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【38explore】"38灯"でおなじみ!シンプルなギアがくれる心地良い時間

  • 2024.9.25

群雄割拠の「ガレージブランド戦国時代」でも光る存在

ブランドオーナーの宮崎秀仁さんこと、「ミヤさん」が2017年に立ち上げた「38explore(サーティエイトエクスプロー)」。

立ち上げ間もなく訪れたコロナ禍によるキャンプブームの中、次々とガレージブランドが生まれ、さまざまなギアが登場した中でも、シンプルで無駄のないデザインが多くのファンを惹きつけてきました。

今や、ガレージブランド好きの間では、「知らない人はいない」といっても過言ではないサーティエイトエクスプロ―を育てたミヤさんとはどんな人物なのでしょう。

小学校時代に登った"槍ヶ岳"を原風景に冒険を楽しむ

登山やサーフィン、キャンプと、自然の中で冒険を楽しんでいるミヤさん。写真は木曽駒ヶ岳

小学校5年生のときに恩師に連れられて登った槍ヶ岳がアウトドアにのめり込むきっかけだった、というミヤさん。ブランド名に「explore(冒険)」が付いているように、その経験を皮切りに山へ海へとそと遊びを楽しむ人生を送ってきました。

幼少期から絵を描くことやものづくりも好きで、ホームセンターなどで買ったギアを自分でペイントするなどのカスタマイズを楽しんでいたというのだから、今の姿も納得。

40代になり、仲間とキャンプを楽しむ中で、自分が欲しいと思うものをカタチにしはじめました。

大好きなアウトドアとものづくりで夢のブランド設立

そんなミヤさんは、デザイン学科のある高校を卒業したあと、電気工事会社、大工、インテリアデザイナーと、建築の世界で多角的に経験を積んできました。

デザイナーとして、いずれ自分のブランドを持ちたいという思いも強く、「どうせなら大好きなアウトドアで夢をかなえたい」と一念発起。商品として初めてつくった「38パレット」がSNSで話題になり、順調な滑り出しをしたのだとか。

カスタマー目線で実践するサービスも手厚い!

2022年に発売した38灯(ミヤビ)用のカスタマイズステッカーが、基準よりも大きいことが発送後に判明したことが。すぐにInstagramで「サイズが違うので使わないように」とアナウンスし、発送履歴をもとに、全員に再発送しました。

この対応にユーザーからも「しっかりしている姿にさらにサーティエイトエクスプローが好きになった」という声が。ミスを公にしたがらなかったり、「連絡が来てから対応しよう」と、後手に回ってしまったりすることも多い中、万が一のときのケアもスピーディで真摯。

自分がお客さんならこうしてほしいと思うことを実践しているだけ」と言いますが、こんなところでもキャンパーたらしなミヤさんなのでした。

ランタンの枠を超えて愛される「38灯」がブランドアイコン

究極にシンプルだからこそカスタムやコラボによる変幻自在の楽しみが

線一本でも意味がない装飾は使いたくない」というミヤさんのデザインは、潔いほどシンプル。ですが、決して味気ないわけではなく、飽きのこない美しさで、多くのキャンパーが定番ギアとして愛用しています。

2022年に誕生した「38灯」は、その象徴的なアイテムです。

38灯ナイト2の様子。富士山の麓に、色とりどりの38灯が幻想的な風景を浮かび上がらせました

ステッカーチューン※ができるのも38灯の魅力で、ほかのアウトドアブランドとコラボした「限定38灯」は、すぐに売り切れるほどの人気。一人で何台も持っているキャンパーもめずらしくありません。

さらに、キャンパーが自慢の38灯を持ち寄って展示する「38灯ナイト」というイベントまで愛好家主体で開催されるほど。この一体感と熱量が一つのギアから生まれるというのはすごいことです。

※ステッカーでオリジナリティを出すカスタマイズ

100年後の定番をめざすサーティエイトエクスプローの人気ギア3選

サーティエイトエクスプローのコンセプトは「Tough and Standard-100年使えるプロダクトを100年後も創り続ける」。流行に左右されず、独自の美学を落とし込んだギアたちを見ていると、その志がしっかりと伝わってきます。

ギアボックスの定番にしたくなる、おすすめアイテム3つを紹介します。

【38灯】シンプルなデザインとやわらかな光が魅力のランタン

まずはやっぱり「38灯」。

ぱっと見は寝室などで使ってもいいほどシンプルで上品なデザインですが、実はミヤさんのこだわりがギュッと詰まっています。

Highモードでも約9時間と駆動時間が長い、バッテリーの取り換えが可能、タイプCで充電可能、上下に三脚ネジを配置、ステッカーチューンもOK…。「かゆい所」がないほどに行き届いている仕様は、何台も持ちたくなる人が多いのも納得です。

また、分解できる仕様で、いずれはホヤなどのパーツ交換ができるようになる予定なのだとか。まだまだお楽しみが広がりそうな予感です。

ステッカーで好みのカラーに気軽に変更できるところもキャンパー心をくすぐります

【ZEROPOD38】2WAYにトランスフォームするランタンスタンド

折りたたむとゴールゼロとほぼ同じ大きさになるZEROPOD38(右)

2つめに紹介するのは「ZEROPOD38(ゼロポッド38)」。

ゴールゼロと同じくらいのコンパクトボディに、クランプと3本のシャフトを格納したランタンスタンドです。シャフトを取り付ければ三脚モード、クランプを使えばテーブルなどに取り付けて、好きな場所にランタンが設置できるスグレモノ。

ランタンスタンドというと大きなものが多く、荷物が多いときに2軍降格になりがちなギア。でも、これならコンパクトだし重さも約100gで、「一応入れておこうかな」という気軽な選択肢が生まれます。

クランプモードでテーブルに取り付けた状態

【38-kT HAUS5】自慢の38灯を収納しながらディスプレイ

最後は、2024年の夏に発売し、あっという間に売り切れた「38kT HAUS5(ミヤビハウス5)」。

両面がクリアな38灯専用の収納ケースで、持ち運びに便利なのはもちろん、入れたまま点灯・消灯もできる、まさに「見せる収納」です。大事な限定38灯やステッカーチューンをした自慢の38灯を美しくディスプレイするのにぴったり。キャンプサイトではもちろん、自宅でもインテリアとして楽しめます。

2024年9月現在、まだまだ品薄ですがhinataストアでは不定期入荷中。

ワクワクする冒険に欠かせないギアが続々登場

サーティエイトエクスプローのギアが魅力的なのは、ミヤさんがとにかくアウトドアを愛しているから。愛車のデリカバンで海へ山へと走り回りながら今なおたくさんの経験をインプットし、必要な形に落とし込んで生まれるアイテムは、多くのキャンパーにワクワクした気持ちを届けてくれます。

取材時に読者にひと言をお願いしたら、「キャンプ楽しんでください!」と返ってくる、そんな純粋さもたまらなくチャーミング。2024年秋には大物もお目見え予定だとか。流行とは違う流れの中で進化し続けるサーティエイトエクスプローから今後も目が離せません。

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