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イオンで売上高1位のスーパー【マックスバリュ東海】、買い物して見つけたローカル商品とは?

  • 2024.9.22
イオンで売上高1位のスーパー【マックスバリュ東海】、買い物して見つけたローカル商品とは?の画像1
マックスバリュ外観(写真:サイゾーウーマン)

イオン系列の食品スーパー「マックスバリュ」。全国的に展開されているスーパーですが、運営会社は関東、東海、北陸とエリアごとに異なります。その中でも「マックスバリュ東海」のスーパーがイオン系列で売上高1位ということで、実際に行ってみました!

目次

・【マックスバリュ】とは?
・【マックスバリュ東海】の店に行ってみた!
・「金ごま香る焼鯖小箱(おさくらご飯)」(321.84円)を実食
・地域密着の結果、まるでアンテナショップに!

※2024年8月23日公開の記事を再編集しています。

【マックスバリュ】とは? イオン系列で売上高1位

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マックスバリュ外観(写真:サイゾーウーマン)

イオンのスーパーマーケット事業のひとつ、食品スーパー「マックスバリュ」。 出店エリアごとに運営会社が異なり、関東、東海、九州などとエリアごとに異なります。

マックスバリュ東海は、静岡県・愛知県を中心に、神奈川県・山梨県・岐阜県・三重県・滋賀県の7つの県及び海外(中国 広東省)でスーパーマーケット事業を展開。「地域に密着したスーパーマーケット」をコンセプトに、地域の特性に合わせたさまざまな商品を展開しています。

1997年9月に会社更生手続開始の申立てを行ったヤオハンジャパンが前身ですが、その後、イオン傘下のマックスバリュとして展開し、現在はイオンのスーパーマーケット事業の中で売上高1位の稼ぎ頭に大成長! 24年3~5月は営業利益が約4億円で、なにかと話題になりがちな「まいばすけっと」を超えています。

そんなマックスバリュ東海は地域密着経営を掲げ、「じもの」に注力しているそう。地域ならではの食材や加工品を展開するのが特徴のようです。

なお、イオンは9月18日からマックスバリュをはじめイオン、イオンスタイルなど全国約1万店舗で、PBトップバリュ19品目を値下げするとのこと。

【マックスバリュ東海】行ってみた! 静岡のご当地商品がたくさん

地域の食材を並べているというマックスバリュ東海。どんなスーパーなのかチェックするために神奈川県の店舗にやってきました。

野菜売り場は北海道産のにんじんや岩手県産ピーマンがバラ売りされていたり、福島県産きゅうりの大袋で安価で用意されていました。しかし、地元産の野菜コーナーはかなりコンパクト。これならヨーカドーのほうが頑張ってるかも? とちょっとがっかりしてしまいました。

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「7種類のスプラウト」105.84円(写真:サイゾーウーマン)

一方、スプラウトは静岡県産のものがズラリ。筆者が利用する東京・神奈川のスーパーでは見たことのない「静岡県産7種類のスプラウト」は珍しくてカゴに入れてしまいました! トップバリュものスプラウトもありますが、そちらも静岡県産でした。

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「富士山ありがとう」フェア?(写真:サイゾーウーマン)

豆腐売り場では、なにやら目を引くポップを発見。富士山のイラストと「富士山ありがとう 対象商品」と書かれています。

売上げの一部が富士山の保全活動に寄付されるそう。対象商品の木綿豆腐は、静岡県の会社が富士山の伏流水で製造しています。豆腐コーナーを見回すと、見たことのないパッケージの厚揚げもあり、こちらも静岡の会社による商品でした。

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「木綿豆腐」105.84円(写真:サイゾーウーマン)

鮮魚コーナーは地元感弱め?

鮮魚コーナーでまず目についたのは、浜名湖産のあおさのり。三浦半島の名産だという湯通し塩蔵わかめもあり、静岡と神奈川の地元商品をしっかり展開しています。

これは鮮魚にも期待ができそう! とチェックするも……。午後3時という時間帯がよくなかったのか、切り身も刺し身も色が少々悪く、魅力を覚えるものはありませんでした。

干物は沼津や小田原のものが並んでいますが、鮮魚は店内加工したチリ産の銀鮭切身が点数多めに展開されていたので、静岡や神奈川に力を入れてるわけではなさそう。筆者は普段買い物に使っているベルクは、小田原港直送の鮮魚を並べているので、物足りなさが残ります。

一方、精肉売場はトップバリュの純輝鶏をはじめ、地元のブランド肉も並んでいます。静岡県産「ふじのくにハーブ鶏」といった肉は初めて見ました。トップバリュの商品比率が高くないのは好印象!

総菜コーナーは魅力が弱め?

総菜コーナーは中華料理やお弁当など定番のものが並んでいますが、これといって手が伸びるものがなく、ちょっとがっかり。

しかし、目立たないながらちゃんとご当地感のある商品もありました! 静岡県産のしょうゆを使用したという「金ごま香る焼鯖小箱(おさくらご飯)」321.84円。昼ご飯として購入しました。

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(写真:サイゾーウーマン)

ここまでで十分に静岡を推していることが確認できたのですが、調味料などもチェックしていくと、さらなら静岡ローカル商品が続々と出てきました。

実は静岡出身の筆者。この竹茗堂「ウス茶糖」が、神奈川のスーパーで普通に並んでいることにびっくり! なかなかマニアックだとうなりました。

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「ウス茶糖」278.64円(写真:サイゾーウーマン)

こちらは「うめえぞこれはしょうゆ」。「富士山ありがとう 対象商品」です。

富士山と駿河湾の写真を使ったインパクトあるデザイン、そして「静岡焼津の漁師がお勧めする超特選醤油」の説得力が強くて買わずにはいられませんでした。使うのが楽しみです!

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「うめえぞこれはしょうゆ」321.84円(写真:サイゾーウーマン)
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すごいキラーフレーズ(写真:サイゾーウーマン)

「焼津」という地名を打ち出した商品が多く目についたのですが、ニュータッチのカップ麺「凄麺」ご当地シリーズの「焼津」も山のように積まれて推されていたのには思わず笑ってしまいました。

またカップ麺でいうと、主に西日本から中部エリアで販売され、なぜか静岡でずば抜けて売れているという「金ちゃんヌードル」が普通に並んでいたのには感激です!

【マックスバリュ東海】「金ごま香る焼鯖小箱(おさくらご飯)」(321.84円)を実食

さばの身がたっぷり乗っているお弁当「金ごま香る焼鯖小箱(おさくらご飯)」。ぱっと見は普通のさばご飯ですが、「静岡県産醤油を使用」とシールに書かれています。 静岡ブランドを前面に出していますね!

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(写真:サイゾーウーマン)

ふたを開けてびっくり。見た目以上にさばの量が多い! まるで押し寿司のようにギュウっと圧縮されています。

実食すると、さばの塩加減は軽め。たくさんのっていてもしょっぱく感じることはありません。静岡県産のしょうゆを使ったご飯のほうも、香りと味が良くさばとの相性は◎。温めずにいただいても十分おいしいですが、加熱したほうが香りが立ってより楽しめそうです。

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さばの身がぎっしり(写真:サイゾーウーマン)

さばフレークのような小さめな身ではなく、ゴロっとしたサイズのものがたくさん入っていたのも好感度大! 満足感が違います。

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さばがちゃんと大きい(写真:サイゾーウーマン)

製造も静岡県でした。本当に地域密着が徹底しています!

【マックスバリュ東海】地域密着の結果、まるでアンテナショップに!

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(写真:サイゾーウーマン)

マックスバリュ東海を今回ほぼ初めて利用して、楽しい時間を過ごせました。その理由はこの2つ。

①東京、神奈川のスーパーでは見られない静岡の商品がたくさん
②地域密着が高まったことでアンテナショップ化している

「ここは静岡です」と言われたほうが納得できるほど、筆者がこれまで見てきた東京・神奈川のスーパーとはまるで違う品ぞろえ。見たことのない商品の製造元をチェックしたら、静岡県の会社だったことがほとんどでした。

店側も「浜名湖」「焼津」「三浦半島」など産地をしっかりアピールしているので、「こんな名産があるんだ」と新たな気付きが得られます。神奈川の秦野の名産品は手書きのポップで丁寧に紹介されていました。しかも、その名産品がちゃんと売れて品薄になっているんです。店側の一方通行になってないことにすごさを感じました。

こうした姿勢は同社が掲げる「地域密着」経営ゆえかと思いますが、イオン系という巨大スーパーであっても、きっちり徹底するとローカルスーパー化するんだなあと実感した次第です。今後も、さらなる東海密着の品揃えを楽しみにしています!

サイゾーウーマン編集部
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