しあわせそうな〝寝顔〟と思ったら・・実は！？

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。（2024年9月16日〜9月20日ピックアップ分）

〝シマエナガ沼〟の〝正体〟とは？

撮影：@kariyushi.route58 さん

木の葉の向こうから、かわいい微笑みを見せてくれるのは、人気者のシマエナガ。
シマエナガは、枝や葉がわちゃわちゃしているところにいるがとっても好きな鳥で、本当に〝カメラマン泣かせ〟なのです。
でも、こんなかわいらしい、まるでカメラに向かって微笑んでくれているかのような表情を見ると、次のお休みの日も、シマエナガ撮影に行こっかなーってことになっちゃいます。
それが〝シマエナガ沼〟の正体。
雪の中のシマエナガももちろん良いのだけれど、紅葉のシマエナガとか、赤く色づいた実とシマエナガとかも撮りたくなっちゃって、もう〝シマエナガ沼〟の深さは、計り知れません。

「兄ちゃん、あの人、前にも来てたよね…」

撮影：@his_ame_nature さん

「兄ちゃん、あの人、悪い人じゃないの？」「前にも会ったような気がするんだけど…」なんて会話が聞こえてきそうです。
森などをひとりで歩いていて、動物にばったり出会うと、こちらが動物を観察しているだけでなく、動物たちもこちらをジッと観察しているのを感じて、ドキドキしてしまうことがあります。
このお写真のキャプションにもこうありました「われわれはキツネに監視されている」と。
@his_ame_nature さんは、本州にお住まいで、「キツネちゃんを探すために運転免許をとった」のだそう。
〝キツネちゃん〟に会うために、北海道へ何度となく足を運んでいらっしゃっています。
ギャラリーは、かわいいキツネちゃんがいっぱいで、癒やされます。

貴重な〝夏毛〟のエゾクロテン

撮影：@yukiko_imaichi さん

夏毛の、エゾクロテンですねー。
冬に、ごくまれに出会うことはあるのですが、夏毛のお写真は、本当に貴重です！
しかも、キャプションには「人間に興味津々だったのか、気づけば足もと近くの岩まで来てくれた！」とありました。
なんと、うらやましいことでしょう！
冬毛になると、本当にもふもふして、顔はまるでキティちゃんのように、かわいらしい丸顔になるのですが、夏毛でシュッとした精悍さのあるエゾクロテンもとってもステキですね。
エゾクロテンは、いわゆる〝クロテン〟の仲間なのですが、ご覧のように見た目は薄茶色です。
足の先や、背中が、ちょっとだけ黒っぽさがあるくらいで、冬になると、さらに白っぽい色になりなります。
とってもかわいらしい顔をしていますが、基本的には肉食で、イイズナなどとともに〝森の小さな殺し屋〟とも呼ばれます。

エゾリス・・このあとどうなった？

撮影：@s.studio6 さん

木の枝に足を引っかけて、そのままさかさまになって、クルミの実のかたまりをかかえています。
木の幹に、アタマを下にしてつかまったままで、ごはんを食べている姿を見かけることはありますが、このようなアクロバティックな姿は初めて…、もうビックリです！
クルミの重さで、ドスンと木から落ちてしまいそうですが、このあとどうなったのでしょう？
@s.studio6 さんによると、「すべて落とさず、お持ち帰りしました」とのこと。

このあと、クルミを小分けにして、土の中に埋めたのでしょう。
エゾリスは冬眠しないので、冬の間の食料を秋の間に蓄えておかなければならないので、いまの季節は大忙し。
土に埋められたクルミなどの木の実の一部は、そのまま忘れられてしまい、春になると土から芽を出します。
エゾリスは、森を育てる存在でもあるのです。

しあわせそうな〝寝顔〟と思ったら・・実は！？

撮影：@t_ma808 さん

あらあら…木の上で、ウトウトと眠っちゃったのでしょうか？
エゾシマリスたちは、雪が降る前に、１メートルほどの穴を掘って、そこに木の実などを貯め込んで、春までの間、冬眠する準備のまっただ中です。
まさか、まだ冬眠の準備が出来ていないのに、もう眠くなっちゃったのではないですよね？
それとも働き過ぎて、疲れてしまったのでしょうか？
とってもかわいらしい〝寝顔〟ですねー。
でもお写真をよく見ると、〝うす目〟を開けて、こちらを見てますね！
「おっ、エゾシマリスが寝てる！」ってレンズを向けたカメラマンに、「いやいや、寝てないから！」なんてつぶやいているのかも知れません。

文：インスタグラム「北海道３大かわいい動物」プロジェクト事務局 ／ ami_papa

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