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「奇跡かも」目の前で倒れた女の子を救助。親しくなるも少女は消息不明に…数年後、再会した場所は!?

  • 2024.9.22

私は30代の専業主婦。夫とは結婚7年目ですが、子どもはいません。私たちは子どもが大好き。現在不妊治療3年目です。不妊治療はお金や体力・時間との勝負。その難しさに私は時折ネガティブになってしまいますが、夫はいつも励ましてくれています。

ある日、私たちが気分転換に近所の公園を散歩していると……

目の前で女の子が倒れて……

突然、小学生くらいの女の子が目の前で倒れました。私たちは応急処置をして救急車を呼び、病院まで付き添うことに。結局、女の子は軽い熱中症だとわかり一安心。

その後、女の子の母親が病院に現れましたが、私たちにお礼を言うこともなく「倒れたんだって? あれだけ迷惑をかけるなって言ったでしょ!」と女の子を叱責しています。

私たちは「そんなに叱らなくたっていいのに……」とモヤモヤした気持ちを抱えながら、病院を後にしました。

女の子が突如いなくなった

翌日、公園の前を通りかかった私は昨日の女の子と再会! 女の子はきちんと昨日のお礼を言い、それからというもの私たちは毎日のように公園で楽しい時間を過ごすように。女の子との時間は、不妊治療の困難さを忘れさせてくれる癒しの時間でした。

しかし1カ月後、突如として女の子の姿が公園から消えました。私は心配して待ち続けましたが、一向に現れる気配がありません。夫に相談すると心配してくれましたが、どうすることもできずにいました。

不妊治療を続けることさらに3年、2人は子どもを諦める決断をしました。そして、病院を出る際、「養子縁組制度」についてのポスターが目に入ったのです。

女の子と奇跡の再会。家族へ。

養子縁組制度に関心を抱いた2人は、施設を訪問。そこでは、なんとあの女の子が生活していたのです! 3年ぶりに会った女の子は私たち夫婦のことを覚えていてくれて、感動の再会を果たしました。女の子の母親が姿を消したという事情を知った2人は、この子を家族として迎える決断をしました。

女の子の意見を聞いてみると「私、きっとこの人たちの子どもは、すっごく幸せなんだろうな、羨ましいなって思っていたの」と。夫が「俺たちは親子になるべく出会っていたんだよ、迎えに来るのが遅くなっちゃってごめんな」と言い、3人でぎゅっと抱き合い、晴れて家族になりました。

3人の穏やかで楽しい暮らし

今日は娘の中学の入学式。


「ママ、もう時間だよ!早く出発しないと!」「私の忘れん坊は、パパ似だね! パパは保護者代表挨拶するんだから、しっかりしてよね!」と朝から準備に追われています。そんなドタバタの朝も、私たち一家にとっては楽しい日常です。


「さあ、入学式へ行こう!」と、3人は笑顔で家を出発しました。これからも穏やかな日々が3人に続きますように……!

【取材時期:2024年8月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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