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キム・ジスが『花郎』の嫌われキャラから『家いっぱいの愛』の愛されキャラに大変身!

  • 2024.9.22

パク・ソジュンとパク・ヒョンシクをはじめとして多くのイケメンが出演した『花郎(ファラン)』は、本当に華やかな時代劇だった。ここでパク・ヒョンシクが扮していたのが、新羅(シルラ)の24代王の真興王(チヌンワン)だ。

この国王は先代王だった法興王(ポブンワン)の弟の息子。彼の母が法興王の娘の只召(チソ)太后であり、『花郎(ファラン)』ではキム・ジスが威厳を持って演じていた。どちらかというと悪役に近かったので、視聴者の中には良くない印象を持った人もいたかもしれない。

そんなふうに『花郎(ファラン)』でクセの強い役を演じたキム・ジスは、最新作の『家いっぱいの愛』では好感度が高い役に扮している。それが、ヒロインのクム・エヨンだ。

キム・ジス
(画像=JTBC)

彼女の夫はチ・ジニが演じたピョン・ムジン。かつてプロ野球のスター選手だったのだが、引退後は完全なダメ男となり、何をやっても失敗の連続。挙句の果てに行方不明となって死んだと思われた。

ところが、生きていた彼は再び家族の前に現れた。しかも、一転して資産家に成り上がっていた。さらに、エヨンたちが住むマンションのオーナーになったのだ。

多様性のある女優

ムジンとしては、裕福な立場を利用してエヨンと再び一緒に暮らしたいと願っていた。しかし、エヨンはその手には乗らなかった。なにしろ、かつてのムジンはことごとく商売に失敗して最悪の夫だったからだ。

それでも愛情あふれるエヨンはムジンを見捨てることはできない。彼女はかつてのダメ亭主を温かく見守る優しい心を持っていた。

さらに、エヨンは娘や息子を愛情たっぷりに見守っている。そういう意味で、『家いっぱいの愛』はキム・ジスの演じるエヨンの優しさが全面に出ているドラマだった。

かつて『花郎(ファラン)』で反感を買うほどの役を演じたキム・ジスは、『家いっぱいの愛』では180度違うキャラで視聴者の好感を得ていた。本当にキム・ジスは多様性のある女優だ。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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