兄にまつわる悲しい過去が明らかに…山崎賢人“湊先生”の号泣シーンが胸を打つ＜グッド・ドクター＞

現在FOD・TVerで開催中の「#ドラ活浸れ、超自分的ドラマ生活。」で順次無料公開中のドラマ「グッド・ドクター」(2018年、フジテレビ系)が注目を集めている。

山崎賢人演じる主人公・新堂湊が失敗を繰り返しながら医師として成長していく同作でターニングポイントとなっているのが、湊の過去が明らかになった第6話。湊が「小児外科医になって子供の命を救いたい」という思いを改めて強くした第6話のエピソードを振り返る。(以下、ネタバレがあります)

高山先生の本当の思いが明らかに

「グッド・ドクター」は、2013年に放送された韓国KBSの同名ドラマを原作に、自閉症スペクトラム障がいでサヴァン症候群の青年・新堂湊(山崎)が周囲の偏見や困難を乗り越えて医師として成長していく姿を描く。

FOD・TVerで23日(月)まで無料公開中の第5話では、喉に深刻な病を抱えた天才ボーイソプラノ歌手・葉山響(城桧吏)の治療をめぐるエピソード、26日(木)まで無料公開中の第6話では、小児外科と産婦人科がタッグを組んで胎児と母体の処置を同時に行う難しい手術に挑むエピソードが描かれた。

同時に、湊を中心とした小児外科メンバーの成長や関係性の変化が繊細に描かれているのも「グッド・ドクター」の魅力。

第5話では、湊に必要以上に厳しくあたる小児外科エース医師・高山誠司(藤木直人)に自閉症の弟がいたことや、その弟をめぐってある後悔を抱える高山が、同じ過ちを繰り返したくないという思いから湊に厳しくあたっていたことが明かされた。

「いずれ傷つくことになるあいつを見たくないんだ…」。湊に冷ややかな言葉を浴びせてきた高山の切なすぎる本音が胸に迫る。

そして、高山をはじめ小児外科メンバーからも少しずつ受け入れられ始めた湊自身の足元を揺るがす事件が起きたのが、第6話。幼いころ湊を虐待していた父・航(遠山俊也)が湊のいどころを知るに至り、再び接触してきたのだった。

幼いころ虐待を受けていたにも関わらず、「お父さんが僕に会いに来てくれました。お父さんも僕にずっと会いたかったといってくれました」と素直に喜ぶ湊。だが、ふたたび航に裏切られ、さらに、兄の死にまつわる悲しい真実を聞かされて、ひとり「ごめんなさい…ごめんなさい…」と悲痛な涙を流す結果に…。

それでも、難しい症状を抱えた胎児とその母親の両方を産婦人科・小児外科合同チームで救うことに成功し、湊は自信を取り戻す。「僕は立派なお医者さんになって、お兄ちゃんの分も子どもをみんな大人にします」と、うれしそうに話す湊の透き通るように純粋な笑顔に心洗われるエピソードだ。

今回の無料配信でもふたたび注目を集め、「グッド・ドクターの山崎賢人くんの演技が刺さる」「演じるというより、湊先生になるという感じ」「グッド・ドクターが泣ける…湊先生がピュアすぎて」といった声も多く上がっている同作。難しい題材に挑む俳優陣の熱演にも心揺さぶられる名作だ。

「#ドラ活浸れ、超自分的ドラマ生活。」では人気ドラマを順次、FOD・TVerにて無料公開中。現在は「グッド・ドクター」のほか「絶対零度～未然犯罪潜入捜査～」(2020年)や「ようこそ、わが家へ」(2015年)、「振り返れば奴がいる」(1993年)などがラインナップされている。

※山崎賢人の「崎」は正しくは「立さき」