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【『善徳女王』の三大キャラ】怪物ミシルに挑むトンマンとチョンミョンに勝ち目はある?

  • 2024.9.20

時代劇『善徳女王』の前半では、コ・ヒョンジョンが演じる妖女ミシルの怪物ぶりが鮮明に描かれていた。彼女は、チョ・ミンギが扮している真平王(チンピョンワン)以上に王権を強力に発揮していた。

ミシルがそこまで権力を掌握できたのは、深刻な日照りのときに雨ごいによって雨を降らすことができたからだ。以後、祭儀に関してミシルが主導権を取るようになった。そこで成果を挙げることで、ミシルは絶対的な権力者になれたのだ。

その一方で、国王でありながら情けないのが真平王であり、彼はミシルを常に恐れていた。真平王がここまで弱気なのは、3人の息子がみんな早死にしてしまったからだ。このままでは後継ぎがいなくなる。そうなれば、王位をミシルの親族に奪われるのが目に見えていた。それが真平王にとっては一番の恐怖であった。

その危険性を察知していたのが、真平王の娘のチョンミョン王女(パク・イェジン)だった。彼女は自分が先頭に立ってミシルに対抗していく覚悟を持っていた。その際に頼りにしたのが、オム・テウンが演じるキム・ユシン(金庾信)とチョン・ソンモが演じている父親キム・ソヒョン(金舒玄)だった。

この親子は大変優秀なので、ミシルを牽制するのに最適な存在だった。それゆえ、チョンミョン王女はキム・ソヒョンとキム・ユシンを重用した。

『善徳女王』
左からトンマン、ミシル、チョンミョン王女(写真=(C)MBC)
激しい三つ巴

そういう展開の中で、主人公のトンマン(イ・ヨウォン)は何をしていたのか。彼女は後に善徳女王になるのだが、ドラマの前半ではエリート集団の花郎(ファラン)の一員として切磋琢磨の日々を送っていた。それでも、利発さが際立っているので、徐々に台頭していくはずだ。

こうして『善徳女王』は、ミシル、チョンミョン王女、トンマンの激しい三つ巴になっていくだろう。そのとき、本来は真平王の娘であるトンマンが、どうやってミシルを凌駕していこうとするのか。その戦いぶりがとても興味深い。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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