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夏の冷えが疲れの原因?冷えを解消する「ドライヤーお灸」のやり方&効果的なツボ【専門家監修】

  • 2024.9.23

自宅で今すぐできる冷え対策におすすめの温活習慣について、神奈川歯科大学大学院統合医療学講座・特任教授・川嶋朗さんに、冷えを解消するツボと、ヘアドライヤーをツボを狙って1分当てるだけの「ドライヤーお灸」を教わりました。

監修者プロフィール:川嶋朗さん

監修者プロフィール:川島朗さん

かわしま・あきら 神奈川歯科大学大学院統合医療学講座・特任教授。1957(昭和32)年生まれ。北海道大学医学部卒業後、東京女子医科大学大学院修了。ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院、東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック所長などを経て、2021年から神奈川歯科大学大学院統合医療学講座・特任教授、2022年から統合医療SDMクリニック院長。

簡単!ドライヤーお灸の方法

簡単!ドライヤーお灸の方法
  1. 肌から5~10㎝離して低温風で温める
    吹き出し口は肌から5~10cm程度離し、低温風(50~60度)を当てます(温度調節できないドライヤーの場合、距離で調整を)。約1分当てると、特に熱さを感じる小さなポイントが見つかります。そこが弱っている部分のツボです。
     
  2. 「熱い」と感じたらすぐ離す
    ツボの位置がわかったら、吹き出し口を少し近づけ、温風を当て続けます。「熱い」と感じたらすぐ離します(我慢のし過ぎは火傷のおそれがあるため絶対NG)。何度繰り返してもOKです。

ここに注意!

  • ケガや痛みで熱をもっているところには当てない
  • 他人には行わない(熱さがわからず、火傷のおそれがあるため)

ドライヤーお灸の方法がわかったところで、具体的に冷えを解消するツボを3つご紹介します。

冷えを解消するツボをチェック!

足三里(あしさんり)

冷えを解消するツボ:足三里(あしさんり)

【位置】
むこうずねの骨を下側から指で探っていくと、ひざの皿状の骨の下にごつごつとしたふくらみがあります。そこから指の幅2本分ほど外側の場所。

【効果】
このツボを定期的に温めると、胃腸の調子を整え、働きを活発にし、体温、免疫力、抵抗力のアップを図ることができます。

三陰交(さんいんこう)

冷えを解消するツボ:三陰交(さんいんこう)

【位置】
内くるぶしの突き出した骨から、指3本分ほど上に進むとすねの骨があります。この後ろの少しくぼんだ場所。指で押すと鈍い痛みを感じます。

【効果】
漢方医学では、ここは脾経(ひけい)、腎経(じんけい)、肝経(かんけい)の3つの経路が交わっているツボで、温めると体全体が温まります。

湧泉(ゆうせん)

冷えを解消するツボ:湧泉(ゆうせん)

【位置】
足の裏側、親指と人差し指の付け根からのふくらみと、中指と薬指と小指の付け根からのふくらみが交わる場所。足でグーをしたときに、足裏で一番へこんでいるところです。

【効果】
漢方医学では腎経の出発点にあたるツボ。刺激すると元気が湧き出てくるといわれ、しっかり温めることで体力、気力が高まります。

以上、「ドライヤーお灸」のやり方と冷えを解消するツボでした。温活は無理せず続けることが大切です。できることから生活習慣として取り入れてみてくださいね。ペットボトル温灸もおすすめです。

取材・文=五十嵐香奈(ハルメク編集部) イラストレーション=落合恵

※この記事は雑誌「ハルメク」2019年2月号に掲載。WEBで2021年2月に公開したものを再編集しています。

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