1. トップ
  2. レシピ
  3. 肩肘張らないデートなら、新橋のビルに潜むおしゃれな“屋台風中華”へ!

肩肘張らないデートなら、新橋のビルに潜むおしゃれな“屋台風中華”へ!

  • 2024.9.22

新橋の烏森神社近くの路地沿いにある、密かに賑わう屋台風中華『屋上屋台中華りんりん』。

“ロブション”出身のシェフが腕を振るい、フレンチのエッセンスを効かせた中華メニューを提供している。

テラス席があるのも嬉しいポイントで、肩肘張らない気軽なデートを楽しみたい夜におすすめ!

シェフ独自の解釈を加えた、既視感なき中華メニューが食欲をそそる
新橋『屋上屋台中華りんりん』の外観
店は烏森神社近くの路地沿い。1階の小料理屋『らんたん』左手の階段を上る。ビルの郵便受けには密かにショップカードの掲示あり


無数のビルがひしめく新橋では密かに営まれる人気店も少なくないが、この店の隠れようには驚くばかり。

手がかりは少なく、ビル名を頼りに階段を上ると、その先にショップカードの貼られたドアが現れてようやく確信する。

新橋『屋上屋台中華りんりん』の入口
東京カレンダー


階段を上り切った先に現れるドアはおよそ店舗らしからぬ造りだがこの向こうに店はある。

ここにもショップカードが貼られている。

新橋『屋上屋台中華りんりん』の内観
店内はフルオープンキッチンを囲むコの字型カウンターが中心。ほかにテラス席もあり、そちらは空いていれば予約なしでも入れる


店内はカウンターが主体。角材も使われた手作り感満載の造りで、確かに屋台のよう。

新橋『屋上屋台中華りんりん』の「黒エビチリ」
イカ墨で色とコクを表現。「黒エビチリ」¥880


さらに驚くのが料理のオリジナリティで「黒エビチリ」など、ネーミングだけで興味をそそるメニューがそろう。

新橋『屋上屋台中華りんりん』の高橋駿太シェフ
高橋さんは“ロブション”で6年も腕を磨いた俊英。オープンと同時にシェフに就任


「初めての美味しさを味わっていただきたいです」と笑うシェフの高橋駿太さんは六本木『ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション』出身。

そのため料理にフレンチのテクニックとセンスが活かされるのは当然だが、祖父が新宿にかつてあったモダンチャイニーズの総料理長だったというバックボーンもあるせいか、中華としてもかなりの完成度。

クセになる旨みが潜み、忘れられなくなる。

新橋『屋上屋台中華りんりん』の「ホタルイカの焼きビーフン」
東京カレンダー


ニンニクが効いたペペロンチーノ味。シンプルな分、ホタルイカの旨みが際立つ。

「ホタルイカの焼きビーフン」¥580。

新橋『屋上屋台中華りんりん』の「麻婆チーズ」
東京カレンダー


オーナーのつながりを活かした他店のトップシェフ考案のオリジナルメニューも。

中目黒『クラフタル』の大土橋真也シェフが考えたカスレ的麻婆。トマトペーストやパプリカパウダーで赤く染めた。「麻婆チーズ」¥680。

新橋『屋上屋台中華りんりん』の「青椒肉絲ステーキ」
札幌『メリメロ』佐藤大典シェフも定番を巧みにアレンジ。肉の旨さがガツンとくるステーキスタイルで提供。「青椒肉絲ステーキ」¥880


程良い広さでいつも満席と、熱気に満ちた店内もこの上ない心地良さ。こんな夜もいいとふたりで実感する。

▶このほか:名作『アルプスの少女ハイジ』の実写映画には、スイスの大自然を感じるワインを合わせて

元記事で読む
の記事をもっとみる