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「幼い頃、父に捨てられた」 カラスコ、自分を捨てた父の祖国ポルトガルへの思いとは

  • 2024.9.21
「幼い頃、父に捨てられた」 カラスコ、自分を捨てた父の祖国ポルトガルへの思いとは
「幼い頃、父に捨てられた」 カラスコ、自分を捨てた父の祖国ポルトガルへの思いとは

Text by 井上大輔(編集部)

2023年からサウジアラビアのアル・シャバブでプレーしているベルギー代表ヤニック・カラスコ。

彼はポルトガル人の父、スペイン人の母のもと、ベルギーで生まれた選手だ。

『A Bola』によれば、そのカラスコは、自身の生い立ちについてこんな話をしていたそう。

「ポルトガルは自分の一部。僕が幼い頃に父から捨てられたことは誰もが知っている。彼はポルトガル人だったから、僕の血の一部はポルトガルだ。

いや、僕にとってポルトガルは苦しみではない。母の再婚相手もポルトガル人だったし、自分にはポルトガル人の父を持つ姉と弟がいる。彼とよく休暇でポルトガルに行ったから、いい思い出もあるし、そこでも楽しい時間を過ごしたしね」

ポルトガル人の父は家庭を捨てたというが、それでもポルトガルに嫌な印象は抱いていないようだ。

そのカラスコは、サウジだけでなく中国でもプレーした経験がある。彼は「モチベーションは同じだが、考え方が違う。自分はサッカーが好きで、プレーするのが好きで、競争心が強い。それは自分がプレーする世界中のどのチームでも同じ。中国でプレーした時も同じだった。いつも自分の才能でピッチ内外での貢献したい」とも話していたそう。

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