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<虎に翼>土居志央梨“よね”の毅然とした姿が視聴者を魅了 4分間の弁論シーンに「純度が高い」「気づけば涙が…」

  • 2024.9.23
よね(土居志央梨)の怒りのこもった弁論に感動の声 「虎に翼」第126回より (C)NHK
よね(土居志央梨)の怒りのこもった弁論に感動の声 「虎に翼」第126回より (C)NHK

【写真】最高裁大法廷で「はて」に反応する桂場(松山ケンイチ)

伊藤沙莉がヒロインを務める連続テレビ小説「虎に翼」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)は9月23日から最終週「虎に翼」を放送中。9月23日放送の第126回では、大法廷に立った山田よね(土居志央梨)の毅然とした姿に視聴者から感動の声が上がった。(以下、ストーリーのネタバレがあります)

よね、大法廷に立つ

「虎に翼」は、日本初の女性弁護士の一人・三淵嘉子さんをモデルにしたオリジナルストーリー。最終週「虎に翼」では、よねと轟(戸塚純貴)が美位子(石橋菜津美)の事件で最高裁の大法廷に立ち、寅子(伊藤)が美佐江(片岡凛)の娘・美雪(片岡=二役)に向き合う姿が描かれている。

大法廷での口頭弁論当日。よねは、普段どおりの背広姿で15人の裁判官が居並ぶ前に立ち、「論点は誰の目から見てもわかりきっていますので、まわりくどい前置きはしません。刑法第200条、尊属殺の重罰規定は、あきらかな憲法違反です」と淡々と語り始めた。

怒りの弁論「畜生道に堕ちたと言わざるを得ない」

自己または配偶者の直系尊属を殺害した場合、死刑または無期懲役に処す、と定めた尊属殺の重罰規定。よねたちの主張は、「人類普遍の道徳原理」を理由にこの規定を合憲とした最高裁の判例、そして規定そのものに異を唱えるものだった。

「はて」と続けたよねの顔を、中央に座る最高裁長官・桂場(松山ケンイチ)がちらりと見た。よねは続ける。

美位子に対して日常的な暴力、性的暴行、監禁…と非道の限りを尽くした父親が保護されるのであれば、「この社会と我々も、畜生道に堕ちたと言わざるを得ない」と、かなり乱暴な言葉も使って非難し、桂場が言動を咎めると、すかさず轟が「不適切な発言でした。お詫びいたします」とフォローする。

そして、よねは「もし今もなお、尊属殺の重罰規定が憲法第14条に違反しないものとするならば、無力な憲法を、無力な司法を、無力なこの社会を嘆かざるを得ない。著しく正義に反した原判決は、破棄されるべきです」と結び、4分間にわたる弁論を終えた。

よね渾身の弁論に反響「聞き入った」

よねを突き動かす原動力は、怒りだ。自身の忌まわしい過去への怒り、女性や弱者を虐げる者への怒り。女子部時代から一貫して、よねは正義を脅かすものと戦ってきた。

よねは、その怒りを心のうちにたぎらせながらも、淡々と言葉をつないだ。その姿に視聴者から「かっこいい」「よねさんの立ち姿が美しくて…」「圧巻だった」の声や、「よねさんの誠実でまっすぐな言葉に、気づけば涙が…」「よねさんの言葉、姿勢、視線、すべてがよかった。言葉が胸に突き刺さった」といった感動の声が続出。かつて桂場が口にした「正論は純度が高いほど威力を発揮する」を意識した「よねさんの純度の高い弁論に聞き入ってしまった」の声も上がった。

よねが、寅子の口ぐせである「はて」を口にし、桂場が反応する場面には「最高裁で、よねさんの『はて』が聞けるとは」「反応する桂場さんもいい」の声も。よねの言動をスマートにフォローし、かつ「行け、山田」と小声で背中を押した轟にも「最高のコンビ」「このフォローも作戦なのかな」「この2人ずっと見ていたい」の声が上がった。

「虎に翼」は、残すところあと4回。続く9月24日(火)放送の第127回では、異なる考え方を持つ寅子と調査官・音羽(円井わん)が、お互いのやり方について率直に話す姿が描かれる。

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