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今行きたいベトナムの観光地・フーコック島でしたい7つのこと【#編集部のおでかけキロク】

  • 2024.9.24

こんにちは、編集部員の"のじょ"です! 今回私がやってきたのは、ベトナムの最後の秘境といわれるフーコック島。世界最長のロープウェイや大迫力のナイトショーから、海鮮グルメまで、まだ知られていないベトナムの魅力がたっぷり詰まっている島です。そんなフーコック島のみどころを7つのポイントでご紹介します。

ベトナム最大の離島フーコック島ってどんなところ?

るるぶ&more.編集部

ベトナム南西部、タイ湾に位置するフーコック島。東京23区をひとまわり小さくしたくらいの大きさの島で、「ベトナムの最後の秘境」といわれることもある島です。年間を通して温暖な気候で平均気温は27℃。乾季を迎える11~4月は海の透明度が上がり、波も穏やかなベストシーズンになっています。島の南半分の海岸線には、ベトナムで随一の美しさを誇る白い砂浜のビーチが広がり、透明度の高い海は遠浅で海水浴やシュノーケリングにも最適です。

また、ここ数年で観光開発されたこのフーコック島は、ベトナムなどアジア圏の人が気軽にヨーロッパ旅行気分を味わえるよう開発したとあって、島のランドマーク「Kiss Bridge」の周辺などは特に街並みがきれいです。もはやイタリアみたいです(まだ行ったことないが)。カメラ女子は写真に夢中でなかなか目的地につかないかも。
グルメのおすすめは、島ならではの新鮮なシーフードと南国らしいフルーツたち。黒胡椒の生産地としても有名ですよ。

フーコック島へのアクセスや服装・持ち物を紹介

るるぶ&more.編集部

●日本からのアクセスは?

日本からのアクセスはホーチミンで乗り継ぐのがベスト。朝日本を出発して、夕方にはフーコック国際空港へ到着することができます。所要時間はホーチミンから約1時間、ハノイからは約2時間です。

●どんな服装がおすすめ?

フーコックは基本的に1年を通して温かいので、日本の夏服のイメージでいればばっちり。たくさん歩き回るので、履きなれた靴がおすすめです。また、ラグジュアリー系のホテルやレストランに行くときは、Tシャツ・短パンなどの軽装にならないよう気を配ると安心して過ごせますよ。そして何より日差しがたっぷりなので、帽子やサングラスが必須です。

●持っていくといいもの

日焼け止めなどの日よけグッズはもちろんですが、アジア圏ならではの急な雨に備えて折り畳み傘がマスト。気になる人は虫よけグッズもあるとよさそうです。
また水道水は飲めないので、現地でミネラルウォーターを買うか、日本からの預け入れ荷物に入れて持っていきましょう。

●島内での移動手段

島内の主な移動手段は車になるので、タクシー配車アプリ「Grab」などを用意しておくのがおすすめ。あらかじめ日本でクレジットカードの登録までしておくと、支払いのときもスムーズです。(のじょは海外でクレジットカードを登録しようとしたとき、二段階認証の電話番号が海外SIMになっている関係で受け取れなかったことがあります…)


それでは、フーコック島の魅力を体感できるおすすめの過ごし方7つをご紹介します!

ベトナム初の海辺のナイトマーケット「VUI-Fest Bazaar Phu Quoc」へ

るるぶ&more.編集部

フーコックについたらまずは手当たり次第にベトナムらしい屋台ご飯を食べたい! そんな欲望を叶えてくれるのが、ナイトマーケット「VUI-Fest Bazaar Phu Quoc」です。空港からは車で30分、主要なホテルや島のランドマーク「Kiss Bridge」からもほど近く、フルーツ、串ものに加え、ベトナムらしさを感じられるバインミー、南国感あふれるココナッツジュースなど、気軽に楽しめるフードが盛りだくさん。

るるぶ&more.編集部

さっそくグルメを堪能していると、いきなりショー「ロアンサンショー」がスタート。 コックさんが鍋を持って小気味よく踊っている…た、楽しい...! 台所用品や漁師の釣り道具を叩いて出すリズミカルな音楽とストリート・サーカスを組み合わせたダンスパフォーマンスで、お祭りの高揚感を一気に高めてくれます。
※ショーは19時30分~約30分

るるぶ&more.編集部

実はこのナイトマーケットとショー、なんと毎晩開催されているんです。毎日がお祭りってコト…?! このあと紹介するベトナム水上劇「AOIシアター」とセットで訪れたり、ナイトショー「KISS of the SEA」の花火もここから見られるのでそれを楽しむのもいいかも。

■VUI-Fest Bazaar Phu Quoc(ぶい ふぇすと ばざーる ふーこっく)
住所:Amafi, An Thới, Tp. Phú Quốc, Kiên Giang,
営業時間:16~24時 
定休日:無休

「AOIシアター」でベトナムの水上人形劇を観賞

るるぶ&more.編集部

ベトナムの水上人形劇は有名ですが、この「AOIシアター」はベトナム国内初のビーチサイド水上人形劇場です。劇場の名称「アーオイ」は、母や祖母が歌う子守唄の歌詞の一部に由来しています。基本的に予約不要で、チケットカウンターが劇場手前にあるので、そちらでチケットは購入できます。

るるぶ&more.編集部

舞台を中心に美しい曲線を描いている観覧席はベトナムの棚田からインスピレーションを得てデザインされたのだそう。どの席でも楽しめますが、手前の水上に登場する人形と舞台上に出てくるダンサーを近くでバランスよく見られる3列目前後がおすすめです。

るるぶ&more.編集部
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水上の人形たちは、簾の向こうにいる人形技師さんが後ろから棒で操っています! そのほか、足にパペットを付けて農作業している様子を表現したり、ベトナムの伝統的な風景をくすっと笑える演出で表現しています。

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パフォーマンスが終わった後は、実際に出てきた龍を動かしてみることができる体験も。腰まで水に浸かった技師さんが龍を連れて出てきました。実際に棒を持ってみるとすごく重くて、まったく思うように泳いでくれませんでした…!

■AOIシアター(あーおいシアター)
住所:22J4+47P, An Thới, Phú Quốc, Kiên Giang
営業時間:18時30分~、20時~(各回約20分間)
料金:10万vnd
定休日:無休


るるぶ&more.編集部

ちなみに…ふらっと散策していると、島の固有種とされている狩猟犬、フーコック犬に遭遇。賢くて、この島だけのとってもレアな生き物です。今では番犬になっていることが多いのだとか。

世界最長のロープウェイ「Sun World Hon Thom」

るるぶ&more.編集部

フーコック島南部からはホントム島(Hon Thom)へ渡る世界最長7899.9mのロープウェイが通っています。8km弱って長すぎやしませんか…。

るるぶ&more.編集部

最高到達地点は海抜174mもあり、150mでマンションの高さ50階分に相当すると考えるとなかなかの高さ。ロープウェイからは、フーコックの街並みや海、ホンロイ島やホンドゥア島などの小さな島々の景色を見ることができます。

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フーコック島のロープウェイは、3ワイヤータイプの最新技術を使用しているため安定して走行できる構造ですが、片道25分前後あるので、酔いやすい人は酔い止めがあると安心かも。

ロープウェイのチケットには、ホントム島のウォーターパーク「AQUATOPIA」の入園料も含まれているため、下りた後はすぐに遊べるのもうれしいですね。
ロープウェイはずっと運行しているわけではないため要注意。当日掲示板を見て運行時間を確認するのがマストですよ。

■Sun World Hon Thom(さん わーるど ほん とむ)
住所: 22G5+29C Bãi Đất Đỏ, An Thới, Phú Quốc, Kiên Giang
TEL:(+84)886045888
営業時間:9時~11時30分、13時30分~14時、15時30分~17時(頻繁に変更)
定休日: 無休
料金:往復チケット65万VND

水深5mを歩く!「Sea Walk」体験へ

るるぶ&more.編集部

ホントム島ウォーターパーク「AQUATOPIA」に入場したら、人気コンテンツ「Sea Walk」体験をするために、園内の端にある船乗り場から専用ボートで移動。ここでは、水深約5mまで潜って歩く体験ができます。

るるぶ&more.編集部

水着に着替えてスタンバイ。水着はレンタルもあります。このヘルメットに酸素チューブが繋がっており、たくさん酸素を送り込むことで中に水が入ってこないようにします…これが命綱か…。水深5mまで潜るため、1人ずつ丁寧な耳抜きのレクチャーを受けてから入りました。この時間が一番緊張MAX、写真を見返すと明後日を見るまなざしになっていました。

るるぶ&more.編集部

勇気を出していざ潜水…! とはいえ常にスタッフさんが近くにいるので安心です。ヘルメットが重いのもあり勝手に沈んでいくので耳抜きに集中します。

るるぶ&more.編集部

ゆっくり歩きつつ、スタッフさんからもらったパンをちぎってあげると魚がそれはそれは群がる…! 時々小さな歯が当たってびびりながら餌付けしました。個人的にはフワフワのイソギンチャクを触ったのが癒やされて好きでした。

■Sea Walk(しーうぉーく)
営業時間:ツアーにより異なる
料金:155万vnd~

ビールとともにベトナム料理を堪能「Draft Beer Bai Khem restaurant」

るるぶ&more.編集部

海辺のサンセットタウンにある「Draft Beer Bai Khem restaurant」は、その名の通り生ビールが楽しめるレストラン。赤・黄・黒の生ビールがあって、日本のビールよりラガー感が抑えめで飲みやすい!
そんなビールと一緒に、フーコック島のシーフードを思いっきり味わいましょう。

るるぶ&more.編集部
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ハタの皮を使った唐揚げや刺身、ほかほかに蒸されたタニシ、春巻は生と揚げを食べ比べできます。タニシは味というよりもほくほくとした食感を楽しむような感じ。また、春巻き系は唐辛子のピリッとした辛さが特徴的なつけダレがエスニックな味わいで美味でした。
取り皿は、主にお椀を使い、平皿はお椀の下に敷き、殻などを捨てるために使います。
スターフルーツやザボンなど、普段あまり食べないフルーツも豊富で、料理に自然と入っているのも印象的でした。

■Draft Beer Bai Khem restaurant(どらふと びーる ばい けむ れすとらん)
住所:22PJ+H6, An Thới, Phú Quốc, Kiên Giang
TEL:(+84)889777077
営業時間:9~24時
定休日:無休

島のランドマーク「Kiss Bridge」と大迫力のナイトショー「KISS of the SEA」

るるぶ&more.編集部
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「Kiss Bridge」は、観光開発大手のサングループがイタリアの建築家、マルコ・カサモンティ氏と共同で建設した恋人たちのキスをイメージしたロマンティックな橋。全長800mの橋は、なんと真ん中で2つに分かれて、反対側には行けないようになっています。真ん中の幅30cmの隙間で何しちゃうの~! とひとりドキドキするのじょ。

■Kiss Bridge(きす ぶりっじ)
住所:22H3+7G4, An Thới, Phú Quốc, Kiên Giang
TEL:(+84)886045888
営業時間:北ウイング7~23時、南ウイング7時~20時45分または9時45分~23時
定休日:なし
料金:無料
※当日中のロープウェイ「Sun World Hon Thom」またはナイトショー「KISS of the SEA」のチケット提示で無料

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そんな「Kiss Bridge」の近くで夜間に行われるショーが「KISS of the SEA」です。音楽と水をスクリーンにしたプロジェクションマッピング、レーザーなどを組み合わせた水上ショーで、これがかなり素敵でした。

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今はオフシーズンのため、ダンサーなしでの公演になっていますが、水がスクリーンなので、ディスプレイがどこまでも広がる…! 火も噴き出たり、音楽にあわせてレーザーが出たりとすごい迫力です。ほとんど音楽と映像でストーリー展開が進むので言語が分からなくても楽しめます。
最後には花火も! こちらのショーも火曜以外は毎日開催されています。21時30分ごろには近くのホテルやナイトマーケットからも花火を見ることができます。

■KISS of the SEA(きす おぶ ざ しー)
住所:Thị trấn Hoàng Hôn, Bãi Đất Đỏ, phường, Phú Quốc, Kiên Giang
TEL:(+84)886045888
公演時間:21時~(約40分間) 
休演日:火曜
料金: 70万vnd※オンシーズン(11~4月ごろ)は100万vnd

フォトスポットが集まる「Sunset Sanato」で思い出の映え写真を

るるぶ&more.編集部

フーコック島にある人気のビーチ「Sunset Sanato」は、美しい夕日を眺めることができるスポット。ここには、写真映えするアートや彫刻が点在しているんです。

るるぶ&more.編集部

1番映えていたのは、こちらの階段で撮った1枚。海にせり出していて結構怖いのですが、海と空だけを映して撮影すると「どこで撮ったの?」的な写真になります。
周辺でビールや食事も楽しむことができるので、ここでゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。

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ちなみに…ここから徒歩10分ほどのところに「Duong Bao Market」というローカルな市場があるため、興味がある人はそちらもぜひ。ただ、鶏がさばかれていたり、カエルが売られていたりとローカルレベルがかなり高いため、勇気の鈴がリンリンしている人だけ行ってみてください。

■Sunset Sanato(さんせっと さなと)
住所: 5X2F+W7X, Dương Tơ, Phú Quốc, Kiên Giang

ベトナム航空でラクラク移動! ビジネスクラス席へ特別に潜入

今回のフーコックへの旅は、ベトナム航空の成田発着、ホーチミン経由で行きました。そしてなんと、ビジネスクラスを体験してきたので、その様子をレポートします。

るるぶ&more.編集部

まず、ビジネスクラスの人は特別なラウンジに行くことが可能。離陸前からすでに旅が始まっている…!
ビールをはじめ、豊富なドリンクや軽食をゆったりとソファで楽しめ、旅気分がぐっと上がりました。これだけでもうすでにうれしい。シャワー室も備えてあって至れり尽くせり。

るるぶ&more.編集部

ビジネスクラスの席はこちら。なんだこの丸型の席は…! とびっくり。ヘリンボーン型といって、個のスペースがしっかり確保されています。

るるぶ&more.編集部

180度真横にリクライニングが可能で、USBポートや日本の電源コンセントもばっちり。飛行機を降りて身体が疲れてないって素晴らしい…! 帰りに乗るのが楽しみになるほどの感動でした。

るるぶ&more.編集部

備え付けのブランケット、スリッパ、枕のほか、もらったポーチの中には歯ブラシ、アイマスク、耳栓、ヘアブラシ、乾燥対策のクリームとリップ、そして靴下まで。
飛行機のなかでいつも足が冷えてしまうので、個人的にはこの靴下が1番うれしいポイントでした。

るるぶ&more.編集部

機内食は和食と洋食から選べる上、さらにメインも2つから選べます。
今回はベトナム風春巻が食べてみたかったので洋食をチョイス。アミューズからメインまでおしゃれなコース形式で出してくれました。

パンやフルーツ、ケーキなどは、CAさんがお皿にたくさん盛って回り、好きなものを次々サーブしてくれます(食べて寝てが叶ってしまう…)。
3種のフルーツを盛って回ってきてくれたCAさんに1つしかお願いしなかったら切ない顔をされ、慌てて全種類頼むのじょ。

エコノミークラスもCAさんが細かくサービスしてくれるので快適な空の旅を楽しめます
エコノミークラスもCAさんが細かくサービスしてくれるので快適な空の旅を楽しめます

そんなこんなで、とにかくCAさんが細かく回ってくれるところが大満足でした。
※成田空港からフーコックまではエコノミーで往復7万円~、ビジネスクラスで往復25万円弱~。

まるでヨーロッパのような街並みと、島らしい海辺の景色が両方楽しめるうえ、ここでしか体験できないコンテンツもたっぷり。ベトナム旅行を計画するなら、ぜひフーコックにも遊びに行ってみてくださいね!


Text& Photo:のじょ

取材協力:ベトナム航空
https://www.vietnamairlines.com/jp/ja/home

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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