸い上げにくくしてしまうので、ティッシュペーパーで拭いてからアレンジに使います。

プチプラフラワーアレンジ

最初のキキョウを、ドラセナの葉と葉の間に入れました。

プチプラフラワーアレンジ

葉をたくさん重ねているので、そこに挿すだけで花が留まります。

キキョウを3輪。

プチプラフラワーアレンジ

続いて、キキョウと同じ色のアスターをアレンジ。

プチプラフラワーアレンジ

花は全体にまんべんなく。また、花の長さを高め、低めと変えて高低差を意識してアレンジしました。

そこに、濃い紫色のアスターを入れていきます。

プチプラフラワーアレンジ

濃いアスター同士も、花の高さは変えるようにしました。

最後に、濃いピンクのアスターを入れて完成。

プチプラフラワーアレンジ

高低差をつけるポイントは、なるべく花一つ分以上の高さを変えること。自然な雰囲気を作ることができます。

折りたためるザルのくぼみを利用した花遊び。ザルのくぼみ部分が狭く、少ない花材にちょうどよかったです。

自然素材で作る花留めで楽しむフラワーアレンジは、簡単でいておしゃれに花を飾ることができますね。

今回の材料のご紹介

  • アスター(苗)…140円
  • キキョウ(苗)…230円
  • ドラセナ2本…300円
  • 折りたためるザル…200円*ダイソー

合計870円(税抜)

ほかに、ハサミ、ホッチキス、ティッシュペーパーを用意。

初心者におすすめ。時短で超楽々なアレンジ

折りたためるザルを使ってもっと簡単にアレンジを楽しむなら、水を入れたくぼみ部分に、花をただ入れるだけでOK。

プチプラフラワーアレンジ

水を入れたザルのくぼみ部分に、茎を短くカットしたスプレーギクなどを入れてみました。左右にわけて真ん中あたりには何もない空間を作り、アレンジにメリハリを出します。

一方で、くぼみ全体に花を入れると卓上リースのようにもなりますね。容器が黒なので花色を選ばず、また黒の色が花を引き立ててくれてとても様になります。

フラワーアレンジ初心者さんにも、おすすめの飾り方です。

Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。

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