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帰宅中の事故で死んでしまった主人公。「毒にも薬にもならないから」という理由で異世界転生させられ、治癒師として生きることを目指す!

  • 2024.9.23

疲れていれば、「早く帰って休みたい」と思うのは当然のこと。しかし事故に遭ってまで…と望む人は少ないのではないだろうか。

『異世界でのんびり癒し手はじめます ~毒にも薬にもならないから転生したお話~』(名尾生博:漫画、カヤ:原作、麻先みち:キャラクター原案/KADOKAWA)は、「早く帰って休みたい」とぼやいていたら事故に遭い、異世界に転生させられてしまったアラサーOLが主人公だ。

不慮の事故で死んでしまった主人公の翔子は、「毒にも薬にもならないから」という理由で女神がつかさどる異世界に転生することを許される。

剣と魔法の世界で生きるために、女神は願い事を3つだけ叶えてくれるという。翔子は「癒やしの力」「丈夫で健康な体」「自立するまで助けてくれる人」を望み、人を癒やしながら自活して、異世界でのんびりと生きる道を選んだ。

「薬にもならない」という女神のあまりに傲慢で理不尽な物言いにムッとしつつも、自分の現実を即座に受け入れた翔子。こうした適応力の高さは、きっとこれからの人生の助けにもなるだろう。柔軟な思考で今できることと向き合う姿は、実に清々しい。

翔子が転生したのは、人生200年のファンタジー世界。そこで出会ったのは、魔物専門狩人のファルコと運び屋のレオンだった。ここでは「ショウ」と名乗り、ファルコに保護されて生きることになった翔子。スライム退治や薬草集めなど、異世界ならではの生活をゆるりと楽しみながら、自立を目指してさまざまなことを学んでいく。

翔子が過ごすスローライフには、思わず胸躍らされる。時間さえあればこんなゆったりした生活をおくりたいのに、と憧れる人も多いのではないだろうか。

本作では異世界でのスローライフを通し、治癒師としての翔子の活躍が描かれていく。自分のやりたいことにたっぷり時間をかけながら、新たな人生を一歩ずつ進んでいく翔子。異世界ならではのファンタジーな世界観と共に、彼女の勇姿を心ゆくまで堪能してもらいたい。

文=ネゴト / 押入れの人

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