1. トップ
  2. レシピ
  3. 【シーザーサラダ】をオリジナルレシピで作ってみた!「シーザー」の由来は勘違いしている人が多いかも⁉

【シーザーサラダ】をオリジナルレシピで作ってみた!「シーザー」の由来は勘違いしている人が多いかも⁉

  • 2024.9.21

初めてシーザーサラダを食べたのは、何十年も昔のことのように思います。なんとなく「シーザーって、あのローマ皇帝だったジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサル)のことだよね?」と記憶していましたが、どうもそうではないらしいんですよ!YouTubeチャンネル「Genの炊事場 SUIJIBA」でシーザーサラダのオリジナルレシピを発見したので、由来も確認しながらさっそく作ってみました!





GenさんはYouTubeでチャンネル登録者数127万人の『Genの炊事場 SUIJIBA』を運営しています。料理も動画も趣味だそうで、脚本や小説も書いていると概要欄に書かれていましたよ。

「シーザーサラダのオリジナルレシピ」の材料と作り方

【材料】※1~2人分
ロメインレタス…適量
アンチョビ…小さじ1~2
にんにく…小さじ1~2
ディジョンマスタード…小さじ1
ウスターソース…大さじ2(バルサミコでも可)
黒こしょう…小さじ1
卵黄…1個分
ライム…1/2個(画像は1個ですが、使うのは1/2です)
オリーブオイル…50ml
粉チーズ…適量



ロメインレタスは1枚ずつに分け、根元を良く洗って水気を切っておきます。
にんにくはみじん切りにしておきます。
ライムは絞っておきます。

【作り方】※調理時間:10分弱
1. にんにくをフライパンに入れ、まんべんなく浸かる程度のオリーブオイル(分量外)を入れます。



2. 焦がさないように弱火で炒め、容器に移して粗熱を取ります。



3. 大きめのボウルにアンチョビ、にんにく、ディジョンマスタード、ウスターソース、黒こしょう、卵黄、ライム汁を入れてよく混ぜます。



4. オリーブオイルを少しずつ加えて、さらによく混ぜます。


5. ロメインレタスを入れて和えたら器に盛り、粉チーズを振りかけて出来上がりです。



見た目は大雑把なサラダですが、ロメインレタスにまとわりついたドレッシングと粉チーズを口に入れた瞬間、得も言われぬ旨味になって口いっぱいに広がります。さらに噛んでいる間に、にんにくやアンチョビの味がそれぞれ感じられてきて、実はとても複雑で繊細なドレッシングだということが分かってきます。おそらくいろいろな生野菜にかけてもおいしいのでしょうが、ロメインレタス独特の苦みと甘みとの相性が抜群で、そして何といっても食感が最高なのです。材料を見ただけでおいしそうなドレッシングですが、これだけ味が強い材料を組み合わせてバランスが取れているのがすごいです。そもそもはあり合わせで作ったというのですから、偶然から生まれた奇跡のドレッシングといってもいいと思います。

今ではユリウス・カエサルというラテン語の呼び名が一般的ですが、わたしが学生だった頃はジュリアス・シーザーという英語の呼び方で習いました。なので、シーザーサラダという名前を初めて聞いたときは「あのシーザーのサラダ?」と思ったものです。実際はメキシコのレストラン「シーザーズ・プレイス」のオーナーでイタリア系移民の料理人、シーザー・カルディーニさんがあり合わせで作ったのでシーザーサラダという名になったそうです。その作り方が、言い伝わって現在に至ります。ただオリジナルにはアンチョビは入っていないなどの話も伝わっているなど、完璧なレシピが残っていないので誰も確認できないのが残念ではあります。

生野菜がロメインレタスだけですのでドレッシングの味が分かりやすいのですが、アンチョビやにんにくの量を加減したり、チーズをかけずに食べてみたりと様々な変化が楽しめるサラダでもあります。さっぱりとした肉料理に合わせてもおいしそうですし、いろいろなトッピングを追加してもよさそうです。今や世の中には多くのドレッシングがありますが、何気にシンプルなドレッシングの方が飽きずにずっと楽しめるのかなとも思います。

簡単にできるのにとてもおいしいサラダですので、ぜひ作ってみてください!

元記事で読む
の記事をもっとみる