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軽すぎる生理、放置しないで!産婦人科医が9の原因を解説

  • 2024.9.24

考えられる原因や理由をチェック して、少しでも不安がある場合は医師に相談しよう。

MementoJpeg

ディジョセフ氏は、ストレスが生理を狂わせることがあるとし、「ストレスレベルが上がると、生殖ホルモンの正常な働きを乱し、月経周期に影響を与えます」と説明。

正常な状態では、脳の視床下部が化学物質を生成し、下垂体が卵巣にエストロゲンとプロゲステロンを分泌するよう信号を送る。しかし、ストレスレベルが高くなると、ストレスホルモンの一種であるコルチゾールの分泌が増加し、体の正常な機能や月経に支障をきたすそう。

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「体が十分なカロリー摂取を維持できなければ、排卵が起こらない可能性があり、排卵が起こらなければ生理が非常に軽くなったり、止まったりする可能性があります」と述べるのは、米ジョージア州アトランタにあるペディアトリックス・メディカル・グループでメディカルディレクターを務める産婦人科医のジル・パーディ氏。

過度な運動が身体的にストレスをもたらし、ホルモンの分泌に影響を与えるためだと、ディジョセフ氏も説明する。ワークアウトを行うは大切なことだが、やりすぎてしまうことで、生理に影響を与えてしまうかもしれない。

Charday Penn

PCOSは、女性が男性ホルモンのアンドロゲンを過剰に分泌する遺伝子疾患。このようなホルモンバランスの乱れは排卵不順を引き起こし、結果的に経血量が少なくなる可能性がある、とディジョセフ氏。PCOSのそのほかの症状として、卵巣嚢腫(のうしゅ)や多毛症、にきび、肥満、不妊などがあるため、症状を管理するためにも医師に相談して正確な診断を受けることが大切。

Patricio Nahuelhual

「低用量経口避妊薬(ピル)を用いた避妊法で、副作用として生理が軽くなることがあります」と、ディジョセフ氏は説明。

「特にエストロゲンとプロゲステロンを含む経口避妊薬や、プロゲスチンが含まれる避妊インプラントは経血量を減少させます」と、ジーバース氏も補足する。

また、パーディ氏によると、ピルやパッチ、リング、注射、インプラントなど、ほとんどのホルモン剤による避妊は、子宮内膜を薄くする可能性があるため、結果的に経血量が減ることが多いそう。

Cavan Images / Raffi Maghdessian

ディジョセフ氏によると、甲状腺機能低下症や甲状腺機能亢進(こうしん)症などの症状がホルモンバランスに影響を及ぼし、生理が軽くなる可能性があるという。甲状腺は排卵や月経を調節するホルモンと同じように、脳の視床下部・下垂体軸で調節されている。この軸のある側面が乱れると、別の側面にも影響を及ぼすことが考えられる。

甲状腺ホルモンが過剰に分泌されると、分泌を減らすよう視床下部に信号を送り、それが生理調節ホルモンも抑制するそう。その結果、排卵に異変が起きたり、生理が軽くなったりことがあります、とパーディ氏が解説。

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