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夫「つい魔が差した」妻が生きがいだった推し活をやめる原因になった夫の許せない行動とは

  • 2024.9.24

35歳の友人は高校生のころから20年近く、あるアイドルが大好きでした。推し活のために貯金に励み、つらいときでもアイドルを心の支えにするなど、アイドルの存在は友人の生きがいそのもの。友人は、結婚後も変わらず推し活していたものの、あることがきっかけで、大好きだったアイドルを拒絶するように。友人が長年続けていた推し活をやめることになった夫の行動とは……?

アイドルが生きがいだったのに夫が原因で…

私の友人は、高校生のときにあるアイドルグループに一目ぼれ。それから20年近くずっとそのアイドルが大好きでした。高校生のころは、親にアイドルのCDやライブDVDを購入してもらい、四六時中そのアイドルのことで頭がいっぱいだったそう。また、大学生になるとコンサートに行くため必死にアルバイトに励み、自作のうちわを持ってコンサートに参戦していました。

社会人になり、なかなか仕事がうまくいかずに心が折れそうなときも、アイドルを心の支えにして「1公演でも多くコンサートに行くためだ!」と踏ん張ったそう。推し活用貯金も順調に増え、いろいろな都市で開催されるコンサートに遠征できるようになり、推し活も充実していました。

そんなアイドル好きな友人に、のちに夫となる彼氏ができました。彼氏は「君の好きなものを知りたい!」と、友人にライブDVDを借りたそう。すると、彼氏もそのアイドルにハマり、2人でコンサートに行くように。

そして、その後2人は結婚。「結婚式は、推しのコンサートみたいにしたい」という友人の提案に夫はすんなりOKを出したそう。アイドルのコンサートをイメージした結婚式は珍しかったようで「本当にコンサートみたい!」と参列者から好評だったようです。

夫婦関係を揺るがす事件が発生!

結婚した翌年には子どもが生まれ、夫も家事育児に協力的でした。しかし、子どもが2歳になるころ、これまでほとんどなかった夫の残業が急に増え、帰りが遅くなることが多くなりました。しかし、残業したというのに疲労感よりもイキイキした感じの夫に、友人は違和感を覚えたそう。

そこで友人は、勝手にスマホを見るのは悪いと思いつつ、夫が寝ている隙にスマホをチェックしたのです。

LINEをチェックすると、ある女性とのトークを発見。どうやら職場の同僚のようで、残業後に夫と会っていると友人は確信しました。トーク履歴を読んでいると、なんと夫が同僚に友人の大好きなアイドルをすすめていたのです。「このアイドルがおすすめだよ! よかったらDVD貸そうか?」と夫から送信し、「おすすめなら見たいです」と女性は返信していました。

「私のDVDなのになんで勝手に貸すのよ」と、心底あきれた友人。そして、次第に夫が他の女性にうつつを抜かしたことよりも、長年友人の心の支えだったアイドルを汚されたような気持ちが大きくなっていったのです。

友人は、怒りと悲しみで気持ちのやり場がなくなり、糸がぷつんと切れたように大好きだったアイドルを「もう見たくない! 嫌だ!」と拒絶。夜中のうちにリビングにあるアイドル関係のグッズを全部段ボールに詰め込んだそうです。

完全にやめた推し活

翌朝、リビングの様子が変わっていることに気付いた夫。「あれ? グッズとかどこやったの?」と聞くので、「あなたが私の大好きだった推しとの思い出を全部壊したんだよ。視界に入れたくないから片付けたの」と言った友人。夫は状況が理解できていなかったので、友人は昨夜のことを正直に話したそう。

すると、夫は「本当にごめん。つい魔が差した……。推しをすすめたのも、いろいろな人に知ってほしいと思ったからなんだ。信じてもらえないだろうけど、本当に大事なのは君と娘なんだ」と、謝ってきたそうです。

友人は「あなたが私を裏切ったことは許せないけど、もう理由なんかどうでもいい。この20年、嫌なことがあっても推しがいたから頑張れたし、たくさんいい思い出があったの。でも、あなたのせいで思い出が全部ぶち壊された。私が大好きなものをバカにされた気分だし、本当に傷付いたの。今までの楽しかった思い出を返してよ」と大泣き。夫は、そんな友人を見てひたすら謝ることしかできなかったそうです。

その後、友人は大好きだったアイドルを見ることすらできなくなり、推し活をきっぱりやめました。また、夫との関係もいまだギクシャクしたままのようです。

まとめ

友人にとって、20年近く大好きだったアイドルの存在は生きがいそのもの。しかし、夫が原因でアイドル自体がトラウマとなり「あんなに大好きだった人たちをこんな理由で拒絶することになるなんて思わなかった」と、友人は悲しそうに話していました。

周りから見ると「そんなことできらいになるの……?」と思うかもしれない理由でも、本人にとっては衝撃が大きく、大きな傷になってしまうことも。まだ夫婦はギクシャクしており、それだけ友人がアイドルにも夫にも愛情を注いでいたことがわかります。友人の傷はなかなか癒えないかもしれませんが、いつか今まで通りの仲の良い夫婦に戻れるといいなと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:山﨑 みさ/30代女性・ライター。産後の物忘れの悪化に悩む、2018年生まれの男の子と2022年生まれの女の子ののママ。趣味は甘い物を食べること、緩く宅トレをすること。

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※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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